恋…・・・それは切なく、素敵な響き。
古今東西の物語で取り上げられてきた、恋愛。
今回は、素敵な恋がしたくなるアニメをご紹介します。
恋愛がメインテーマではなくても、楽しめる作品はけっこう色々あります。
ぜひ、視聴してみて下さいね。
恋愛アニメランキング22位~11位
「恋愛アニメ」というカテゴリは意外と難しい区分だと個人的に感じます。
なぜなら、「恋愛要素」を取り入れた作品は無限にあるから。笑
実際、「恋愛アニメ」と検索をすると・・・
- 「やはり俺の青春ラブコメは間違っている」
- 「ココロコネクト」
- 「化物語」
なんかが上位に上がっていたりします。
これは完全に僕の独断と偏見ですが、
「やはり俺の青春ラブコメは間違っている」 → 面白い作品。ただ、ヒューマンドラマに近く、人間力、決断、思考に心が動かされるアニメで「恋愛」要素は本のスパイスでしかない
「ココロコネクト」 → 恋愛要素少なすぎるっているか作品としても微妙だから上位には来ない
「化物語」 → 確かにがはらさんの恋心は良い。だけどこれが「恋愛アニメ」かと言われると僕はスグには答えられない。
みなさんはどう思うでしょうか。
たまに「恋愛アニメランキング」に「進撃の巨人」とか入ってると、さすがに笑っちゃいますけどね。笑
正直、僕が今回ランキングに取り入れた作品の中にも「ヒューマンドラマ」と思わせるような人間力に心が動かされる作品もあると思います。
しかし、そこには「恋愛」が基本として備わっており、
「あー、恋がしたいかもしれない・・・」
「あー、好きって良いな・・・」
と思わせられるような思いを抱かされる・・・それを基準に作品を選抜しました。
そんな僕が選んだ「恋愛アニメランキング」をどうぞ!
第22位:アマガミSS
©KADOKAWA CORPORATION ENTERBRAIN./アマガミSS製作委員会
アニメ「アマガミSS」より引用
キュンキュン度 | ★★★★★ |
心が動かされる度 | ★★★☆☆ |
制作 | AIC |
ジャンル | 学園もの |
まあ1発目からネタに走っているわけですが。笑
とは言え「アマガミ」はなかなかツボを押さえたシーンが数多くありますよね。
この作品をまだ見ていない人には是非とも1回は見てみて欲しいのですが・・・最初困惑すると思います。笑
この作品はタイトルに「SS」が入っています。
これは「ショートストーリー」の略。
作品自体は24話構成になっているのですが、一人のヒロインに対して4話ずつ話が展開していきます。
普通はそれでも24話ずーっと繋がっているように作品を作るわけですが、「アマガミ」の場合は完全にパラレルワールド。
4話が終了すると次の世界へあなたをいざないます。笑
6人のヒロインがリレー形式で主人公と付き合います。
マジでうらやましい・・・。(;´Д`)
そのため、24話の中にいろんなキュンキュンしちゃうポイントがちりばめられています。
全てを見ると確実に「恋してえぇ」と思わされるシーンがあるはず。
僕は
- 森島はるかルート
- 七咲逢ルート
- 絢辻詞ルート
の3人がヤバかった・・・。
特に七咲が好きです。
大好きです。
お嫁さんにしたいです。(・ω・)笑
第21位:月刊少女野崎くん
©椿いづみ/スクウェアエニックス・「月刊少女野崎くん」製作委員会
アニメ「月刊少女野崎くん」より引用
キュンキュン度 | ★★★★☆ |
心が動かされる度 | ★★★★☆ |
制作 | 動画工房 |
ジャンル | 学園もの、ラブコメ |
高校生にして漫画家の野崎 梅太郎と、その漫画のファンである佐倉 千代の恋愛を中心に繰り広げられるラブコメ作品。
次々と魅力的なキャラクターが登場してきてドタバタ劇を繰り広げるのでコメディ作品としてもかなり面白い。
しかし、その軸にはしっかり佐倉の恋心が見え隠れします。
ちなみに野崎は堅物そうな外見からは想像もつかないような大人気少女漫画を描いています。
漫画の中ではめちゃくちゃ繊細な恋心を表現しているにもかかわらず、本人自体は超絶鈍感体質で、佐倉の恋心には全く気付きません。
ホワイトで修正したり、時には2人乗りの自転車に乗ったり、その漫画制作の手伝いもする佐倉ですが・・・
©椿いづみ/スクウェアエニックス・「月刊少女野崎くん」製作委員会
アニメ「月刊少女野崎くん」より引用
彼女が報われる日は果たして来るのか。
第20位:クズの本懐
横槍メンゴ/スクウェア・エニックス、「クズの本懐」製作委員会
アニメ「クズの本懐」より引用
キュンキュン度 | ★★★☆☆ |
心が動かされる度 | ★★★★☆ |
制作 | P.A.WORKS |
ジャンル | 学園ファンタジー、群像劇 |
同名漫画が原作の、本作品。
「ノイタミナ」枠でアニメ化されました。
主人公は、同級生の花火ちゃんと麦くん。
横槍メンゴ/スクウェア・エニックス、「クズの本懐」製作委員会
