「アニメ映画のエンドロール」について。

アニメーションにつきものな、オープニングとエンディング。

今回は、映画の後味を左右する大切な要素「エンドロール」について、お話させて頂きます。

 

 
スポンサーリンク
 

 

エンドロール……それは映画の最後に流れる、映像と音楽のこと。スタッフの名を流す場所でもあり、最後の重要なパートです。

内容は映画により異なり、真っ暗な画面の中スタッフロールが流れるものや、本編の続き、もしくは後日談的な映像が流れる時もあります。

場合によっては本編の一部と呼べることもあり、もしくは全く独立した、イメージ映像を用いることも。

 

またエンドロールの最後に、ちょっとしたオマケがある映画も多く、上映が終わるまで席を立つことは出来ません。

最後に素敵な音楽と映像を堪能しながら、本編の余韻を噛みしめる……ある意味、映画全体の印象を左右しかねない、大切な時間です。

 

前置きが長くなりましたが、今回は数多あるアニメ映画の中から、特にオススメな「エンドロールが素敵な映画」をご紹介させて頂きます。

もちろんこの他にも、私が知らない素晴らしい作品が、たくさんあることは理解していますが……。

 

 

「NARUTO THE LAST」


岸本斉史/劇場版NARUTO製作委員会・studioぴえろ
劇場アニメ「NARUTO THE LAST」より引用

 

それでは、まず最初にご紹介するのは「NARUTO THE LAST」です。

スキマスイッチさんの楽曲「星のうつわ」が流れ、主人公ナルトと、恋人ヒナタの結婚式の模様が流れるという、幸せいっぱいのエンドロール……。

師匠や恩人、友人など、たくさんの人達に祝福される二人を見ていると、胸がジーンとします。

 

モノクロを基調とした映像の中、花だけがピンク色に彩色されているのも印象的。

主題歌の歌詞も、孤独だったナルトが幸せを手に入れた、半生の流れを追っているよう。

個人的には、嬉し涙を堪えてナルトを祝福する、恩師のイルカ先生にウルっときました。

新たな敵との闘いと共に、作中で恋を実らせたナルト達にぴったりなエンドロールでしたね。

そしてエンドロールの後、ちょっとした「オマケ」があるのも、嬉しいところ。

劇場で二回も見た、思い出深い映画です。

 

 

「伏 鉄砲娘の捕物帳」

次は「伏 鉄砲娘の捕物帳」です。

舞台は、江戸に似た世界。伏(ふせ)という、人と犬の間に生まれた青年・志乃(しの)と、彼を追う猟師の少女・浜路(はまじ)の、恋と成長を描く物語です。

狩る者と狩られる者でありながら、心を通じ合わせた二人……。

過酷な運命を超えて、成長していく主人公の浜路。主題歌の「蝶々結び」は、初めての恋に戸惑う浜路の心情を思わせる、どこか甘く、眠たくなるような楽曲です。

ラストの、涙を堪えて笑顔を見せる浜路に被さって始まる、イントロ……。

見ていて、ぎゅっと引き込まれました。

 

「君の胸を こぼれないように塞いでいけるかな」という部分の歌詞は、孤独に耐える志乃に寄り添う、浜路の心情を思わせます。

そっと囁くような、Charaさんの独特な歌声も魅力的。

個人的に、とても好きなエンドロールであり、主題歌でした。映画の余韻に浸りながら楽しむ、正しいエンドロールだと思います。

 

 

スポンサーリンク



 

 

「BLEACH Fade to Black 君の名を呼ぶ」

そういえば、「BLEACH Fade to Black 君の名を呼ぶ」も、とても良い!と思ったエンドロールの映画です。

もちろん、本編もとても良く出来た作品ですし、好きなのですが。

試練を乗り越えた主人公と副主人公が相対し、初めて会った時のように名乗り合う……副主人公の「死神ではない。朽木ルキアだ」という言葉と、空に舞い上がる手紙の映像に被さるように始まる、主題歌のイントロ……一気にテンションが上がりました。

 

主題歌の「今宵、月が見えずとも」は、ポルノグラフィティさんの楽曲。

「何かが始まる」と予感させるような、テンポの良いイントロから、どっと流れる歌い出し。

「今宵、月は、どこを照らすの……」というフレーズが印象なこの曲は、アップテンポで軽快で、少し切ない映画の余韻を払拭してくれる気がしました。

 

そして流れる映像は、隊長達の斬魄刀を、グラフィカルに表現したもの。

次々に現れる斬魄刀を見ながら、この刀はあの人の、これはあの人の……と考えるのも、なかなか楽しい時間です。

そして、なんと言っても最後の部分で画面いっぱいに広がる、朽木白哉の美しい刀・千本桜の花びらたち!!

斬魄刀の紹介ムービーでありながら、一編の映像のようなエンドロール……今もって好きな一作です。

ちなみに本作も、エンドロールが終わった後に、ちょっとしたオマケあり。

 

 

「SPRIGGAN」


たかしげ宙/STUDIO4℃、小学館、バンダイビジュアル、TBS、東宝
劇場アニメ「SPRIGGAN」より引用

 

そして、かなり前の作品なのですが……「SPRIGGAN」(スプリガン)という映画のエンドロールと、主題歌が好きだったことを、ふと思い出しました。

映像は殆どなく、スタッフロールが流れる中流れる、中国語の不思議な響き……。

「Jing Ling」という楽曲で、伸びやかな女性の歌声が幻想的で、一度で好きになりました。

世界を股にかける主人公、そして物語にピッタリな、異国情緒溢れる楽曲です。

途中で重なる、男性の声のコーラスも不思議な響き。

 

今、手元にないのですが……パンフレットには、歌詞の日本語訳が掲載されていたのを覚えています。

その中の「永遠に向かっていく、あなたとわたし」「時空を飛び越えて生きる 永遠不滅の想い」という個所が、深く印象に残っていました。

思い立ち、久々に視聴したのですが……やっぱり良い曲ですね。映画に合っていますし。

テレビアニメもですけれど、作品のイメージに合う曲か、というのは、当たり前ですが大切なポイントだと感じました。

 

 

さて、いくつかご紹介させて頂きました。

まだまだ、素敵なエンドロールを持つ映画はたくさんあります。

機会があれば、またご紹介させて頂きますね。

 
スポンサーリンク