アニメ作品「犬夜叉」には、多種多様なキャラクターが登場します。
主人公チームはもちろん、敵方、または微妙な立場の者たちまで。
その中でも魅力的な「女性」・・・が目を引きます。
老若男女、可愛いからシリアスまで、ありとあらゆるタイプの人物が出てきます。
誰でも、たぶん必ずお気に入りのキャラクターが見つかるはず・・・と言うことで、犬夜叉の魅力的な女性をご紹介します。
「犬夜叉」で印象に残るのは、魅力的な、しかもまったく異なるタイプの女性キャラクター達。
今回は、僕個人の主観ではありますが「犬夜叉の魅力的な女性キャラ・トップ5人」についてお話させて頂きます。
しばしお付き合い頂けると嬉しいです。
女性キャラクターは大勢出てきますが、その中でも特に作品中で重要と思われる人物を、5人ピックアップさせて頂きます。
それほど偏った人選では、ないハズ・・・。(;゜ロ゜)
犬夜叉の魅力的な女性キャラ・トップ5人
日暮かごめ
まずは、当作品のメインヒロインである「日暮かごめ」ちゃん。
可愛くて快活な性格の彼女は、現代に生きるごく普通の中学3年生です。
しかし、15歳の誕生日に井戸から戦国時代へタイムスリップしてしまい……そこで主人公の犬夜叉と出会ったことで、物語が動き始めます。
セーラー服にリュックを背負い、ママチャリに乗って戦国時代を旅するかごめちゃん。
肝が据わっていて適応能力が高く、コミュニケーション能力も高いです。
何より、思いやりがあって、優しい女の子。
若いけれど、仲間をいつも気遣い、優しく包み込む彼女は、チームの精神的支柱になっていきます。
ちなみに、霊力も高く、弓の腕前も確か。
やがて犬夜叉に淡い恋心を抱くようになりますが、彼が亡き恋人・桔梗を大切に想う姿に、何度も辛く切ない想いをすることに・・・。
それでも、恋敵(厳密には少し違いますが)の桔梗が傷ついていれば、迷わず助けます。
「聖母」のような懐の深さと、年相応の人間らしい気持ちを併せ持つ、かごめちゃん。
意地っ張りな犬夜叉が、どんどん彼女に癒されていくのが分かる気がします。
珊瑚
2人目は、チームの仲間「珊瑚」ちゃん。
妖怪退治屋の家系に生まれ、まだ16歳ながら、高い戦闘能力を持っています。
長い黒髪にキリリとした表情、はきはきした言葉遣い。
普段の村娘姿も可愛いし、髪を高く結って、体のラインがあからさまな戦闘服(黒いラバースーツに似ています)で戦う姿も魅力的です。
巨大なブーメラン「飛来骨」や剣を操り、強敵と互角に渡り合うカッコイイ女の子ですが……その一方で、戦い以外のことには疎い、ウブな一面もあります。
一見軽薄そうで、本心を見せない弥勒に惹かれてしまい、動揺したり……紆余曲折を経て彼と心を通じ合わせ、夫婦の約束をした後は、恋する可愛い女の子の一面も見せるように。
終盤では彼を案じる心を敵に利用され、道を踏み外しそうになる一幕も。
また敵の手に落ちた弟・琥珀を案じる1人の姉でもあります。
強さと弱さ、潔癖さと心の脆さを併せ持つ珊瑚ちゃん。
彼女も、とても魅力的な人物です。
桔梗
ある意味「犬夜叉」の物語のすべての始まりである女性「桔梗」。
強力な巫女であり、凛々しい美女でもある彼女は、かつて犬夜叉と惹かれ合っていました。
ところが「奈落」の罠に嵌り、犬夜叉と誤解し合ったまま戦い、命を落としてしまうのです。
それから50年。
作り物の身体で、強制的に復活させられた桔梗。
始めは犬夜叉を憎み、彼の傍にいるかごめをも憎み、殺そうとします。
生前は巫女として、自分の気持ちを抑えて生きてきた桔梗。
皮肉なことに、死んで初めて、自分の心のままに行動できるようになったのです。