アニメ「クズの本懐」より引用
二人は美男美女のお似合いカップルと、周りの羨望の的でした。
しかし、二人は実は「代用品としての偽カップル」。
つまり本当に好きな相手は別にいるんです。
花火の想い人は、幼なじみである「お兄ちゃん」こと担任教師の鳴海。
そして麦の想い人は、同じく教師であり元家庭教師の茜さん。
しかし鳴海は茜さんのことが好きで、二人は大人で、高校生の花火と麦の入る隙間はありません。
欲しい人は手に入らない。
でも、一人は寂しい。
そんな想いから、花火と麦は合意の上で「仮の恋人」関係を結びます。
その仮の関係の条件は以下の3つ。
- お互いを好きにならないこと
- どちらかの恋が実ったら、別れること
- 互いの身体的要求は、いつでも受け入れること
目の前の相手ではなく、本当に好きな人を想いながらキスをし、体を重ねる……。
切実で、どこか狂っていて、そして切なく歪んだ、偽の恋人。
しかし清楚な茜さんは、見た目と裏腹に、独自の感性の持ち主。
自分が想うより、他人に好意を寄せられることにだけ、喜びを感じる……。
麦を含め、男性に思われてることを承知で、気付かないふりをして楽しむ。
そして好意を寄せられたら、好きじゃない相手とも平気で、肉体関係を持つ……。
いわゆる「ビッチ」と言われかねない感性の持ち主ですが、茜さん自身には罪悪感も、疚しさも微塵もありません。
そんな部分も承知で、彼女に想いを寄せる麦。
そして、そんな茜さんの本性を知った花火は……。
他にも、同性の花火に恋する友人えっちゃんや、麦に恋する美少女・モカなど、様々な人物の思惑が絡み、一層人間関係は複雑さを増していきます。
花火と麦、そして鳴海と茜の関係は、どこへ向かうのか……。
切実で歪んだ、片想いの恋。
視聴しながら、胸が締め付けられます。
第19位:時をかける少女
「時をかける少女」製作委員会
劇場アニメ「時をかける少女」より引用
キュンキュン度 | ★★★☆☆ |
心が動かされる度 | ★★★★☆ |
制作 | 角川ヘラルド映画 |
ジャンル | 学園ファンタジー |
本作は誰もが知っている同名小説の、約20年後を描いたオリジナルストーリー。
原作のヒロイン・芳山和子(よしやまかずこ)が、主人公の叔母さんとして登場するのが嬉しいところ。
紺野真琴は、明るく快活で、少し能天気な女子高校生。
男友達の功介(こうすけ)、千昭と野球をして遊ぶなど、恋には縁遠い性格です。
少し不良っぽい千昭、快活な功介。
皆の日常は、これからも続いていくと思われましたが……。
そんな真琴はある日、自分の意思で時間を巻き戻す能力……「タイムリープ」を得ます。
小テスト、カラオケ、ケーキなど、小さな欲を満たす為に、タイムリープを気軽にどんどん使う彼女。
しかし恋や同級生同士のいさかいなど、真琴がタイムリープしたことで、新たな問題が生まれてきます。
そのせいで、また歯車が狂い、真琴は千昭の告白にパニックになり、タイムリープで彼の告白を「なかったこと」にしてしまいました。
そんな中、能力が切れてしまった真琴の目前で、あわや功介達達が事故に。
それを止めたのは、千昭でした。
「実は自分は未来から来た」と告白する千昭。
真琴が得たタイムリープ能力は、元は千昭のものだったのです。
正体がバレてしまった為、未来へ帰るという千昭。
姿を消した千昭に、真琴はもう一度だけタイムリープにチャレンジします。
過去に戻り、千昭に会うことが出来るのか。
会うハズのなかった違う時代の者同士が、確かに同じ場所で、一緒に過ごしていた……。
最後に交わした、真琴と千昭の会話。
千昭の「未来で待ってる」と、それに対する真琴の返事が彼女らしくて、とても微笑ましいです。
「離ればなれ」という切なさを持つ、ある意味悲恋な二人かな……と。
ひと夏の、爽やかな青春ストーリーでもありますが。
本作は絵もシャープで素敵だし、奥華子さんの主題歌も素敵です。
なんだかこれを書きながら、また見返したくなってきました。
第18位:神秘の世界エルハザード
林宏樹/AIC・PIONEER LDC
アニメ「神秘の世界エルハザード」より引用
キュンキュン度 | ★★☆☆☆ |
心が動かされる度 | ★★★★☆ |
制作 | AIC |
ジャンル | ファンタジー、ラブコメ |
懐かしの作品「神秘の世界エルハザード」からは、この二人を。
テレビアニメ版とOVA版では、かなり設定やキャラクターデザインが異なりますが……(何せヒロインが別人ですし)。
個人的には、OVA版の方が好きです。
主人公の水原誠(みずはらまこと)が異世界エルハザードに飛ばされ、そこでの恋や冒険を描くという本筋は、どちらも同じですが。
主人公の誠は、成績優秀スポーツ万能だけれど、おっとりした高校生男子。
彼が異世界に飛ばされたところから、物語が始まります。
そこで出会った不思議な女性・イフリータは、なぜ誠を知っていたのか。
なぜ涙を流したのか……?
