春から始まった新アニメ、「ゴールデンカムイ」。

原作漫画と同じく、アニメも話題になっています。

その魅力は、色々。

 

カッコいい楽曲に、ふんだんなアクションシーン。

豊富なグルメ蘊蓄に、ワクワクする物語。

そして何より、個性豊かな登場人物達。

 

今回はそんな、魅力溢れるキャラクター達やグルメをご紹介します。

まだ始まったばかりなので、紹介出来るものは限られますが……。

ぜひ視聴して、その魅力に触れてみて下さい。

 

 

アニメ「ゴールデンカムイ」の登場人物

明治の北海道を舞台に繰り広げられる、金塊を巡る戦いと冒険。

金塊の在処を示す入れ墨を持つ、二十四人の脱獄囚を探す旅路……。

目が離せない物語です。

 

杉本佐一


©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
アニメ「ゴールデンカムイ」より引用

 

まずは主人公、「不死身の杉本」こと杉本佐一(すぎもと さいち)をご紹介。

日露戦争帰りの元軍人で、精悍な若者です。

死地を幾度もくぐり抜けただけあり、顔も身体も傷だらけ。

 

鋭い目付きで一見恐ろしげですが、普段は至って気さくで穏やかで、心優しい好青年です。

しかも礼儀正しく、年下のヒロイン相手にも敬意を忘れません。

 

また動物好きで、親を亡くした子熊を懐に抱いたり、リスの可愛いさに顔を輝かせたり……時々、乙女のような顔を見せるのがキュート。

ヒロイン・アシリパさんの教えるアイヌ文化に素直に耳を傾け、未知の料理にも挑戦する……ごくまっとうな、良識ある青年です。

 

しかしイザという時は、ガラリと凄みのある顔を見せます。

銃を向けられても怯まずに活路を探し、熊から逃げず銃剣を突き出し、獣の巣穴に飛び込み……殺意を向けてくる相手には、決して容赦しません。

顔に団子の串を刺されても(痛い!)、悲鳴すらあげない凄みがあります。

 

その強さ、どんな時も生き残るしぶとさは、対抗勢力の鶴見中尉も「部下になれ」と勧誘するほど。

アシリパさんといる時の可愛い姿と、敵を前にした時の、鬼神のような姿……ものすごい振り幅のある人物です。

 

幼なじみ・寅吉の頼みを叶える為。

そして、かつて惚れた女性・梅子の為に、アイヌの金塊を求める杉本。

 

彼とアシリパさんの冒険は、まだ始まったばかりです。

毎回必ず出てくる「俺は、不死身の杉本だー!」という雄叫びと、北海道グルメが楽しみです。

 

 

アシリパ


©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
アニメ「ゴールデンカムイ」より引用

 

お次はヒロインであり、もう一人の主人公でもある杉本の相棒・アシリパさんです(本当は、リが小文字表記です)。

 

和人の杉本に対し、アイヌ民族のアシリパさん。

まだ年若い少女ですが、博識で肝が据わっており、聡明です。

 

アイヌ語と和人の言葉を使い分け、北海道の自然現象やアイヌの文化を、杉本や視聴者に向けて解説してくれます。

また弓矢の腕は確かで、獲物を仕留めるのはもちろん、杉本の危機を何度も救いました。

罠を仕掛けたり、雪山に不慣れな杉本には頼もしいサバイバルの師匠です。

 

しかし一方で、美味しいモノを食べるのが好きな食いしん坊キャラクターで、獲物をガンガン捌いては食べる姿が印象的です。

川で捕ったカジカの根菜汁、リスのチタタプ(肉団子)汁など……。

「ヒンナ(美味しい)」という台詞と笑顔には、見ているこちらも笑顔になるほど。

 

一方で、生の脳味噌を食べるよう勧めたり、ストウ(おしおき棒)を振るったり、ワイルドな面も。

また杉本の持つ味噌を知らないが故に「オソマ(ウンコ)だ!」と、カルチャーショックを受ける場面も……。

 

