王子様キャラクター……それは本当に王位継承権を持つ者だけではなく、あたかも王子様のような気品や凛々しさ、そして存在感を持つキャラを総称して呼びます。

ヒロインがピンチの時に颯爽と現れ、助けてくれる。

その姿はまさに、「白馬に乗った王子様」。

今回は、そんな魅力を持つキャラクター達をご紹介させて頂きます。

ただし、あくまで個人的なチョイスなので、ご了承下さい。

 

 

アニメの王子様キャラランキング

第1位:「美少女戦士セーラームーン」タキシード仮面


© 武内直子・PNP・講談社・東映アニメーション
アニメ「美少女戦士セーラームーン」

 

まずご紹介するのは「美少女戦士セーラームーン」に登場する、タキシード仮面さま。

最近リメイク新作が放送され、実写化もした、人気が衰えない作品です。

 

タキシード仮面さまとは、主人公の月野うさぎが危機に陥った時にどこからともなく現れ、彼女を助けるとまた去っていく……。

そんな、謎の仮面紳士です。

黒いタキシードにシルクハットを被り、目元を仮面で隠しています。

 

そして、敵に投げつけるのは赤いバラの花。

キザな決め台詞を吐き、どこからともなく去っていく……。

正体不明な彼は、うさぎの憧れの男性でした。

 

登場時に流れる音楽は、もはやお馴染み。

彼の登場シーンは、水戸黄門に通じる「お約束」です。

 

その正体は、大学生の地場衛(ちばまもる)さん。

何かとうさぎの前に現れ、意地悪を言う男性です。

彼の前世は、地球の王子であるプリンス・エンディミオンでした。

うさぎの前世である、月のプリンセス・セレニティと恋をし、彼女を庇って命を落とした彼。

その生まれ変わりが、地場衛でした。

お互いの正体を明かし、相思相愛になったうさぎと衛。

 

続編の「セーラームーンR」では記憶を亡くしたものの、うさぎを護ろうとする意識からアラビア風の装束で「月影の騎士(ナイト)」として活躍しました。

やがて、うさぎとの間に娘のちびうさを儲ける予定の衛(未来からやってきたので……)。

今も褪せない、お馴染みの王子様キャラクターです。

 

 

第2位:「キューティーハニーF」黄昏のプリンス

そして、セーラームーンの後継番組と言える「キューティーハニーF」(フラッシュ)。

同じく、変身美少女モノです。

主人公の如月(きさらぎ)ハニーは、明るく聡明な学園の人気者。

しかし科学者の父が拐われ、自宅が放火に遭うという不幸が……。

 

絶望するハニーの前に現れた謎の青年は、彼女に指輪とチョーカーを渡します。

それは、父が開発した「空中元素固定装置」。

それを使って変身能力を得たハニーは、謎の組織「豹の爪」(パンサークロー)との戦いに身を投じます。

豹の爪は、ハニーの父を誘拐した組織。

そして例の青年は「黄昏のプリンス」と名乗り、ハニーのピンチに度々現れては、彼女を助けて去って行きます。

長い銀髪に整った容姿、ミステリアスな雰囲気……。

 

彼の正体は、敵の首領パンサーゾラの息子「プリンスゼラ」でした。

ハニーの父と共同で、空中元素固定装置を開発した彼。

一度はハニーと敵対しますが、やがて愛の力に興味を持ち、彼女に再び協力するように。

 

最終回では、人質にされたハニーの娘を救出して、去って行きました。

謎があり、想像を掻き立てる……それが、王子様キャラクターの特徴の一つかもしれません。

その点、タキシード仮面と黄昏のプリンスは近いものがありますね。

 

 

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第3位:「BLEACH」朽木白哉

ちなみに、「BLEACH」(ブリーチ)に登場する大貴族・朽木白哉(くちきびゃくや)も「ピンチに駆けつける王子様」タイプです。

 

大貴族の当主という血筋に、気品溢れる言動、凛々しい表情。

類まれな美貌を持つ、まさに生まれながらの王子様。

死神の隊長という、優れた戦士でもあります。

 


久保帯人/集英社・テレビ東京、電通、studioぴえろ
アニメ「BLEACH」より引用

 

そんな彼は、普段はクールで冷たいタイプですが、義理の妹であるルキアのピンチには颯爽と駆けつける、救いのヒーローでもあります。

彼にとってルキアは可愛い妹であり、たった一人の家族であり。

また亡き妻・緋真(ひさな)の忘れ形見でもあります。

ルキアが敵にやられそうになった時、必ずどこかから現れ、敵を倒して去っていく……。

その光景はもはやお馴染みで「ああ、また兄様が……」と思うほど。

素っ気ない態度ながら、心配な気持ちが行動にダダ漏れ。

「シスコン」と呼ばれてしまうのも、仕方ないところでしょう。

 

アニメオリジナルのバウンド編では、敵のヨキにボコボコにされた義妹を間一髪で救出し、きちんとお姫様抱っこでキャッチしました。

もちろん、ヨキはしっかりとボコボコに仕返します。

目を開けたルキアが見たのは、自分を心配そうに見つめる義兄の表情でした。

 

また、怒りのまま敵のリーダーの許に攻撃しに行く白哉。

それでも、絶対に何かしら理由をつけて、妹が心配だと認めない……

彼は、「ツンデレ&シスコン王子様」なのです。現代的ですね。

 

 

第4位:「犬夜叉」殺生丸

ちなみに「犬夜叉」に登場する主人公の兄・殺生丸(せっしょうまる)も、連れの少女・りんのピンチに必ずや駆けつける王子様タイプです。

しかし、態度は素っ気ないツンデレタイプ。

見た目は黄昏のプリンス似ですが、性格は朽木白哉寄り……彼は複合タイプの「ツンデレ妖怪王子様」です。

それにしても、殺生丸と黄昏のプリンスは、見た目がそっくり。長い銀髪に麗しい容姿で、双子のようですね。

 

 

第5位:「耳をすませば」天沢聖司

そしてこの中では群を抜いて一般市民の天沢聖司。

ジブリ作品の中には、駄目人間だけど無駄に王子様キャラのハウル、ツンデレ感が半端ないハク様、自然のことを誰よりも尊んでいるアシタカ、下町の発明王パズーなど、様々な王子様キャラが登場しますが・・・

その中でも小中学生を虜にしてやまない存在はやはり天沢聖司でしょう。

 

中学生にしてプロポーズをして、しかも叶うのか分からない大きな夢を抱えるまさに中学生の中ではトップに君臨する男子生徒。

それが天沢聖司。

今はちょっと時代が違うかもしれませんが、僕が小中学生の頃には「誰が天沢聖司に似ているか選手権」みないたものを女子がよく開催していましたね。

やはり、それほど女子達の中ではイケメン認定の代名詞となるほどのキャラクターなのでしょう。

 

一部では雫ちゃんをストーカー行為でつけ回してその行動パターンを算出してアプローチをかけていたという疑惑も掛けられていますが。笑

それでも「イケメンなら可」なのでしょう。

あんなイケメンに自然を装ってアプローチをかけられて嫌な女はいないのです。笑

 

 

以上がアニメの王子様キャラランキング。

BLや少女漫画などを入れてしまうと、もっといそうですが・・・ここではあえて一般的にメジャーな作品から選択しました。

あなたを癒やす王子様はこの中にいたでしょうか?