その後再会した彼女は、確かに同じイフリータなのに、誠を知らない様子ですし。
視聴者も、どんどん疑問が高まっていきます。
何より、誰が誠達をエルハザード世界に送り込んだのか。
異世界に来たのは誠だけではなく、学校の先生や生徒会長の陣内(じんない。声が置鮎さんで、無駄にイケボ)。
その妹の菜々美(ななみ)ちゃんなども。
誠をライバル視する陣内は、そこで出会った女性・イフリータに目をつけます。
実は彼女は人間ではなく、前時代に産み出された人型兵器「鬼神」でした。
「ゼンマイ」を巻いた相手の命令に逆らえず、破壊と殺戮を繰り返す宿命を持つ彼女。
水色の髪に白い肌、赤い唇。
あまり感情を表に出さない、クールな女性です。
陣内が主になってしまった為、意に沿わない悪事をやらされるイフリータ。
誠は彼女を救おうと奮闘し、そしてイフリータは、絶望から救ってくれた誠を愛するようになりました。
しかし、古代兵器「神の目」が発動し、イフリータはそれを止めようと飛び出します。
誠達を救うことは出来たものの、膨大なエネルギーの余波で、過去に飛ばされてしまいました。
なんとそこは、一万年前の地球。
イフリータはいつか誠に会える日を夢見て、幸せな記憶を抱いて、長い眠りにつきます。
そして、冒頭に繋がる……その構造が分かった時には、鳥肌が立ちました。
誠にとって初対面だったあの場面は、イフリータにとっては、一万年越しにようやく訪れた再会だったのです。
長い長い間、夢の中で誠を待ち続けた彼女……その時間を思うと、何とも切なくなります。
残り少ない力を振り絞って、誠達をエルハザードに送り込んだ彼女。
そう、誠達を異世界に送ったのは、イフリータだったのです。
しかし自分達が出会う為に必要とは言え、イフリータにとってはようやく会えた誠と、あっという間の別れになってしまいました。
「会いたかったよ、誠」
「一万年、一万年だ」
「ただ、お前の夢を見ていた」
「懐かしい世界に着いたら、私によろしく伝えてくれ」
冒頭の彼女の台詞が、今になってようやく理解出来ます。
ようやく会えた誠と、また別れてしまったイフリータ。
悲しみに沈む彼女の許に表れたのは、逞しく成長した……いえ、詳しくは視聴して見て下さい。
誠の頭脳は、この時の為に必要だったのですね。
再会を願い続けた誠とイフリータ、二人の互いを想う気持ちに、涙腺がユルユルです。
DVD最終7巻のジャケットは、夕陽に照らされたような二人が穏やかに寄り添う、素敵なイラストです。
女性がワラワラ登場する賑やかな作品ですが、誠はずっとイフリータ一筋なのが良いですね。
第17位:ハチミツとクローバー
羽海野チカ/宝島社・集英社、ハチクロ製作委員会
アニメ「ハチミツとクローバー」より引用
キュンキュン度 | ★★★☆☆ |
心が動かされる度 | ★★★★☆ |
制作 | P.A.WORKS |
ジャンル | 学園ファンタジー、群像劇 |
「ハチクロ」の愛称で親しまれている、本作。
片想いと言えばこの作品は外せません。
何せ、メインキャラクターがほぼ全員、誰かに片想いしているのですから。
物語は基本的に、美大に通う純朴な青年・竹本くんの視点で進みます。
羽海野チカ/宝島社・集英社、ハチクロ製作委員会
アニメ「ハチミツとクローバー」より引用
竹本くんが入学後すぐに恋をしたのは、妖精みたいに小さくて可愛い女の子・はぐみちゃん。
羽海野チカ/宝島社・集英社、ハチクロ製作委員会
アニメ「ハチミツとクローバー」より引用
そして、同じ日にはぐみちゃんに惚れたのは、才能溢れる変人の先輩・森田さん。
羽海野チカ/宝島社・集英社、ハチクロ製作委員会
アニメ「ハチミツとクローバー」より引用
同じ寮に住む真山くんは、バイト先の理花さんに片想いし、同級生の美女・山田さんは、そんな真山くんに報われない片想い……。
羽海野チカ/宝島社・集英社、ハチクロ製作委員会
アニメ「ハチミツとクローバー」より引用
望みが無くても諦められないし、はっきりフラれても、すぐに切り替えて忘れるなんて出来ない……。
告白する者、しない者。
真山くんが就職した事務所の先輩・野宮さんや、はぐちゃんの親戚・花本先生など、周りの人も絡んで、どこまでも一方通行な片想い連鎖は続きます。
山田さんに興味を覚えてちょっかいをかけるものの、徐々に本気で彼女に惹かれていく大人の男性・野宮さんがいい味出しています。
羽海野チカ/宝島社・集英社、ハチクロ製作委員会
アニメ「ハチミツとクローバー」より引用
そして彼女の気持ちに応えられないとフった癖に、他の男が山田さんにちょっかいを出すと、彼女が傷つくのではと警戒してしまう真山くんは優しいけれど、とても残酷。
野宮さんといるのは心地よいけれど、あまりに長く真山くんを想い続けてきたので、恋の終わりをどう迎えたら良いか分からず悩む山田さん。
正解がないからこそ、そして真面目で真剣だからこそ、ぐるぐると悩み苦しむ若者達の姿はとても甘酸っぱいです。
個人的に、普段はスマートでカッコいい野宮さんが、山田さんを案じるあまり車に飛び乗って、鳥取と東京を往復する話が好きです。
恋をすると、人は青くなるのでしょうか。
そんな親友を見守る同僚、山崎さん(好青年)の友情も微笑ましい。
そして、野宮さん山田さんを見守り、時にお節介という名のナイスアシストを繰り出す美人上司の美和子さん。
また竹本くんと森田さん、はぐちゃんの三角関係も、少しずつ変化していきます。
森田さんに惹かれるはぐちゃん、でも一緒にいて上手くいくかというと、必ずしもそうではない。
はぐちゃんが最後に選ぶのは、恋する相手か、それともパートナーたり得る相手なのか?
甘いだけではない、生き方を見つめる彼女の選択。
賛否両論あるようですが、私は納得できました。
恋だけではなく、友愛や家族愛など、色々な人間関係が細やかに書かれているのも、本作の魅力ですね。
見たことが無い方は、ぜひ一度視聴してみて下さい。
楽曲も素敵だし、原作の雰囲気を壊さない、愛らしい絵も魅力的です!
第16位:Angel Beats!
