アニメ作品に登場する、多種多様な魅力あるキャラクター・・・その中に、「男前な女性」というカテゴリーがあります。
凛々しく強く、男性顔負けの力と、心の強さを持ち。
なおかつ、女性ならではの魅力も持っている・・・。
今回は、そんな男前キャラをもった女性「姉御キャラ」をテーマにお話させて頂きます。
目次
男前の女|姉御キャラランキング
第9位:朽木ルキア
最初に挙げたいのは、「BLEACH」に登場する、副主人公の朽木(くちき)ルキア嬢です。
彼女は、この世のバランスを保つ死神の一人。
小柄で華奢な体格ながら、キリリと凛々しい少女です。(実年齢は百歳以上ですが)
古武士のような厳めしい口調に、キリッとした表情。
スレンダーな体型と相まって、少年のような、ボーイッシュな印象です。
墨染めの衣を纏い、白い刀を操る姿は優雅です。
見た目は幼くても、戦士としての実戦経験はかなりのもの。
主人公の高校生・一護(いちご)を教えサポートする、頼もしい相棒です。
またプライベートでは優しく、官位が下の花太郎に、気さくに話しかけたり、仲間を案じたり。
意外に人見知り&シャイで、友達作りが下手という一面も見せてくれます。
親しい人の前では砕けた表情もしますが、普段は死神として、貴族の一員として、凛々しく振る舞うルキア。
可愛いらしい顔立ちとのギャップが、堪らなく魅力的です。
一護との関係も、恋愛を思わせないさっぱりしたもの。
彼女も、間違いなく「男前女子」にカウントされる人物です。
そして、そんな彼女達は、全員とても魅力的なのです。
第8位:伊藤 伸恵
ばらスィー/KADOKAWA・童夢・苺ましまろパートナーズ・TBS
アニメ「苺ましまろ」より引用
いきなり一般庶民になった感がありますが、第8位は「苺ましまろ」から伸恵姉さん。
あれだけの悪ガキ共(松岡 美羽だけか・・・笑)が次々と伸恵の元へと集結してくるのですから、彼女は姉御と言わざるを得ません。笑
怠惰でやる気がなく、タバコと酒を愛する永遠の16歳。
大学には行かず、毎日アジトでダラダラと過ごし、タバコが切れた時だけ外出する。
まさにゲスの極みぃぃぃぃ!笑
しかし、それなのに、いやそれゆえにすっかりアジトに群がる子供達の姉御と化し、可愛いモノを守るための活動を行なっています。笑
どこかカリスマ性を感じずにはいられないため、今回のランキングに選出しました。
第7位:中嶋陽子
まず思い付く、該当するキャラクターは「十二国記」に登場する、中嶋陽子(なかじまようこ)です。
現代日本に生まれながら、数奇な運命により異世界の女王となった彼女。
凛々しい顔つきと口調に、いざという時は剣を振るって戦う、勇ましい女性です。
しかし彼女も、最初からそんな性格だった訳ではありません。
むしろ、故郷で高校生をしていた時は、周りの顔色を伺い、オドオドしていました。
摩擦を避けて、常に良い子として振る舞い、教師や親にも従順に従う・・・今とは、正反対のタイプだった彼女。
しかし異世界に連れて来られ、命からがら逃亡生活を送る中で、剥き出しの感情を見せるようになります。
妖魔と戦いを繰り返し、誰が味方か神経を尖らせる毎日。
そんなハードな時期を経たせいか、女王となった今も、ヒラヒラした格好は苦手な模様。
むしろ身分を隠し、街にいる時の方が、ずっと生き生きしています。
男物の服を着て、少年のような言葉使いをして。
悪漢に絡まれても、逆に反撃するほどの冷静さと、据わった肝の持ち主ですし。
妖魔が憑依して、腕がアップしていることを差し置いても、若い女性とは思えない頼もしさです。
王として、また一人の人間として、勇気を持って困難な道を進む陽子。
そんな彼女は、今や押しも押されぬ「男前女子」の筆頭です。
第6位:坂上智代
©VisualArt’s/Key/光坂高校演劇部
アニメ「CLANNAD」より引用
第6位には「CLANNAD」から智代アフターがランクイン。
「CLANNAD」にはもう1人の姉御肌藤林杏がいますが、やはり周囲を従わせる姉御肌、カリスマ性を持っているのは高校2年生にして生徒会を取り仕切る智代でしょう。
周囲の不良どころか、あの春原までも虜にし、1000ヒットで追い返した姿は高いカリスマ性を感じさせます。
それでいて毎朝朝ご飯と弁当を作りに来てくれる程の尽くす姿勢も見せるというギャップ。
さらにカチューシャというギャップ。
まさに付いていきたくなる姉御肌の女性と言えるでしょう。
第5位:レベッカ・リー
(C)2010 広江礼威・小学館/BLACK LAGOON製作委員会
アニメ「BLACK LAGOO」より引用
第5位はBlack Lagoonからレヴィ。
男勝りの性格で短期。
まさにトラブルメーカーと言えるようなキャラクターですが、何かトラブルが起きた時には付いていきたくなるような判断力と格好良さを併せ持ちます。
特に銃撃戦なんかになってしまったらついついレヴィの方を見てしまいますね。
って言ってもそんなシーンなんて日本人の我々にはほぼお目にかかれないシーンですが。(;゜ロ゜)
第4位:ナウシカ
