「ロリ」と「ショタ」。

2次元作品の萌え的要素として代表的な言葉ですが、皆さんはこの言葉を聞いて思い浮かべるキャラクターはいるでしょうか。

今回は僕個人が思い浮かべるキャラクターを紹介します。

ただ、今回紹介するキャラクターはその壮絶な過去を背負いながら生きている節食い波力溢れるキャラクターです。

ご堪能下さい。

 

 

 
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今回は、印象に残った「ロリ老人」キャラクターについて、お話させて頂きます。

言葉は悪いかも知れませんが、いわゆる「ロリババア」「ショタジジイ」というアレですね。

 

フィクションの世界には、妖精や妖怪、仙人に魔物など、様々な長命な種族が登場します。

よって、外見は若いものの、実年齢は高いというキャラクターも、しばしば存在します。

今回は、その中でも個人的に気になった、印象に残った人達をテーマにさせて頂くのですが・・・。

 

実年齢と外見が違っても、「七つの大罪」に登場するメリオダスや、「十二国記」に登場する珠晶(しゅしょう)や六太(ろくた)は、いわゆる「ロリ老人」には当てはまらない気がします。

あくまで、個人的な感じ方かもしれませんが。

その理由は、恐らく彼らが外見だけでなく、心も幼いから。

 

僕にとって「ロリババア」等の呼称が相応しいのは、見た目は幼いけれど、内面は大人、という人物なのです。

 

いわゆる名探偵コナン君です。笑

 

その定義に当てはめ、僕なりのロリババアとショタジジイを紹介したいと思います。

 

 

ロリババア代表:「物語シリーズ」忍野忍

 

そう思った時、私が思い浮かべる「ロリババア」と呼べるキャラクターは、「物語シリーズ」の「忍野 忍」(おしの しのぶ)ちゃんでした。

彼女は、外見は可愛らしい、八歳ぐらいの童女です。

 

しかしその実態は、六百歳近く生きる吸血鬼。

本来の姿は、長身でスラッとした迫力ある金髪美女。

誰より強く恐ろしい、まさに「怪異の王」と呼ぶべき存在でした。

 

しかし、主人公の阿良々木くんと出会い、彼の中に封印されたことで力を失います。

 

初めは自分の屈辱的な境遇が我慢出来ず、阿良々木くんを恨んだ忍ちゃん。

「吸血鬼の絞りカス」と、自嘲することもありました。

 

しかし彼と和解し、少しずつ現状を受け入れた彼女は、阿良々木くんと信頼関係を結んでいきます。

皮肉なことに、自由と力を失ったことで、孤独だった彼女は、初めて「居場所」と「賑やかな毎日」を得ました。

お人好しな阿良々木くんは、いつもピンチな他人を放っておけず、身体を張ってばかり。

そんな彼に呆れながらも、忍ちゃんはつい、彼に力を貸してしまいます。

見た目は幼女でも、彼女の知識と能力は人知を越えたもの。

何より、ふとした瞬間に怪異らしい残酷さを垣間見せることも。

 

そんな忍ちゃんですが、宿主の影響を受けたのか、だんだんと言動が幼女らしくなってきました。

「ミ○タードーナツ」という人間界の美味にも出会い、最近の彼女はけっこう幸せそうです。

阿良々木くんに抱っこをせがんだり、嬉しそうにドーナツを頬張る姿は、無邪気な子供そのもの。

 

それでも、根っこに持つ誇り高さと、吸血鬼の冷酷さは、決して失わないのでしょう。

恋人の戦場ヶ原さんとは別の意味で、阿良々木くんと一心同体のパートナーです。

何せ、一つの命を二人で共有しているのですから。

 

そのギャップが性別を問わず人気を博し、物語シリーズの中でも人気が高いキャラクターとしてその地位を確立しています。

僕個人としては物語シリーズの中で好きな女性キャラを上げるとしたら戦場ヶ原ひたぎ様が1位に上がるわけですが・・・。笑

 

 

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ショタジジイ代表:「人魚の森」真人

 

個人的に「ショタジジイ」の呼称が相応しいと思うキャラクターは、「人魚の森」に登場する「真人」(まさと)です。

「人魚の森」は犬夜叉と作者が同じ。

あまり本作を知らない人も多いかもしれませんが、犬夜叉同様にとても素敵な作品です。

人魚の肉を食べた人は永遠の命を授かってしまうという設定上、見た目と中身がそぐわないキャラクターがたくさん登場します。

 

真人もその1人。

彼も、外見は可愛らしい、幼い少年。

しかしその中身は、八百年を生きる不老長寿で、老獪な男でした。

自分の外見が幼いことを利用して、周りの目を欺く強かさも持っています。

 