麻枝准/Angel Beats! Project・中部日本放送
アニメ「Angel Beats!」より引用
キュンキュン度 | ★★★☆☆ |
心が動かされる度 | ★★★★★ |
制作 | P.A.WORKS |
ジャンル | 学園ファンタジー、群像劇 |
別名「天使の鼓動」。
何か心残りがありながら、青春時代に死んでしまった若者達が集められる不思議な世界が舞台。
つまり登場する人物達はすでに死んでいるものばかり。
なぜそんな不思議な世界があるのか。
その世界を作ったと考えられている「天使」とは一体何者なのか。
この作品を説明すればするほど「恋愛アニメ」とはかけ離れた印象が強まると思います。笑
しかし、最後まで見て下さい。
この作品がどれだけ「恋」さえも遥かに超えた強い絆で結ばれたものであるという事が分かります。
最後は「恋心」ゆえにいつまでも一緒にいたい・・・と思いを抱きますが、死んだものが集まる世界にいつまでも残っていてはいけません。
さて、このファンタジー要素が強い作品の終着地点は果たして・・・。
制作は数々の大ヒット作品を生み出し、キャラクターの表情や背景の作りに定評があるP.A.WORKS。
そして作品の発案、構成はあの笑いと泣きを上手く組み合わせる麻枝准さん。
この最強タッグがお送りするんだから間違いなし。
ただ、作品の構成上13話で締めなければいけないので、ちょっと消化不良な印象を抱くかもしれません。(^_^;)
第15位:プラスティック・メモリーズ
©MAGES./Project PM
アニメ「プラスティック・メモリーズ」より引用
キュンキュン度 | ★★★★☆ |
心が動かされる度 | ★★★★☆ |
制作 | 動画工房 |
ジャンル | 学園もの |
「ギフティア」という感情を持つアンドロイドが家事や介護などに普通に利用されている時代。
しかし、その「ギフティア」には81,920時間(約9年4ヶ月)という寿命があるので、それを回収する専門部署が存在します。
なぜ、回収の専門部署があるのか・・・。
それは9年もの間、感情を持つギフティアと共に過ごしていると恋愛感情や、家族的な感情を抱くから。
場合によっては親が子へする一切の事をギフティアが代行していることもあるため「親」として依存しているような子供さえもいます。
つまり、みんな離れたくないんですよ。
しかし、ギフティアには寿命があります。 ← 実際には記憶がリセットされて存在自体は消滅しません。
寿命を迎える前には、それを伝え、そしてどのタイミングで回収をするのかを利用者と相談をしなければいけません。
その仕事をになっているのが「ターミナルサービス課」。
「ターミナルサービス課」に親のコネでやってきたのが主人公の水柿 ツカサ。
ギフティアであるアイラとコンビを組んで仕事に臨みます。
まあ、当然コネでやってくるわけですからやる気なんて無いわけですよ。
しかし、そこで見た光景によって考え方が変わっていき・・・さらには自分さえもギフティアであるアイラに特別な感情を抱き・・・。
「プラスティック・メモリーズ」はそんな作品。
オリジナルアニメ作品であり、先が読めてしまうような王道的な恋愛作品。
王道はすたれないから王道なんです。笑
たまにはド王道で泣いてみませんか?
そしてこの作品にスパイスを加えてくれるのが声優の雨宮天さん。
マジで可愛いのでそれだけでも見る価値あり。笑
第14位:ゴールデンタイム
竹宮ゆゆこ/KADOKAWA アスキー・メディアワークス・おまけん
アニメ「ゴールデンタイム」より引用
キュンキュン度 | ★★★☆☆ |
心が動かされる度 | ★★★★★ |
制作 | J.C.STAFF |
ジャンル | 学園ラブコメディ |
この作品は「とらドラ!」を書いた竹宮ゆゆこさん原作作品。
記憶喪失ものの恋愛作品・・・という、まあ良くあるシナリオ。
僕は1回見たアニメは何度も見る派なのですが、「ゴールデンタイム」に関しては見ていてかなり辛くなってくるのでまだ1回しか見れていません。(^_^;)
ただ、この作品は「恋」っていう思いの強さに感動します。
確かに主人公の多田万里の声は大嫌いです。笑
個人的にはあんまり好きな演出ではない部分も結構あります。笑
でも、やっぱりこの作品を見ると「恋」は素敵だと再認識出来ます。
家族よりも、この世界のだれよりも、ただ1人の事だけを強く強く思えることって、スゴく素敵。
「恋」っていう感情は友人に抱く感情よりも、家族に抱く感情よりも、強くて深いんですよね・・・ホントに不思議な感情です。
第13位:コクリコ坂から
佐山哲郎・高橋千鶴/講談社・スタジオジブリ
劇場アニメ「コクリコ坂から」より引用
キュンキュン度 | ★★★★☆ |
心が動かされる度 | ★★★★☆ |
制作 | スタジオジブリ |
ジャンル | 学園もの |
スタジオジブリ製作の名作アニメ映画。
ピュアな恋を扱った作品は数多くありますが、本作品もまた外せない、爽やかな青春物語です。
舞台は、昭和30年代の横浜。
海の見える家に住む少女・松崎海は、毎朝船乗りだった亡き父を想い、旗を上げていました。
海のあだ名は、フランス語で海を表す「メル」。
父は亡くなり、母は仕事で外国にいるけれど、祖母や妹弟、下宿人達の為に家事をこなすしっかり者です。
ガスで火を点けるかまどに、旧式の水道。
二層式の洗濯機など、この映画に登場する家具や電化製品は、懐かしいモノばかりです。
ビニール貼りの椅子や瓶ビールなど、古き良き昭和の生活が見えてくるのが楽しいです(この時代の家事は大変だなあ、という気もしますが……。)
学業と家事をキリキリこなす、年より落ち着いた海。
そんな彼女ですが、ある日学校内にある男子部活棟、「カルチェラタン」の保護を求める男子学生を見かけます。
彼は、何かと目立つ上級生の風間俊。
反対派にも怯まず、堂々と自分の主張を通す俊の姿に圧倒される海。
学校では、老朽化の為カルチェラタンを壊したい教師陣と、やめさせたい生徒の間に対立が生じていました。
