日本には魅力的なアニメを制作するアニメーション制作会社がありますが、その中でも際立つ作品を制作し、世にデリバリーしているのが『京都アニメーション』です。

アニメ好きな方であれば、『京都アニメーション』を知らない方はいないとは思いますが、改めて『京都アニメーション』がどのような制作会社でどのような魅力を持っているのか、本記事ではご紹介させて頂きたいと思います。

 

 

『京都アニメーション』はどこにあるの?

 

『京都アニメーション』はその名前の通り京都府にあり、宇治市に社屋を構えています。

作中では京都の景観を徹底的にロケハン(ロケーションハンティング)した美しい背景作画も楽しむことが出来ます。

もちろん京都以外を作品の舞台としている場合は、実在する背景を多数ロケハンし、アニメながらも現実とのリンクが非常に強い背景を描いています。そのため、作中に登場した場所を聖地巡礼するファンも多数存在します。

 

 

『京都アニメーション』 がこれまでに制作した作品は?

『京都アニメーション』はこれまでに数々の元請制作作品を世に送り出しています。

代表的なものでは、「AIR」、「CLANNAD」シリーズ、「涼宮ハルヒ」シリーズ、「けいおん」シリーズ、「中二病でも恋がしたい」シリーズ、「響け!ユーフォニアム」などなどアニメ界において名作と言われる作品も多数手がけています。

 


(c)2006 谷川 流・いとうのいぢ/SOS団 (c)2007,2008,2009 谷川 流・いとうのいぢ/SOS団
アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」より引用

 

その他これまでにないジャンルのテーマパークを題材としたアニメ「甘城ブリリアントパーク」や、最新作ではTVアニメのレベルを遥かに超えた超美麗な作画が話題の「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は新しく制作された作品。

 


©暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」より引用

 

意外なものまで手掛けている?これも『京都アニメーション』作品!?

上記の元請TVアニメ作品だけではなく、意外と知られてはいませんが、様々なアニメーション作品を『京都アニメーション』は手掛けています。

例えば、国民的野球ゲーム、「実況パワフルプロ野球」のオープニングも8、9、10、11に関しては京都アニメーションが手掛けています。この他にも制作協力していたり、知られていない制作作品も存在するため、気になる方は是非調べてみてくださいね。

 

 

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ズバリ!『京都アニメーション』が作るアニメの魅力とは?

作画が非常に美しく、特に描かれる女性キャラクターが魅力的


©かきふらい・芳文社/桜高軽音部
アニメ「けいおん!」より引用

 

『京アニの描く女の子は可愛い』とネット上を中心によく言われることではありますが、その通り女性キャラクターはルックス的にも非常に可愛らしく描かれています。

可愛いと言われるのはルックス的な部分だけでなく、仕草なども含まれ、社内に女性スタッフが多いことからも、女性から見ても可愛い女性キャラクターが作中では多数描かれています。

 

 

モブキャラまでも手が込んでいる!?


©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
アニメ「響け!ユーフォニアム」より引用

 

アニメ等では一般的に、登場する背景キャラクターはモブキャラと呼ばれますが、『京都アニメーション』のアニメに登場するモブキャラからは目を離すことが出来ません。

モブキャラであっても名前がきちんとついていたり、デザインが描き起こされていたりと細かいところまで非常に手が込んでいるのも『京都アニメーション』の魅力の一つと言えます。

 

 

作中での感情表現が非常に多彩でキャラクターの仕草から目が離せない。


©暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」より引用

 

『京都アニメーション』独特とも言える非常に細かい感情表現の描写は、まさに『京都アニメーション』の最大の武器とも言えます。

座っているキャラクターの足元のみを映して、落ち着かなく足をもじもじしたりする描写で、様々な感情が入り混じった様子を表現したりなど他の制作会社ではあまり見られない細かい感情表現描写を多数見ることが出来ます。

作中では様々な仕草や動きでキャラクターの感情・心理を表現するため、私達視聴者にキャラクターの思いを非常に細かく伝えることに長けている制作会社と言えます。

 

 

ライブパートの存在するアニメでの圧倒的なライブシーンの演出


(c)2006 谷川 流・いとうのいぢ/SOS団 (c)2007,2008,2009 谷川 流・いとうのいぢ/SOS団
アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」より引用

 

「涼宮ハルヒの憂鬱」の「ライブアライブ」という回で世界的に話題となった、『京都アニメーション』のライブシーン。

ギターやベースの運指等が非常に正確に描かれ、ボーカルの口元は歌詞に対して、リップシンクロがなされた演出は非常に見応えがありました。

 


(c)2006 谷川 流・いとうのいぢ/SOS団 (c)2007,2008,2009 谷川 流・いとうのいぢ/SOS団
アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」より引用

 

この演出は他作品においても同様で「けいおん」シリーズにおいても非常にハイクオリティなライブシーンの演出がなされていました。

 


©かきふらい・芳文社/桜高軽音部
アニメ「けいおん!」より引用

 

それは楽器が変わって吹奏楽となっても同様で「響け!ユーフォニアム」においては1つの楽曲をフルコーラスで演奏するシーンも表現されています。

 


©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
アニメ「響け!ユーフォニアム」より引用

 

こういった他制作会社ではなかなか出来ない手の込んだ映像表現は、まさに『京都アニメーション』の魅力であると言えます。

 

 

もし観ていない、『京都アニメーション』作品があるなら非常に勿体無い。

『京都アニメーション』が手掛けた元請作品の中で、観ていない作品があるとしたらそれは非常に勿体無いと言えます。

 

どの作品も非常にクオリティが高く完成度が高いものばかりで、鑑賞後は非常に高い満足感を得ることの出来る作品が多数あります。

未視聴の作品がある方は是非作品を視聴して、上記の数々の魅力を味わってみて下さいね。