2018年1月放送開始から独特な世界観が話題の異色のロボットアニメ作品「ダーリン・イン・ザ・フランキス」、通称ダリフラ。

伏線だらけで謎も多く、色々深読みをしてしまうような不気味でゾッとする描写や台詞が気になり毎回見ています。

この記事では今後の展開が気になって仕方がないダリフラについて考察していきます。ネタバレ内容を含みますのでご注意ください。

 

 

ダーリン・イン・ザ・フランキスの舞台設定・あらすじ

TVアニメ「ダーリン・イン・ザ・フランキス」PV第1弾 | 2018.1 on AIR

©ダーリン・イン・ザ・フランキス製作委員会
アニメ「ダーリン・イン・ザ・フランキス」より引用

 

「マグマ燃料」の採掘のため環境破壊が進んだ近未来の地球が舞台。

廃墟になった街が登場しますが、現代の日本のような町並みが荒廃しています。

人も住んでいない不気味な廃墟もそんなに時間は経過していないようにも見えます。

どうして人々は町を捨てたのか、その人たちはどうなったのか。

 

実は、「叫竜」という謎の巨大生物がはびこった世界。

 

謎の巨大生物「叫竜」

マグマ燃料のエネルギーに反応に集まるといわれる「叫竜」。

 


©ダーリン・イン・ザ・フランキス製作委員会
アニメ「ダーリン・イン・ザ・フランキス」より引用

 

見た目は様々ですが、とても生き物とは思えない不思議な見た目。

 

青い液体は血液なのか、体内のコアの破壊をもって倒すことができます。

そんな「叫竜」に対抗するために生み出したのがヒト型兵器・・・「フランクス」。

 

フランクスとは?

人間は対叫竜兵器として「フランクス」を開発。

女の子のようなかわいい見た目の人型ロボット兵器。

 


©ダーリン・イン・ザ・フランキス製作委員会
アニメ「ダーリン・イン・ザ・フランキス」より引用

 

その生みの親はフランクス博士。

 


©ダーリン・イン・ザ・フランキス製作委員会
アニメ「ダーリン・イン・ザ・フランキス」より引用

 

操縦は男女の子供2人1組。

女の子「ピスティル」が四つん這いになって機体と同調し、ピスティルのスーツが変形した操縦桿を握るのが男の子「ステイメン」。

ピスティルの感情を映し出したような表情豊かな目や口のフランクスはかわいくも有り、不気味でもあります。

 

この操縦のために教育された子供たちを「パラサイト」と呼びます。

 

パラサイトとは?

フランクスの操縦をすることだけを許された子どもたちはフランクスのパイロット「パラサイト」として隔離された環境で育てられ、名前もなくコードネームのみの存在。

その差別的な環境も「当たり前」だと教育されています。

 

親や身内の存在も無く、「大人たち」「パパたち」は彼らを人間として扱っている感じも全くないため、非常に不気味・・・フランクスの操縦の適正があった孤児を集めたというよりは、人工的なクローンなどの可能性が高いように感じます。

「叫竜」の血を引くといわれるヒロインのゼロツーの存在もそう考えると納得できます。

 

 

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ダーリン・イン・ザ・フランキスの謎

ゼロツーの不思議

叫竜の血を引く赤い角の生えた少女「ゼロツー」。

 


©ダーリン・イン・ザ・フランキス製作委員会
アニメ「ダーリン・イン・ザ・フランキス」より引用

 

存在自体が不思議ですが、彼女は「パートナーごろし」の異名で恐れられています。

 

ゼロツーの過去のパートナーはフランクスに3回しか乗れず亡くなっています。

ゼロツーとの3回目の出動後も無事帰還した主人公ヒロ。

 


©ダーリン・イン・ザ・フランキス製作委員会
アニメ「ダーリン・イン・ザ・フランキス」より引用

 

彼はフランクス博士に「己の感情まで喰われるな」と忠告されています。

フランクスはパートナーの男女同士がシンクロすることで起動しますが、ゼロツーとシンクロしすぎると何かまずいことになるのか?

ゼロツーとの搭乗時にヒロの体に異変が出たように見えたのも精神面が強く関わっての体の変調だったのかもしれません。

 

フランクス博士の目的

パラサイトたちは人間の成長過程で当たり前の思春期も「子どもらしくない」「早期の介入が必要な事態」と言われ、戦うこと以外の知識を全く与えられることなく育てられています。

 

そんななか、フランクスの生みの親であるフランクス博士はパラサイトたちだけで海での休暇を与えます。

海水浴やBBQを楽しませ、人間たちの捨てた廃墟を探検させる目的は何なのか?

そんな中フランクスは廃墟で母子手帳を拾います。

 

どうやら、大人たちはパラサイトの子どもたちから意図的に性的な情報を隠しています。

母子手帳を拾った(博士が拾わせた?)流れを考えると、妊娠出産につながる情報を子どもたちが知ると問題でもあるのか?

キスの存在を知らずに思春期を迎えた子どもたちの今後が気になって仕方ありません。

 

もしも、この母子手帳との出会いが偶然ではなく、フランクス博士の目論見だったら・・・。

博士が何かをたくらんでのことだとしたら・・・やはりパラサイトの出生には秘密があるのかもしれません。

 

また、子どもたちは、自分たちが所属している第13部隊は一度全滅していることを偶然知ってしまいます。

薄々感じてはいたものの、改めて突きつけられた現実にショックを受けています。

「どうせそのうちみんな死んじゃうだろうから」「このままだと死んじゃうよ」などとゼロツーは度々言っていましたが、これは戦いのなか全滅するという意味なのか、子どもたちが使い捨ての存在でしかないという意味なのか。

 

思春期を迎えても大人になることは許されない存在である可能性も考えてしまいます。

戦う道具として育てられ、その境遇に疑問を抱かない子どもたちが不気味で、元気にはしゃぐ姿にもゾっとするのですが、伏線だらけ、謎だらけでラストが気になりついつい毎回見てしまいます。

 

パパたちのために戦う彼らの行く先には何が待っているのでしょうか。

パラサイトの子どもたちは無事、大人になれる存在なのかもわかりませんが、少しは幸せなラストがあるのではないかと期待しています。

 

 

このブログ内では期待値が高すぎた故に期待外れだった作品として紹介していますが・・・

 

しかし、過去の名作である「エヴァンゲリオン」や「ぼくらの」などの要素も含んでおり、確実に楽しめる作品だと評価しています。

特に「好きな人にはたまらない作品」だと思います。

 

この記事執筆時点ではまだ放送が終わっていませんが、是非見てみて下さい。^^