俊と親友の水沼、そしてカルチェラタンの男子学生達と知り合い、海も彼らに協力するようになります。
家事の合間にガリ板作り(懐かしい)を手伝ったり、女子生徒達を誘って、カルチェラタンの大掃除を決行したり……。
そんな中、海と俊は少しずつ惹かれ合うようになります。
とは言え、そこは昭和30年代の学生さん。
自転車に二人乗りしてコロッケを買い食いしたり、仄かで可愛い、節度あるお付き合いなのですが……。
しかし、舗装されていない道を、ゴツい自転車で二人乗りする姿には、何とも言えないノスタルジーを感じます。
胸がドキドキするだろうなあ、ソワソワして嬉しいだろうなあと、なんだか見ている方も甘酸っぱい気持ちに……。
順調に進展する二人でしたが、海の家に下宿する北斗さんの送別会で、思いがけない事実が浮上します。
海に見せられた、彼女の亡き父親の写真に顔を曇らせる俊。
それは、俊が養父に「お前の実の父親だ」と見せられた写真の人物と、同一人だったのです。
自分と海は、異母兄妹なのかも知れない。
悩みながらも真実を告げられず、海から距離を置く俊。
一方、訳も分からず俊に避けられた海は、嫌われたのかと悩みます。
しかし、そこで「嫌いになったなら、そう言って」と直接相手にぶつけることが出来るのが、海の凄いところ。
俊は観念し、自分の疑念を伝えます。
思いがけない事実に、動揺する海。
心が弱った海が、その夜に見た夢の内容が、また泣けます。
亡き父親が帰って来て、その胸に飛び込む海。
目が覚めた時、夢だったと気付く場面が切なくて……。
いよいよカルチェラタンの取り壊しが決まり、そうはさせまいと起死回生の策を練る俊と水沼、海。
その夜、路面電車に乗り込む前、海は俊に自分の素直な気持ちを伝えます。
「私、風間さんが好き。例え兄妹でも……」
彼女の気持ちを受け止め、「俺も好きだ」と、笑顔ではっきり応えた俊。
この場面が、とても良いのです。
現代人の感覚なら、ここで思わず抱擁、更にはチューとなりそうな場面ですが……。
二人は見つめ合い、言葉を交わすのが精一杯。
しかし、やり取りは駆け引きがなく、真っ直ぐです。
なんだか、この一連のやり取りが昭和っぽいなあ……と感じます。
現代人なら恥ずかしくて茶化してしまいそうな時も、コクリコ坂の人達は真っ直ぐにぶつけます。
言葉を飾らず、素直に……。
肩を組んで歌を歌ったり、なんだかとても眩しく感じます。
ちなみに、海と俊の本当の関係は?
そこは帰国した海の母と、俊の養父のファインプレーで明らかになります。
ぜひ、最後まで見て下さい。
エンドロールで主題歌を聴きながら、爽やかな気持ちになれること請け合いです。
第12位:君の名は。
「君の名は。」製作委員会
アニメ「君の名は。」より引用
キュンキュン度 | ★★★★☆ |
心が動かされる度 | ★★★★★ |
制作 | コミックス・ウェーブ・フィルム |
ジャンル | 恋愛ファンタジー |
さあ、出ました「君の名は。」。笑
日本の映画の歴史を塗り替えた大きな大きな作品。
「3年」という時空を超えながらも体が入れ替わってしまう男子高校生・立花瀧と女子校生・宮水三葉を中心に描くファンタジー要素の強い恋愛作品。
タイムスリップ、高校生の恋愛要素、入れ替わり・・・などの王道的要素を多分に取り込んだことによって「監督の新海誠は売上げに走った」というファンも多いですが、実際見てみると
- 綺麗な背景
- 斬新なまでに物語の中心に据えられた楽曲
- 綿密に作り込まれたストーリー
から人気が爆発。
僕は映画館に3回足を運びました。笑
背景と音楽だけでも劇場で見る価値がある作品だと感じたから。
きっとたくさんの人が何度も足を運んだと思います。
そこにさらに乗っかるのが恋愛要素。
入れかわりながらも互いに引かれ合っていき・・・やっと会えた瞬間のシーンはもの凄く綺麗でしたね。
互いの手のひらに名前を書き、もうお互いに忘れないようにしますが・・・魔法の時間は長くは続かず、すぐにまた元の世界に戻ってしまいます。
みつはは自分の地元や愛する家族、友人を守るために奔走しますが袋小路の窮地に立たされてしまいます。
そこでさっき瀧が手のひらに書いた文字を見ると・・・。
↑この瞬間が僕は「君の名は。」で一番好きなシーン。
あそこまで絶望的で、もう足を前に出すことさえも出来なくなっている心情で「恋」の力がその全てを一変させる。
どんだけあきらめ書けていても「恋」は背中を押すんですよね。
「あー、恋してぇ」・・・僕はこのシーンを見る度にそう思います。笑
あれだけ売れただけはある作品だな、と感じます。
第11位:君に届け
椎名軽穂/集英社・「君に届け」製作委員会
アニメ「君に届け」より引用
キュンキュン度 | ★★★★★ |
心が動かされる度 | ★★★★☆ |
制作 | Production I.G |
ジャンル | 学園もの |
たくさんの素晴らしい作品を送り出してきたProduction I.Gの代表的作品。
原作は僕の祖父母の家がある場所で、まさに「君に届け」に出てくる高校こそ、僕の母親の母校というちょっと個人的に思い入れの強い作品です。笑
「恋愛アニメ」を上げるならばこの作品を上げない訳にはいきません。
内気でしかも黒髪ストレートの少女・黒沼爽子と、クラスでも人気が高くどこにいても自然と中心になるような風早翔太が中心に描かれる物語。
まあ、ありがちとも取れるような内容ではあるのですが、この二人が心の距離を徐々に詰めながらも時にはすれ違い、時には意志が通じ合わないながらも、
絶対的に信頼し合い、どこまでも純情な二人が最後にやっと結ばれます。
風早くんは反則過ぎるほど爽やかで良い奴で完璧すぎるのですが、うわべだけを取り繕っている女子達には目もくれず、ちゃんと爽子だけをみているので文句が1つも出てこないという完璧な負けっぷりを露呈する僕。笑
とても素敵な恋愛。
そして、とても素敵なキャラクターばかりの魅力溢れる作品です。
恋愛アニメランキング10位~4位