子供のまま成長が止まった彼は、1人で生きることが出来ません。

目をつけた女性に人魚の肉を食わせて、不老不死の保護者を作り出そうとします。

その彼が目をつけたのは、すでに不老長寿を手に入れた少女・真魚(まな)でした。

真魚を手に入れる為、彼女のパートナーである湧太(ゆうた)を、亡き者にしようとする真人。

ピアノ線で彼の首を切断しようとしたり、指で目を潰したり。

果ては、隠し持っていた拳銃で、湧太を躊躇いなく撃ちます。

「これ、本物だぜ。前の戦争の時にくすねておいたんだ」

薄笑いを浮かべながら、そう告げる真人。

声優さんの演技が見事なこともあり、あどけない見た目とのギャップもおぞましく、怪物に見えてきます。

 

しかし彼も、最初からそんな性格だった訳ではありません。

八百年前、普通の人間だった頃は母親想いの子供だった彼。

床に臥せる母親に食べさせようと、不老長寿の妙薬である人魚の肉を差し出した真人。

しかし母親は身体の変化に耐えきれず化け物になり、一緒に食べた彼だけが不死になりました。

 

それから長い間、一人で生きてきた真人。

出会う相手にはすぐ先立たれ、気が遠くなるほどの時間を生きて……。

今のような性格にならないと、耐えられない人生だったのでしょう。

「俺達みたいなのが、いちいち人を本気で好きになってたんじゃ、たまらねえじゃねえか……」

真人が、同じ不老不死の湧太に向かって呟いた言葉です。

まさに名探偵コナン君よりも壮絶な過去と年月を背負った少年なんです。

 

同じ体質の真魚に出会えた湧太と、会えなかった真人。

終盤でトラックに衝突しそうになった真人は、

「生き返ったら、また誰か探すさ」

と呟きます。

 

重症を負ってもすぐに生き返り、また長い生を生きねばならない真人。

あどけない外見と、疲れた老人のような心を併せ持つ、まさに個人的「ベストオブ・ショタジジイ」なのです。

 

 

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「HELLSING」ウォルター

平野耕太/少年画報社・Hellsing製作委員会
アニメ「HELLSING」より引用

 

名作アニメ「HELLSING」(ヘルシング)に登場する、数々の魅力的なキャラクター……。

人外の怪物アーカード、鉄の女インテグラさま、新米吸血鬼のセラス、等々。

味方敵共に、印象的なキャラクターが多数登場します。(個人的にはオリジナル展開のテレビシリーズより、原作寄りのOVAがオススメです)

 

その中で、ひときわ強烈なのがウォルターさん。

 

穏やかな初老の執事ですが、実は一人で少年から老人、忠臣から裏切り者までこなす、スーパーお爺さんなのです!

そんな、「一人萌え満漢全席」とでも言うべき、ウォルターさん。

彼の魅力を、ご紹介させて頂きます。

 

ショタ好きも、枯れた老人好きも。

ぜひOVA、テレビシリーズ、ついでに原作など、色々なウォルターさんに触れて、そして虜になって下さい。(ただしここから先は、本編のネタバレを含みますのでご注意下さい)

 

ウォルターさんとはどんな人?

ウォルターさんの正式名はウォルター・クム・ドルネーズ。

登場時の年齢は、恐らく70歳前。

白髪混じりの髪を一つに束ね、単眼鏡に燕尾服という、完璧な英国紳士です。

 

主人公の吸血鬼アーカードが仕える女傑・インテグラさま。

彼女の父親の代からヘルシング家に仕える敏腕執事、それがウォルターさんです。

 

アーカードとは旧知の仲で、若い頃は共に「ゴミ処理係」としてヘルシング家の敵と戦い、始末したことも。

インテグラさまにとっては少女の頃から自分を支えてくれた、家族以上の存在です。

今は執事として主の日常のお世話をしていますが、非常時には冷酷な「昔の顔」を見せ、牙を剥きます。

 

ウォルターさんの裏の顔

敵が多いヘルシング家では、極力普通の人間を雇いません。

居るのは傭兵など戦のプロか、アーカードやセラスのような、人外の吸血鬼ばかり。

 

ですからインテグラさまのお茶の支度から、下の者への指示、車の運転など、執事の仕事は多岐に渡ります。

アーカード達の武器や、寝床である棺桶(!)の手配など、普通の執事とは違う仕事もありますが……。

 

そんな表の顔とは別に、彼には裏の顔があります。

それはヘルシング家に仇なす者達を倒し、殺すこと。

 

極細の鋼線を自在に操り、何人もの相手を瞬時に切り刻む、恐ろしい技の使い手です。

初期の「ヴァレンタイン兄弟襲撃事件」の時は、襲いくる不死の兵士達をあっという間に始末し、昔と変わらない技の冴えを見せました。

「昔のようにはいかんものだ」と言っていましたが……いえいえ、充分凄いですよ!