そんな彼女ですが、自分の死の真相を知り、犬夜叉への誤解が解けてからは、また巫女としての使命に生き始めます。
全ての元凶である宝玉を壊し、黒幕を自分の手で亡き者にする。
すでに死んだ存在である、という矛盾を抱えながら、凛と戦う彼女の姿は神々しいです。
そして、弓で敵を仕留めていく姿は頼もしい。
ある意味、作品の根幹を為す存在です。
恨みを捨て、安らかな結末を迎える彼女の最後は、名シーンです。
神楽
そして私見ですが、第4の女性は「神楽」です。
彼女は敵役である「奈落」の身体から作られた分身。
産まれた時から心臓を握られており、そのせいで彼に逆らうことが出来ません。
奈落の言いなりに働かされながらも、風の妖怪である彼女は強く自由を求めます。
いつか奈落を殺して、解放されたい……そう思い色々と画策しますが、どれも上手くいかず。
協力を持ちかけた「殺生丸」にはすげなく断られ、後半は子守りをさせられたり、使いっ走りをさせられたり……。
それでも諦めず、自由を求めて孤独に戦う神楽。
ちなみに妖艶な美少女で、扇を使って風を起こし、戦う独特のキャラクターでもあります。
裏切りが発覚し、奈落の手によって殺されてしまうのですが……死の直前、彼女が仄かな憧れを抱いていた「殺生丸」が、彼女を救いに来てくれます。
結局助けることは叶わず、神楽は命を落としてしまうのですが……。
密かに憧れていた彼が、自分を助けに来てくれた、そのことに救われた神楽は、最初で最後のあどけない笑みを浮かべたまま、塵になって消えていきます。
犬夜叉達を始め、たくさんの人物と仄かな絆を結んだ神楽。
ほんの一年足らずの命でしたが、彼女の一生は、決して無駄ではなかったのだと思います。
りん
さて、ラストの5人目の女性。
僕の独断で、「りん」ちゃんを挙げさせて頂きます。
彼女は前述の4人と違い、特別な能力や特技は何もありません。
なにせ、ごく普通の人間で、しかも年端もいかない幼女なのですから。
でも、力は作品中最弱ですが、心の強さは作中最強レベルです。
まだ幼いのに(おそらく7、8歳)家族を野盗に殺され、孤児になってしまったりんちゃん。
生き残ったもののショックで口がきけなくなり、村の大人には邪険にされ……それでも明るさと逞しさを失わず、一人で生きていました。
彼女は重傷を負い、動けない殺生丸と森で出会います。
人間離れした姿で威嚇してくる、血塗れの妖怪。
でも彼女は、見ず知らずの彼を助けようと、懸命に水を運んだり、食料を渡したり・・・傷ついた動物を看病するような気持ちだったのかもしれません。
すげない態度をとりながらも、そんな彼女に少しずつほだされる殺生丸。
以前は人間を、くだらない生き物と蔑んでいた彼は、重傷を負ったりんを助け、共に旅をすることを許します。
そして居場所と言葉を取り戻したりんちゃんは、妖怪である殺生丸の傍で、明るくのびのびと育っていきます。
孤高の妖怪を変えた、孤独な少女の素直な心。
共にいるうちに、りんは殺生丸にとって、もっとも特別な存在となっていきます。
そしてそれが、結果的に彼を大きく成長させることに……。
りんと出会わなければ、殺生丸はずっと冷酷で、残忍な妖怪のままだったでしょう。
作中最強の妖怪を変えてしまった、作中最弱の幼女。
そんな不思議な関係が、堪らなく素敵で、大好きなのです。
いかがでしたでしょうか。
どの女性もそれぞれに素晴らしく、欠かせない人物ばかり。
順位をつけるのは無粋なので、全員紹介させて頂きました。
しかし改めて振り返ると「犬夜叉」という作品は非常に魅力的ですね。
実際に「犬夜叉」を視聴して、誰が好きか・・・ぜひ、見て、そして考えて欲しいです。
きっと、お気に入りが見つかると思いますよ。^^