第10位:たまこまーけっと(劇場版)
©京都アニメーション/うさぎ山商店街
劇場アニメ「たまこまーけっと」より引用
キュンキュン度 | ★★★★☆ |
心が動かされる度 | ★★★☆☆ |
制作 | 京都アニメーション |
ジャンル | 商店街、学園、人情コメディ |
今回はアニメオリジナル作品をいくつか上げていますが、その中でも天下の「京アニ」様のオリジナル作品。
アニメを1クール放送した後の劇場版。
アニメ自体だけだとココのランキングに入ることはなかったですし、作品自体も個人的には高く評価をしていませんでした。
しかし、全ては劇場版のためにあったんですね。笑
正直最初映画をやると聞いた時は「たまこまーけっとで何を映画化すんねん」とにわか関西弁で突っ込んでしまいましたが、いやあ今となっては「よく映画に踏み切ってくれた!」と感激しています。笑
案の定、恋愛に全く免疫がない主人公のたまこはもち蔵から寄せられる恋愛感情に戸惑うのですが、最後の最後。
駅のホームで糸電話を投げつけたシーンには鳥肌が立ちました。
僕はたまこと結婚したいです。
アニメ本編を全く見ていなくても大丈夫。
正直アニメ自体はそこまで見る価値が無いので・・・まあ可愛いですけどね。笑
劇場版だけでも十分。
ただ、キャラクターへの思い入れが出てこないかもしれません。(^_^;)
まだ見ていない人は是非とも見てみて下さい。
第9位:月がきれい
「月がきれい」製作委員会
アニメ「月がきれい」より引用
キュンキュン度 | ★★★★★ |
心が動かされる度 | ★★★★☆ |
制作 | feel. |
ジャンル | 学園もの・文学系 |
あまりヒット作がある印象がない制作会社feel.のオリジナル作品。
放送前に期待をしていた人はいなかったと思いますが、始まるやいなやAmazonビデオでも高い評価を獲得。
中学生という多感の時期の恋愛を文学書を引用しながら物語は進んで行きます。
当然キュンキュンするシーンもあるのですが、どこか淡々とした描写も多々あり、すごく不思議な雰囲気を醸し出している作品。
最近ではラノベ風の恋愛作品が多い中でかなり異色の作品だと思います。
非常に丁寧に心情を表現しているシーンが多々見受けられ・・・
個人的には部屋の照明にぶら下がっている紐を殴ってよけるという、思春期の男子が自分のうきうきした感情を抑えられないときに絶対やったであろう描写が好き。笑
作品の最後には大人になった一幕も登場し「そんなに中学の恋愛が上手く行くはずがない!」という感想を抱いた人もたくさんいるようですが、どこまでも純情な作品・・・それが「月がきれい」。
僕は主人公の友人の声が大嫌いです、というどうでも良い情報もお知らせしておきます。
第8位:一週間フレンズ。
葉月抹茶/スクウェア・エニックス、「一週間フレンズ。」製作委員会
アニメ「一週間フレンズ。」より引用
キュンキュン度 | ★★★★★ |
心が動かされる度 | ★★★★★ |
制作 | ブレインズ・ベース |
ジャンル | 学園もの |
実写化もされた大人気作品「一週間フレンズ。」
他の作品に比べると「好きになった理由」というのがあまり明確ではなく、正直勢いで好きになってる感が否めないところもありますが。笑
でも、主人公である長谷祐樹の「好き」という感情は本物。
ヒロインは一週間で「友達に関する記憶」が消えてしまうと言う特殊な能力を備えた女の子。
それゆえに友人を作ろうとしないで周囲と一線を引くのですが、その壁を何度も何度も壊し続けた男・・・それが主人公の長谷。
正直あそこまで何度も打ちのめされながらも追っかけられるのか・・・と思うほど。
当然、その一線を越えて友達になっても記憶が無くなってしまうのでまた一週間後に友達になるところから始めなければいけません。
そこで毎回言う「僕と友達になって下さい」。
コレはもはや名言ですね。
ホント長谷すげえ・・・と思います。
長谷はヒロインの女の子が一週間で「友達に関する記憶」が消えてしまう理由は過去の友人関係にある事が分かり、それを解決する方向に動きます。
最後には一週間経っても長谷のことを覚えているシーンが描かれ、長谷ともども視聴者全員がスタンディングオベーションで拍手喝采したことでしょう。
素晴らしく純情な素敵な作品です。
第7位:あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない
(C)「あの花」製作委員会
アニメ「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」より引用
キュンキュン度 | ★★★☆☆ |
心が動かされる度 | ★★★★☆ |
制作 | フジテレビ・ノイタミナ |
ジャンル | 青春ファンタジー |
現在の深夜アニメ制作の代表的存在フジテレビ・ノイタミナが制作したオリジナル作品。
実写ドラマ、劇場版アニメも好評を博し、アニメに疎い人でも知っている作品ですね。
まあ「恋愛アニメ」というのとはちょっと違うかな・・・と思います。
でも、この作品は幼少期に死んでしまった「めんま」を中心に複雑な恋愛感情の連鎖によって成り立っています。
その恋心情が無ければこの作品が動くことはなかったでしょうし、あそこまで感動を呼ばなかったのかな、と思います。
特に主人公の「じんたん」の「めんま」に対するひたむきな恋心は胸を打ちます。
幽霊として登場する「めんま」を成仏させてあげたいけど、いつまでも一緒にいたい。
その心って、愛する人が幽霊として登場した人が全員抱く感情だと思います。
だけど「じんたん」は成仏に向かって歩き出す。
自分の身を削り、全てを「めんま」のために費やし、そしてプライドを捨て昔の仲間と向き合います。
劇場アニメはアニメ本編のまとめが中心に制作されているのですが、サクッと泣くのに丁度良いです。笑
見れば泣ける、最後が分かっていても泣ける。
そんなものすごいパワーを秘めた素晴らしい作品です。
第6位:Just Because!
