今の子供達が「青髪」に憧れていることを知っていましたか?

幼い頃の我々が金髪に憧れたように・・・そう、現代版のドラゴンボールが放送されているからです。笑

その名も「ドラゴンボール超」。

いつの時代も子供を虜にする「ドラゴンボールシリーズ」の最新作・・・それを見た大人の私の感想を紹介します。

 

 

アニメ「ドラゴンボール超」の魅力

現在放送中のアニメ、「ドラゴンボール超」が面白すぎて、毎週日曜日、欠かさず見ています。

まずはその魅力についてご紹介します。

 

このドラゴンボール超の面白いところは主人公の孫悟空が最強ではないところ

ドラゴンボールZの頃はなんだかんだで悟空が最強という設定でした。

 

その悟空を一時的に超えたとキャラクターはいましたね。

セルとの闘いの時の息子の孫悟飯。

しかし、基本的にはそれだけ。

悟空は最強のキャラクターとして描かれていました。

 

その点ドラゴンボール超では、現時点で「破壊神ビルス」や、それよりも強いビルスの師の「天使ウィス」など、悟空よりはるかに強いキャラが身近にも2人います。

 

© バードスタジオ/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
アニメ「ドラゴンボール超」より引用

 

悟空とベジータはそのウィスに修行をつけてもらいます。

また、他の宇宙の破壊神や天使にも、孫悟空は到底、敵わない設定となっており、まだまだ悟空たちのパワーアップが期待できる内容になっております。

 

また「ドラゴンボール超」では、今までのドラゴンボールにはなかったシリアスな展開や、前作ドラゴンボールZのファンを喜ばせるシーンが沢山あります。

 

シリアスシーン

シリアスな展開は・・・

例えば少し前に放送していた未来トランクス編では、かつてドラゴンボールZでタイムマシンで未来からやって来たトランクスが、再び悟空たちに助けをを求めにやって来ます。

未来は「人間0計画」という人類を滅亡させる計画を掲げる二人が暴れており、残酷なシーンもかなり描かれます。

 

しかも、なんとその敵の一人がゴクウブラックと言って孫悟空にそっくり。

この未来トランクス編では、映画『ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』でトランクスが勇者タピオンから譲り受けた剣も大活躍します。

また、ベジータとトランクス、ブルマの親子愛も描かれて感動します。

 

 

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「ドラゴンボール」ファンを喜ばせるシーン

前作ドラゴンボールZのファンを喜ばせるシーンは、現在放送中の負けたら宇宙ごと消滅してしまうサバイバル武道会「力の大会」が開催されている宇宙サバイバル編で多く見られます。

強敵との戦闘後、気力を消耗しきった悟空にフリーザが「あの時の借りは返しましたよ」と気を分け与えたり。(ドラゴンボールZでのナメック星での死闘のことです!)

かつて御飯をかばってナッパに殺されたピッコロと同じような状況で、今度はピッコロを御飯がかばいます。しかも今回は見事に強敵を倒しています。

 

また、続々と新しい強いキャラが登場し、すでに戦力外かと思われていた、亀仙人、天津飯、人造人間17、18号のなども登場して第7宇宙選抜チーム(悟空たちの宇宙は第7宇宙)に参加し、各々格闘大会で活躍します。

これは昔からのファンにはたまらない演出でしょう!

ちなみにヤムチャは「ずっとスカウトを待っていたが結局声がかからない..。」という設定でアニメ制作陣にもいじられています笑

 

例えば、亀仙人はかつてピッコロ大魔王を封印した懐かしの技、「魔封波」を使って、強敵をどんどん封印していったり、ピッコロと御飯は師弟関係を活かし、修行を重ね、コンビネーション技で戦います。

最後の一人のメンバーに抜擢され、期間限定で復活したフリーザは、裏切りや、容赦のないずる賢こく残酷な戦術で敵を倒していきます。(極悪非道だがなぜかカリスマ性のある、ファンを裏切らないキャラだ。。)

また、第2宇宙という「愛」をテーマに掲げた軍団がいて、ラブリー、ラブリーといちいち「LOVE」を誇張して攻撃してくる敵がいるのですが、こちらはクリリンと18号の夫婦愛の力で18号が勝利します!

 

 

ドラゴンボールZの時代、私がまだ幼稚園に通っていた頃には金髪に憧れて、金髪の外国人の子供が幼稚園に遊びに来た際に、

「僕もスーパーサイヤ人になりたい!」と言っていたそうですが、現代のスーパーサイヤ人はさらにパワーアップを重ね、神の色も大きく変わっています。

 

まず、神の領域に到達したスーパーサイヤ人ゴッドは赤髪です。

その状態でさらに進化したスーパーサイヤ人ゴッドSSは青髪で、スーパーサイヤ人ブルーと呼ばれています。

 

© バードスタジオ/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
アニメ「ドラゴンボール超」より引用

 

保育士の友人に聞いたところ、今の幼稚園の男の子たちは金髪ではなく、青髪に憧れているそうです。笑

理由は、金髪より青髪の方が強いからだそうです。笑

氷川きよしさんが歌うオープニング曲「限界突破×サバイバー」を元気よく歌うそうです。

おそらくお父さんも昔のドラゴンボールを見ている世代なので、親子で楽しめるのでしょう。

素敵ですね。

 

最近の放送で、ついに悟空は、スーパーサイヤ人ブルーの限界の殻を破り、さらにを進化しました。

その名も「身勝手の極意」。

身体が攻撃に応じて勝手に判断し、的確な行動を取ってくれる状態で、「極めれば危機も回避する事ができる。」と天使ウィスが語っています。

界王神や破壊神ですら習得が難しく、この状態になった悟空を見て、破壊神ビルスが少し焦る描写が放送されました。

 