第4位はあのジブリ作品からナウシカを選出。
姉御とはほど遠いような子供向け作品として知られるジブリですが、どの作品も奥が深く、大人も楽しめる作品ばかりです。
その中でも「風の谷のナウシカ」はジブリ初作にして最も背景のストーリーが濃い作品と言えるかもしれません。
「風の谷」の族長であるジルの末娘で、その家族は父親以外全て腐海の毒で亡くなっています。※ちなみに父も毒に犯され床に伏せています。
しかし、それでも「風の谷」を守るべく代表として周囲を気遣い指揮をしています。
子供達には「姫姉さま」として慕われ、「風の谷」の住人にも愛されている存在。
深い母性と強い芯をもった素敵な女性。
まさに「付いていきたくなる尊敬すべき女性」と言えますね。
第3位:鬼龍院皐月
そして、同じ系統の女性として挙げたいのが、「キルラキル」に登場する、鬼龍院皐月(きりゅういんさつき)さまです。
思わず「様」を付けたくなるほどに、彼女はカリスマ性溢れる人物。
まだ高校生ながら、帝王と呼んで差し支えない、覇気に満ちた女性です。
黒く長い髪に、太く凛々しい眉毛。白い制服を着こなし、日本刀を構える姿は、もはや覇王の貫禄があります。
皐月さまは、「本能寺学園」を恐怖で支配する生徒会会長。
主人公の纏流子(まといりゅうこ)とは、何度も衝突してきました。
逆らう者には容赦せず制裁を加え、人間を駒のように動かす、皐月さまと生徒会。
教師さえも彼女には逆らえません。
しかし、その本心は、絶大な権力と力を持った母・羅暁(らぎょう)に反旗を翻えす目的を秘めていました。
生命戦維と一体であり、世界を支配しようとしている母。
彼女を討つ為、ひたすら力を研ぎ、従うふりをしていたのです。
そして彼女を動かしていたのは、生まれたばかりの妹を実験台にした挙げ句、廃棄した母への怒りでもありました。
実は流子こそが、死んだと思われていた、皐月さまの実妹だったのですが。
冷徹な仮面の下に、暖かい心を隠し持っていた皐月さま。
それでいて、目的の為に一切を隠し、血も涙も無いような振る舞いを続けていた皐月さま。
人に恐れられ、誤解されても構うことなく……その心の強さは、どんな男性も敵わないほど。
そんな彼女だからこそ、生徒会のメンバーから崇敬され、何があってもついていく、と思われる由縁なのだと思います。
終盤、妹の流子に真実を明かし、和解した後は、徐々に本来の優しさを見せるようになりました。
宇宙から落下(!)した流子を、全裸のまま猛ダッシュで受け止めた皐月さま。
「お帰り」と告げる姉に、流子も初めて「姉さん」と告げる、胸が熱くなる場面でした。
エンドロールでは、流子とその友人のマコと共に、ショッピングを楽しむ皐月さまの姿が見られます。
長かった髪をバッサリと切った今、少しずつ自分の人生に向かって歩み始めるのでしょう。
主人公の流子はもちろん、お疲れ様と言ってあげたいほど、駆け抜けた皐月さま。並みいる男性陣を押し退けて、ナンバーワン男前キャラクターです。
第2位:草薙素子
(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊製作委員会
アニメ「攻殻機動隊2ndGIG」より引用
第2位は「攻殻機動隊」公安第9課の少佐を務める素子さん。
全身義体の女性型サイボーグであり、特A級のハッカー。
このプロフィールだけで既に危険人物であると言うことが分かるでしょう。笑
しかし、彼女は警察の人間なのでご安心を。
彼女の場合、上のようなプロフィールに加え、高い統率力を併せ持ち、的確な判断力も持つという上司にしたいNo.1の女性。
男性さえも抱かれたいと思うようなかっこいい女性です。
どんなピンチでもこの人さえいれば万事オーケーとさえも思える何でもデキちゃう姉御です。
第1位:バラライカ
(C)2010 広江礼威・小学館/BLACK LAGOON製作委員会
アニメ「BLACK LAGOO」より引用
さて・・・素子さんを超える程の逸材。
第1位に選出した姉御は「Black Lagoon」のバラライカです。
この人こそ「ザ・姉御」。
アフガン侵攻の際に、捕虜となってしまい・・・そこで負った傷跡が体に明確に刻まれ、そのたたずまいだけで壮絶な経験を経た人物だと言うことが一瞬で分かります。
2ちゃんねるに誹謗中傷を書き込んでいる程度の悪い事だったとしても、書き込んでいる最中にドアが開き「おやおや、何をしているんだい?」とバラライカが顔を覗かせただけで死を予感します。笑
それほどの凄みと威圧さを持っている姉御。
特に僕が痺れたのは、「跪け」です。
ちょっと調子に乗りすぎたヘンゼルを戒める最高にクールなシーンでした。
このシーンはたくさんのブラックラグーンファンが痺れたシーン。
同時にバラライカ姉さんの怖さとたくましさと、哀愁の深さと、格好良さが詰まったシーンでもあります。
バラライカには壮絶な過去を背負い、年を重ねたからこそ出せる味の深さがありますね。
超痺れますわ。
以上が男前の女「姉御キャラ」ランキング。
皆さんが思う姉御キャラはランクインしていたでしょうか?