©FOA/Just Because! 製作委員会
アニメ「Just Because!」より引用
キュンキュン度 | ★★★★☆ |
心が動かされる度 | ★★★☆☆ |
制作 | PINE JAM |
ジャンル | 学園もの |
アニメ制作会社として新進気鋭のPINE JAMが制作したオリジナル作品。
めちゃくちゃ雰囲気のある作品です。
オリジナルの恋愛アニメとしては「月がきれい」や「あの花」の方が評価が高い事が多いのですが・・・
個人的には「Just Because!」を推したい。
中学の終わりに転校した泉瑛太が、その頃思い合っていた夏目美緒や親友同士だった相馬陽斗が通う高校に戻ってくるところから物語は始まります。
恋愛アニメにあるような激動なシーン、派手なシーンなどの分かりやすい分岐点は一切無いのですが、終始淡々と進行する物語になぜだかどんどん引き込まれます。
大きな動きはあまりないので嫌いな人は嫌いかもしれません。(^_^;)
しかし、個人的には1話目から良い。
瑛太と陽斗が野球をするシーンにかかる吹奏楽部の演奏。
©FOA/Just Because! 製作委員会
アニメ「Just Because!」より引用
淡々とした描写ながら「何かが起こる」というワクワク感を醸しだしています。
僕はこの1話で心を鷲掴みにされて結局最後まで見ちゃいました。
最後まで見た結果、良き。
ただ、最後の最後が引き延ばしすぎかなって感じはしますけど。
でもね・・・草食系の男子が多くなった昨今、コレがリアルな恋愛なのかな・・・という感じもします。
とにかくまだ見ていない人には是非とも見てみて欲しい作品です。
第5位:バクマン。
大場つぐみ、小畑健/集英社・NHK、小学館集英社プロダクション
アニメ「バクマン。」より引用
キュンキュン度 | ★★★☆☆ |
心が動かされる度 | ★★★★★ |
制作 | J.C.STAFF |
ジャンル | 青春、学園 |
「現代版漫画道」と言うべき「バクマン。」。
これは最高と秋人という二人の少年がコンビを組み、少年ジャンプで漫画家デビューを目指す物語。
青春、夢を叶えるという要素が強い作品。
無事に漫画家としてデビューはするのですが、ゴールはまだまだ先。
彼らの目標は人気作品を生み出し、それがテレビアニメ化すること。
なぜなら、それが最高と想い人・亜豆美保との約束だから。
声優を目指す亜豆と、漫画家デビューを目指す最高は、中学の同級生。
彼らは約束したのです……最高達の作品がアニメになったら、ヒロインの役を亜豆が担当することを。
「亜城木夢叶」というペンネームにも、三人の夢が込められています。
それまでは、想い合う最高と亜豆は、決して直に会わないと……。
いささか時代錯誤なまでの誓いを守り通し、会いたい気持ちを抑える二人。
秋人と彼女が心配しながら見守るも、二人はそれぞれの世界で懸命に進み、メールで互いに励まし合います。
超が付くほどロマンチストで、それでいて誰よりも意思が強い……ある意味、似た者同士の二人。
最高が過労で倒れたり、亜豆が声優としての岐路に立たされたり、幾度も二人の決意を挫きそうになる試練が訪れます。
会いたい、顔を見たい……その気持ちを抑えかね、部屋の外まで来たことも……。
二人は見事に夢を叶え、結婚することが出来るのか?
やがて人気作家となった最高と、アイドル声優になった亜豆の関係が暴露されます。
悪意の嵐が吹き荒れる中、とうとう最高達の作品がアニメ化されることに……。
亜豆は見事、ヒロインの座を射止めることが出来るのか。
夢に向かって真摯に努力する者達を、心から応援したくなる。
そして、純粋な恋心を貫いて欲しくなる……「バクマン。」は、そんな物語。
もうねえ、最後は泣ける・・・ホントに心から「良かった」と思えるし、とにかく泣ける。
ちなみに、秋人と彼女(のちの妻)の香耶も、とても良いカップルです。
明るく元気でハッキリした香耶は、亜豆とは違ったタイプの良い女ですから。
第4位:とらドラ!