祖母のフチの前では、年相応な少女の表情を見せることもあります。

「杉本さん、孫を嫁にもらって」と言われ、顔を赤らめていました。

アイヌ語を知らない杉本には、通じませんでしたが……。

 

金を求める杉本とは異なり、金塊を奪った父の仇を探す為に、行動するアシリパさん。

年も体格も文化も違いますが、お互いを尊重し合い、知識と技術を分け合って、金塊を追う……。

杉本と彼女は、実に素敵なコンビです。

 

 

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白石由竹

©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
アニメ「ゴールデンカムイ」より引用

 

お次は、愛され脱獄王の白石由竹(しらいし よしたけ)をご紹介。

坊主頭に髭モミアゲ、半纏とお尻のツギあてがチャーミングな、ムードメーカーです。

 

脱獄囚で、金塊の在処を示す入れ墨を彫られた一人である白石。

数々の刑務所を脱獄した経歴を持つ、「脱獄王」です。

 

身体の関節を自在に外したり、素早く建物の脆い箇所を発見したり……。

油を体中に塗り、鉄格子の隙間から部屋に侵入した時は、杉本に「妖怪?」と怯えられていましたが。

 

ひょうきんで調子が良く、その場を明るくするムードメーカーです。

馬肉で桜鍋をする時は、さっと農家で交渉。

玉子や野菜、調味料を手に入れたり、コミュニケーションスキルも高いです。

 

気まずい雰囲気の杉本とアシリパさんに、「美味い鍋食って、仲直りしようゼ☆」とウインク。

皆で食べた桜鍋は美味しく、皆でヒンナ、ヒンナと盛り上がりました。

この時は、初めてアシリパさんが味噌を食べた記念すべきご飯です。

 

「オソマ、美味しい!」「ウンコじゃねーっつーの☆」(ほろり……)

何かとハードな物語で笑いと和みをくれる、貴重な存在です、白石は……。

 

 

土方歳三

©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
アニメ「ゴールデンカムイ」より引用

 

お次は、新撰組鬼の副長こと、土方歳三を。

史実では函館で戦死したとされる土方さんですが、本作品では生存している設定です。

深い皺に真っ白い髪と髭。

 

しかし老いてなお気力は衰えず、在りし日の凄味は健在です。

 

賊軍として網走監獄に収容され、三十年。

粛々と刑に服しながらも、戦士の魂は衰えず……チャンスを逃さず、看守を殺し脱獄。

北海道を独立させ、新しい国を作る為の資金として、金塊を求める土方さん。

仲間を募り、旧友と再会し、一つの勢力を作り上げました。

 

元新撰組隊士の永倉新八とは、良いお爺さんコンビです。

対立する者は容赦せず、躊躇わずに皆殺し。

「生き残りたくば、死人になれっ!」という宣言には、ゾクゾクしました。

 

先頭に立って、ウィンチェスター銃と刀を両手に大暴れ。

立ち回りの後は、橇の後部で興奮冷めやらぬ笑顔。

「私は後、100年は生きるつもりだ」とさらりと言い切る姿は、カリスマ力に溢れています。

 

「北海道独立」という大ボラを本気で実現しようとする姿には、狂気とスレスレな凄味があります。

洋装もバッチリ決まった、イケ爺。

それが、土方さんなのです。

 

 

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鶴見中尉


©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
アニメ「ゴールデンカムイ」より引用

 

まずは、金塊を狙う勢力の一つ「第七師団」を率いる、狂気のカリスマ。

鶴見(つるみ)中尉をご紹介します。

見た目は頭部を覆う額当てに、目の周囲の皮膚が剥がれた、恐ろしげな異相です。

 

かつて砲弾を受け、脳の一部を失ったのだとか。

興奮すると時々、頭部から謎の液体が垂れることも……。

そのせいかやたらとテンションが高く、狂的な言動も多い「いかにも悪役」です。

いきなり敵対する相手の指を噛み切ったり、食べていた団子の串を顔に刺して、尋問したり……。

 

その一方で頭が切れ、主人公の偽装工作をすぐに見抜いたり、隙あらば懐柔しようとしたり……。

かつて遠くから見ただけの杉本(主人公)を、正確に本人と断定したことも。

狂気だけではない頭の良さと、度胸を兼ね備えています。

 

また落馬してもすぐに身を翻し、標的を追い走る……アクション俳優並みの、身のこなしも見せます。

 

冷遇される部下とその遺族の為、資金を求め金塊を追う中尉達。

しかし杉本を追わず、泳がせて利用しようと判断するあたり、やっぱり喰えない人物。

大塚芳忠さんのダンディボイスも加わって、魅力ある怪人になっています。

 

ちなみに、腹心の月島(つきしま)軍曹も大好きです!