しかし、この「身勝手の極意」ですが、ドッカンバトルというアプリやドラゴンボールヒーローズというカードゲームですと、「身勝手の極意(兆)」と称されています。

この「兆」とは「物事の起こる前触れ」「気配」という意味なので、悟空のこの形態がまだ完全ではないことを表しています。

まだまだ今大会、「力の大会」で悟空はパワーアップしそうです。

もともと死にかければ死にかけるほどパワーアップするのがサイヤ人ですし笑

 

さーて、そんな古いファンも離さない「ドラゴンボール超」ですが・・・その評価は高くはありません。

その理由をご紹介します。




「ドラゴンボール超」の評価が低い理由

原作者である鳥山明氏が関わっている公式的な最新作となっている「超」は、はっきり言ってドラゴンボールファンの間で評判があまりよろしくありません。

もちろん、毎週楽しみにしている人がいるからこそ、これだけ長く放送が続いたわけですが、新作アニメとして視聴してきた視聴者はいざ知らず、過去のドラゴンボールをずっと視聴してきたファン達の間では、とりわけ評判がよろしくないのです。

 

その理由として挙げられている点は主に、

  1. キャラクター性が崩壊している。
  2. 作画崩壊が激しい
  3. 表現の規制による作風の変化
  4. キャラクターの強さのインフレ

が上げられます。

 

1つ1つご紹介していきます。

 

キャラクター性が崩壊している。

特には、主人公の孫悟空がおバカキャラになっている事や、ベジータの性格が丸くなった事を通り越してギャグキャラ化してしまっているなど。

 

作画崩壊が激しい

特にZ時代の戦闘シーンの表現のレベルが高く、超の戦闘シーンは見るに堪えないほどに迫力がなく、アクションが見劣りする。

また、Z時代の著名クリエイターが参画していない回が多く、アニメーターの技術も乏しくなったのか、驚くほどの作画崩壊が随所で見受けられる。

 

表現の規制による作風の変化

Z時代などは特にですが、ドラゴンボールは割と激しいアクションや、出血などの暴力的表現が多い作品でした。

しかし、日曜の朝9時代という子供向けアニメの時間帯に放送されていることもあり、規制が厳しくなってしまって、キャラクターの生死の直接的表現や、出血の表現さえも描画されなくなっています。

 

これにより、内容が「子供向けアニメ」といった感じの、マイルドすぎるものになっており、かつてのドラゴンボールの様な緊張感やワクワク感が、あまり感じられなくなっている。

 

キャラクターの強さのインフレ

元々、超サイヤ人が登場した辺りからキャラクターの強さのインフレはかなり激しい作品ですが、超ではさらにインフレが激化しており、もはや力関係が理解できない域に達してしまっています。

また、明らかについていけるレベルではないはずのキャラの戦闘力も不思議と底上げされており、強さ関係を探ることも醍醐味であったドラゴンボールの魅力が半減してしまっている。

 

先ほど紹介したようなウィスなどを登場させ悟空が最強ではない工夫はしていますが・・・

上を描くとキリがなく・・・

亀仙人がバリバリ戦えているという底上げもあり・・・

もう結構ぐちゃぐちゃな状態。

 

 

おおよそ以上のような点となっています。

 

 

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私は評判が悪くとも「ドラゴンボール超」が好きですが、上記のような不満点は概ね同意と言ったところ。

しかしながら、それでも私が超を好きでいる理由は、作画崩壊だけを別として、逆にそれらの不満点が鳥山さんらしくもあると思うからです。

 

作画については、最近ではZ時代の著名クリエイターを参画させるなどしており、大分良くなってきてはいるものの、確かに受け入れ難いまでに酷い作画の時があります。笑

これについてはもう、「慣れた」としか言いようがないところがあります。

 

 

「ドラゴンボール超」の内容はむしろ鳥山明らしい?

しかし、ストーリーやキャラクター性などの内容について見ると、元々ドラゴンボールはギャグテイストが入った冒険活劇が描きたかった作品ですし、子供向けのコミックスとして生み出された作品です。

そして鳥山さんは元々、どちらかと言えばギャグマンガが得意な漫画家さん。

今の丸くなってしまったドラゴンボール超は、Zというシリアスの比重が高い作風の時代を経て、鳥山さん本来の持ち味で解釈した作品と言えると思うのです。

 

また、原作漫画が終了した先のストーリーが公式的に描かれるというのはやはりうれしいですし、私としてはドラゴンボールのほのぼのとしたシーンが楽しめる事や、かつて敵であったキャラクターとの共闘を見える事が何より魅力だと感じます。

それと、作画崩壊や表現の違いなどから食わず嫌いせずにみてみれば、先が読めない急展開が仕込まれた内容となっており、ストーリーとしても案外と面白かったりします。

 

残念ながらそれほど視聴率も高くなく、一部では「ドラゴンボールの黒歴史」とか、「超を推している奴はドラゴンボール好きではない」とまで言われるほどに叩かれる作品となってしまいました。

しかし、私にはどうしても、そこまで言われるほどの作品ではないと感じます。

 

かつて「ドラゴンボールGT」も同じように叩かれ、後から見直されたように、超には超の持ち味と魅力があり、やはり「ドラゴンボール」だと思います。

もうすぐ終了を迎えてしまうドラゴンボール超ですが、ドラゴンボールが好きな人であれば、どうか素直な気持ちで見てみて欲しい。

 

私は「ドラゴンボール超」が、頭ごなしに否定される様な駄作ではないという事を強く訴えかけておきたいです。

さらなる強い敵や、強くなっていく仲間たちに期待し、素直な気持ちでワクワクできるのが、「ドラゴンボール」だったはず。

 

「ドラゴンボール超」今後も見逃せません!