 

「死神」という二つ名にも納得です。

 

ちなみに、敵に向かって

「小便は済ませたか?神様にお祈りは?部屋の隅でガタガタ震えて命乞いする、心の準備はOK?」

という超クールな、シビれる台詞も放ちました。

 

穏やかな普段とのギャップが堪りませんね。

しかも声の担当は、清川元夢さんです。

 

 

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忠臣から裏切り者へ

そんなウォルターさんですが、なんと終盤で、敵である組織「ミレニアム」に加わります。

50年以上仕えた、忠実な彼がなぜ……彼を慕っていたセラスも、長い付き合いのアーカードも、強い衝撃を受けました。

特に肉親のように信頼していたインテグラさまの驚きは、言葉に出来ないほど。

 

ミレニアムの吸血鬼化手術を受け、全盛期の若い姿(恐らく30代)で表れ、ヘルシング家と対立したウォルターさん。

彼が信頼、居場所、仲間に寿命、人間の身体……全てと引き換えにしたかったこと。

それはアーカードと戦い、倒したいという、シンプルな望みでした。

 

この日の為に本心を隠し、50年以上生き続けてきたのです。

恐らく、初めてミレニアムと接触した少年の頃から……。

 

「この世は修羅の巷の一夜の夢。俺はこの夜明けの刹那、遂に死神となった!」

痺れる台詞が多い作品の、特に印象的な名台詞の一つです。

 

「老いたお前の姿は、今の何倍も美しかったのに」

そう嘆きながらもウォルターさんの願いに応え、彼と全力で戦うアーカード。

茶目っ気か、途中から少女の姿になって。

 

全盛期のパワーと年寄りの狡猾さ、そして一生分の経験を全てかけて、アーカードを追い詰めました。

鋼線でヘリコプターからビルまで切断する、とんでもない全盛期ウォルターさんの戦いぶり。

重ねた鋼線で咄嗟にガードするなど、臨機応変さも見事です。

 

しかし無茶な手術の影響で、ウォルターさんの身体は更に若返り……なんと、少年時代の肉体になってしまいました。

 

平野耕太/少年画報社・Hellsing製作委員会
アニメ「HELLSING」より引用

 

その姿で、アーカードにトドメを刺そうとしますが……。

 

ウォルターさんの最後

トドメを刺すことが出来ないまま、敵のシュレディンガーと同化し、消えてしまったアーカード。

勝負をつけるチャンスを失い呆然とするウォルターを、敵のハインケルの銃弾が襲います。

それをやりすごしミレニアムの船に乗り込んだウォルターさんは、博士(ドク)と彼の研究成果を始末します。

 

「最後のけじめ」として……。

 

沈む船の中、葉巻を吸いながらウォルターさんは「勝ちたかったなあ、アイツに……」「おさらばです、お嬢様」と呟き、最後を終えました。

ちなみに最後の瞬間、彼は少年ではなく、お馴染みの老人の姿に……。

インテグラは、離れた場所にいながら「今、ウォルターが死んだ」と気付きました。

 

ちなみにインテグラは、ウォルターさんが亡くなって30年経った後も、彼の裏切りのショックを引き摺っているようです。

それだけ、彼への信頼が深かったのでしょうね。

裏切られた衝撃も……。

 

本当のウォルターさんは?

最後は主と敵対し、裏切り者の道を選んだウォルターさん。

本当の彼は、忠臣と裏切り者のどちらだったのでしょうか?

長年仕えたインテグラに見せた優しさや気遣いは、全て偽りだったのでしょうか。

 

私には、そうは思えません。

あくまで、個人的に感じたことですが……。

 

初登場時から常にインテグラに寄り添い、影から助けてきたウォルター。

辛い時は気遣い、美味しい紅茶を淹れ、口に出す前に、瞬時に彼女の意向を察知してきました。

その見事な執事ぶりは、うわべだけの忠臣には出来ないような気がします

 

インテグラにも、そしてセラスや他の部下にも、確かな情があったのではないかな、と。

決別の時、セラスに「今までありがとうございました!」と言われた際見せた、ほろ苦い笑み……それが答えだと感じました。

 

ただ、それらを上回るほど、アーカードと戦いたい、そして勝ちたいという気持ちが強かったのでしょう。

忠臣と敵、一人で両方をこなしたウォルターさん。

彼は本当に、盛りだくさんなキャラクターです。

 

アーカードの名台詞「パーフェクトだ、ウォルター」を贈りたくなるほどに。(声は中田譲治さんでお願いします)

 


 

決して現実には存在しない、フィクションならではの彼ら。

独特の哀しさを持つ、特異なキャラクターだと思います。

まさに非現実的な世界観を描くことが出来る2次元にふさわしいキャラクター。

 

ただ、この3キャラクターに言えることは背景にはもの凄い過去を抱えているということ。

ただ単に萌え的な要素を持つキャラクターではなく、我々の人生を振り返らせるほど圧倒的な存在感を持つ魅力溢れるキャラクターですね。

 
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