まだあまり台詞が無いので、これからの出番に期待しています。

 

 

谷垣源次郎


©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
アニメ「ゴールデンカムイ」より引用

 

お次は「マタギの兵隊さん」こと、谷垣源次郎(たにがき げんじろう)氏を。

見た目は厳つく髭の濃い、武骨そうな男性です。

 

しかし性格は案外穏やかで、アイヌの少女(ヒロインのアシリパさん)にも穏やかに話しかけ、木から抱き下ろしてあげるなど、紳士的な態度。

ほっこりします。

犬のリュウにも優しいし……。

 

でも秋田のマタギ出身だけあり、獲物を前にすると猟師の血が騒ぐようで……。

絶滅したハズの白狼(レタラ)を仕留めたいと、怪我をしながらも獲物を追う道を選びました。

凄腕猟師、二瓶鉄造と共に……。

 

訳あって軍に入ったものの、生きる目的を見失い、故郷にも戻れず。

軍に帰らず、一人の猟師に戻る決意をしました。

軍帽を燃やしたのは、きっとその決意の証。

 

ファンキーな鶴見中尉の部下であり、軍人ですが、それ以上に「マタギ」として在りたいと思う谷垣さん。

第七師団では珍しい、良識派の人物です。

 

 

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二瓶鉄造


©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
アニメ「ゴールデンカムイ」より引用

 

上記の谷垣さんにとって、師匠のような存在。

伝説の凄腕猟師である彼の名は、二瓶鉄造(にへい てつぞう)です。

その噂は、秋田まで届いていたとか……。

 

曰く「二瓶が山に入ると、その山の熊が皆、姿を消す」というもの。

熊打ちの名人です。

 

見た目は髭面に鋭い目、ガッシリした体躯。

四方に伸びた、硬そうなグレーの髪が特徴的です。

しかし、赤いチェックの服と毛皮の脛当て、連れている犬のリュウが、妙に可愛さを醸し出しています。

 

弾が一発しか込められない、旧式の村田銃を使う二瓶。

時代遅れと言われても、「一発だから腹が据わる」と、気にしません。

実際一発の弾だけで、見事に熊を仕留めました。

 

「お前さんを助けたのは、恋人が欲しかったせいではないぞ」と、谷垣にお茶目なことを言う二瓶。

しかも、大塚明夫さんの渋い美声がピッタリです。

あの美声で「雌熊だったら犯してしまえ!」だの、「魂が勃起する」だの、「寒さで縮んでるだけだ。普段はもっと立派だ」だの……罪深い番組ですね(笑)。

 

よくぞ出演してくれたなあ。

実は、入れ墨を持つ脱獄囚の一人。

獲物を横取りした盗人達を、自分の手で殺して収監されました。

「山で最後まで戦って死に、獣に食われ、土に還りたい」という彼。

 

対峙する相手にも「獣の糞になる覚悟はあるか!?」と、壮絶な笑みで尋ねました。

片手の指を失っても動じず、敵の武器を掴むほどに命を張っています。

荒々しく、そして一本筋が通っている……生涯猟師、という人物です。

 

 

二階堂浩平⁄良平


©野田サトル/集英社
漫画「ゴールデンカムイ」より引用

 

お次は、第七師団の双子を。

一卵性双生児の二階堂浩平(にかいどう こうへい)と、良平(りょうへい)です。

見た目はこけた頬に無表情な黒目と、少し不気味。

 