竹宮ゆゆこ/アスキー・メディアワークス、「とらドラ!」製作委員会
アニメ「とらドラ!」より引用
キュンキュン度 | ★★★★☆ |
心が動かされる度 | ★★★★★ |
制作 | J.C.STAFF |
ジャンル | 学園もの |
「ゴールデンタイム」に続き竹宮ゆゆこ先生原作による作品。
まさに学園恋愛もののド定番と言える作品ですね。
僕をアニメの世界にいざなった作品こそ、まさに「とらドラ!」。
この作品を見たことがきっかけとなってアニメが大好きになりました。
初めてがこの作品で良かった・・・。
最初は互いの恋愛を後押しする同盟みたいなものを組んでいた主人公の高須竜児と逢坂大河。
しかし作品の後半にいくにつれて周囲の思いや2人の思いが複雑に絡み合うようになり、最後は・・・って感じの作品。笑
この作品を見るならばアニメ後半のエンディングテーマ「オレンジ」と照らし合わせて欲しいですね。
主要の女の子3人の心情をひっそりと歌い上げている名曲。
まさにこの楽曲ありきの作品となっている、と僕は思っています。
その3人の心情こそが「とらドラ!」最骨頂。
素直な感情、遠慮する感情、くっつけようとする感情、自分の思いを隠そうとする感情・・・いろんな感情が複雑骨折を起こし、同じ人を「好き」という3人がどのような行動を取るのか。
それを丁寧に描いた作品。
放送されてから既に10年が経過。
それでもなお今も語り継がれる名作。
いつまでも色あせずに今後も残り続ける素晴らしい作品ですね。
恋愛アニメランキング3位~1位
第3位:true tears
La’cryma/true tears製作委員会
アニメ「true tears」より引用
キュンキュン度 | ★★★☆☆ |
心が動かされる度 | ★★★★★ |
制作 | P.A.WORKS |
ジャンル | 学園もの |
女性の複雑な心情を描くには定評があるP.A.WORKS制作のアニメ作品。
絵本作家を目指す主人公・仲上愼一郎を中心に、彼に思いを寄せる3人の女子校生を描いた作品。
ただ恋愛を描く作品では無く、それぞれがそれぞれの道で何を探し、何を見つけたのか・・・そんなヒューマンドラマ的な要素が非常に強い作品ですね。
僕が「true tears」を見たのはかなり前。
それから1回しか見直してません。
見るのが辛いんですよね。(^_^;)
それくらいそれぞれが思いを抱えていて、恋愛に破れたヒロイン達を思うと超絶切ない気持ちになります。
でも、それが恋愛というもの。
人を成長させてくれて、必ずしも幸せな感情で満たされるだけのものではない。
最後の最後まで素直になれない複雑な背景を持つ2人が心を通わせたときには、涙無しには見ることが出来ません。
第2位:凪のあすから
©Project-118/凪のあすから製作委員会
アニメ「凪のあすから」より引用
キュンキュン度 | ★★★☆☆ |
心が動かされる度 | ★★★★★ |
制作 | P.A.WORKS |
ジャンル | 恋愛、ファンタジー |
第3位の「true tears」を制作した女性の心情を描くことに定評のあるP.A.WORKSさんが制作したオリジナル作品。
超絶気合い入ってます。
人は元々海で生きているという設定で、それが徐々に陸に上がって生活する人が増えた時代を描いています。
海で暮らす人は少数派なのですが、物語は「海」を中心に進行します。
そのため、海の中の作画も多数あるんですが・・・コレがめちゃくちゃキレい。
当然、女性の心情を描く上手さも備えているのですが、その心情を現わした「表情」が素晴らしい。
最高の作画を提供してくれる作品だということをまず言っておきます。
それでね。
恋愛ですよ、恋愛。
恋愛に関しては主要キャラクター7人が、大規模な交通事故を起こしている並にそれぞれの思いが叶わない方向に恋愛感情を向けていきます。笑
片思いの連鎖。
それが物語が収束していくに当たってどんどん整理されていって・・・結びつくべき人と結びついていくのですが、コレがまた切ない。
ずーっと自分を殺して生きてきたものが自分の思いに素直になったり、叶わないと分かりながらもずっと思い続けると決意したり、自分を求め続けてくれた大きな思いに出会ったり・・・
もう泣かずには見られないという感じです。
思い出すだけでも鳥肌が立つような殿堂入りの作品ですね。
第1位:CLANNAD
©VisualArt’s/Key/光坂高校演劇部
アニメ「CLANNAD」より引用
キュンキュン度 | ★★★★☆ |
心が動かされる度 | ★★★★★ |
制作 | 京都アニメーション |
ジャンル | 学園もの、ファンタジー |
CLANNADは人生。
これが僕の人生の格言です。笑
そのため、「恋愛もの」という軽い言葉でこの作品を片付けたくはないのですが、「CLANNAD」は素晴らしい恋愛も描いた作品。
僕が「恋愛」を中心に「CLANNAD」を見た時、印象的なシーンは・・・
せっかく仕事が決まった主人公の岡崎朋也が親のせいでその仕事に切られたシーン。
親のせいで自分の人生が犠牲になったと感じている朋也にとってこの出来事は追い打ちをかけるものとなりました。
かなり自暴自棄になってしまった朋也はコンクリートの壁を殴り続けて怒りをあらわにします。
それを一生懸命止めたのがヒロインの渚。
朋也はこの人生のどん底のようなシーンで勢い半ばに渚にプロポーズをします。
それに「はい」と即答する渚。
いやあ・・・このシーンは良かったです。
仕事がなくなった瞬間にですよ。
怒りの感情にまかせてプロポーズですよ。
「最低!」と言われて離れていっても文句は言えない状況ですよね。
しかし、渚は朋也を全面的に信頼しているし、ここで自分が離れてしまったら朋也は父親のようにダメな人生を歩んでしまうかもしれない。
それを一瞬で悟り、迷うことなくプロポーズを受ける渚には芯の強さを見ました。
体は病弱で、そのせいで高校を2年も留年してしまうほどなのですが・・・ホントに渚は強くて優しい女性だなあと思います。
全部で50話近くあり、絵も独特で抵抗感を感じる人も多いですが、絶対に見て欲しい作品。
まさに人生。
さて、長々と書いてきましたがコレが僕の「恋愛アニメランキング」。
薄っぺらい作品は1つもありません。
全ての作品で「あ、恋って良いな」と思えるし、何か一歩を踏み出そうという思いにさせてくれる作品ばかり。
見たことが無い作品があれば是非とも1度見てみて下さい。