また執念深く命令よりも、自分達の怨みを優先するきらいがあります。

主人公・杉本への怨みを晴らそうと、こっそり、彼が閉じ込められた部屋に侵入した双子。

「逃げようとしたから、殺したと言えば言い訳が立つ」と、悪知恵も働きます。

 

返り討ちに遭い、良平は殺されてしまいましたが……。

執念深い二階堂のこと、浩平は仇を討とうと、更に杉本への怨みを燃やすでしょう。

なんだか、厄介なのに関わってしまったね……という感想です。

 

 

牛山辰馬


©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
アニメ「ゴールデンカムイ」より引用

 

「不敗の牛山」こと、牛山辰馬(うしやま たつま)。

見た目は熊のような厳つい巨漢で、その巨体を黒いスーツに包んでいます。

厚い瞼、チョビヒゲ、何より額の、四角いコブ(?)が特徴。

 

実は脱獄囚の一人で、金塊の行方を示す入れ墨を持つ人物。

柔道界では有名な猛者です。

他の囚人と共に脱獄しましたが、土方さんに見つかり仲間に加わります。

 

旺盛な性欲の持ち主で、見つかったのも娼館に居たから。

追っ手をまこうと、相手の遊女をブン投げたのには「ちょっと……」とヒキましたが。

 

土方チームに加わってからは、盗賊相手のカチコミで大活躍。

かかって来たヤクザを「めんこいボウズだ。ほーれ、高い高ーい!」と、ブン投げて天井にめり込ませたり、怪力と技の冴えを見せてくれました。

「金塊にしか興味は無い」と言いながら、土方チームと行動を共にする牛山。

杉本達との出会いが、今から楽しみです。

 

 

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アニメ「ゴールデンカムイ」のグルメ

人気番組「ゴールデンカムイ」。

その魅力は色々ありますが、登場する美味しそうな食べ物は、大きなポイントです。

明治時代の北海道を舞台に繰り広げられる、アイヌの金塊探し&争奪戦。

その中で登場する、垂涎モノ(一部例外アリ)の食べ物を振り返ってみましょう!

 

リスの脳みそ


©野田サトル/集英社
漫画「ゴールデンカムイ」より引用

 

まずは、いきなり上級者向け。

二話で登場した、リスの脳ミソです。

しかも生食。

 

主人公の杉本に、ヒロインのアシリパさんが塩をかけて振る舞いました。

アシリパさんはアイヌ民族なので、アイヌではポピュラーな食べ方なのかも?

 

「俺、リス好きなんだよね」という可愛いモノ好きの杉本(成人男性)に、「私も好きだ。食うと美味い」と返すアシリパさん(美少女)の対比が面白いですよね。

さて、お味は……食べる杉本の表情から、推して知るべし。

もっとも、慣れれば違うのかもしれませんが。

 

 

リスのチタタプ


©野田サトル/集英社
漫画「ゴールデンカムイ」より引用

 

上記のリスの皮を剥ぎ、肉も骨もミンチにした料理です。

リスは木の実を食べるから、肉に臭みが無いのだとか。

 

刃物とナタで叩きながら「チタタプ、チタタプ」と唱えるのが作法です。

皆で順番に叩くのも決まり。

 

生食も出来るけど、和人の杉本に合わせて鍋仕立てにしてくれました。

肉を団子にした、肉団子汁。

杉本も「ありがたい」と、美味しそうに食べていました。

 

アシリパさん曰く、団子に骨も血も入っているので、塩味や旨味が出るそうです。

軟骨のコリコリした食感も、良いアクセント。

 

ちなみにこの時、アシリパさんが教えた言葉が「ヒンナ」。

アイヌ語で美味しいという意味だそうです。

ヒンナ、ヒンナと言いながら鍋に舌鼓を打つ二人、微笑ましい光景ですね。

 

また、異なる文化や言葉を素直に取り入れる杉本は、とても良い人です。

 

 

カジカ汁

アシリパさんのコタン(村)で食べた料理です。

罠で捕ったカジカ(魚)と、根菜をたっぷり入れたキナオハウ(野菜が入った汁物)。

具だくさんで、いかにも慈味溢れる料理です。

 

杉本は「こんなにたくさんの根菜を食べるのは、何日ぶりだろう」と嬉しそうです。

ちゃんとアイヌの作法通り、食べ物をうなじの守護霊にかざして、お裾分けするのが偉いですね。

郷に入れば郷に従う杉本、好印象です。

 

 

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ニシン蕎麦

©野田サトル/集英社
漫画「ゴールデンカムイ」より引用

 

現代でも蕎麦屋で見かける、ポピュラーな料理です。

登場は四話。

金塊の在りかに繋がる囚人を探し、街で聞き込みをしていた杉本。

 

娼館の女将に声をかけられ、「蕎麦でも食べて待ってて」と出されたのが、このニシン蕎麦。

暖かい蕎麦の上に、ニシンの甘露煮が乗っています。

黒っぽく味の濃い汁は、「関東生まれの俺に合う」とお気に召した様子。

 

ニシンの甘露煮は、ホロホロと口の中で崩れます。

ああ、美味しそうだなあ……夜中に見て、唾が出て来た場面です。

この直後、第七師団が現れて乱闘が始まるのですが……。

 

 

串団子

同じく、第四話で登場。

捕らわれた杉本が連れていかれたのは、第七師団の隊舎。

そこで待っていたのが、第七師団を率いる鶴見中尉。

 

彼との面談(尋問?)で出されたのが、お茶と串団子でした。

鶴見中尉は、甘味もお好きな様子。

「小樽の花園公園の名物」だそう。

 

見た目からして、甘辛いみたらし団子でしょうか?

杉本は「うまい。甘いモノは久しぶりなんで、唾液腺が弾けそうだ……」と、味わっていました。

 

この直後。

食べ終わった串を、中尉が杉本の頬にブッスリと……ヒイ!(青ざめ)

今も小樽で食べられるようですが、お店のイメージダウンだと抗議が来ないのかな……?

 

 

桜鍋


©野田サトル/集英社
漫画「ゴールデンカムイ」より引用

 

脱獄王・白石とアシリパさん、白狼レタラの活躍もあり、救出された杉本。

脱出時に乗って来た馬をどうするか相談の上、美味しく頂くことになりました。

「こんなに俺になついてるのに……」と、杉本は不満そう(動物好きなんですね)。

 

すき焼きにして食おうぜ、という白石に「すき焼き?上手いのか?」と、興味津々なアシリパさん。

桜鍋は今、東京で流行っているのだとか。

「卵が要るな、農家に行ってくる」と駆け出す白石。

 

フットワークが軽いですね。

コミュニケーション力も高く、卵以外にもキャベツ、ゴボウに砂糖や醤油まで手に入れて来ました。

 

アシリパさんが馬肉を捌き、キャベツとゴボウを入れた桜鍋が完成。

すき焼きと同じく、溶き卵に絡めて食べます。

「うめえ!味噌だれが最高に合うぜ~!」という白石の言葉に、ピタリと止まるアシリパさん。

 

「味噌……オソマ(ウンコ)が入っているのか?」

彼女は味噌に馴染みが無く、ウンコだと思っているのです。

 

食べるのを躊躇うアシリパさんに、慌てて「味噌無しで作り直そう」と提案する杉本。

しかし、迷いながら箸をゆっくり持ち上げ、思い切って口に入れたアシリパさん。

見守る杉本も「ああ~……!!」と緊張します。

 

次の瞬間「オソマ、美味しい!」と、パアッと明るい顔に。

「ウンコじゃねえっつーの……」と言いながら、感無量の杉本。

白石も「よく分からないけど、気に入ったみたいだな」とニコニコ。

 

皆でヒンナ、ヒンナと味わいました。

 

相手の文化を否定せず、果敢に挑戦する杉本とアシリパさん。

そんな彼らだから上手くやっていけるのでしょうね、きっと。

 

 

まだまだ新たなグルメが登場するでしょうが、ひとまず今回は、ここでおしまいです。

またグルメシーンが貯まったら、こうして取り上げたいモノです。

興味深く美味しそうな食べ物が、たくさん出てくるのが本作の魅力ですよね。