ツンデレ、体格差、年齢差、幼なじみ、敵同士……。

鉄板の人気シチュエーションは数あれど、中でも「年の差コンビ(カップル)」の人気は根強いです(断言)。

今回はそんな、年の差コンビが登場するアニメ作品をご紹介させて頂きます。

凸凹加減が可愛い組み合わせに、ほっこり癒されつつ、恐れおののいて下さい・・・。笑

 

 

ロリコンとは?

「ロリコン」とは・・・

ロリータ・コンプレックス の略で、幼女・少女への性的嗜好や恋愛感情のことを指します。

この語源が少女を愛してしまった中年男性を描いたロシアの小説のタイトル「ロリータ」から来ているそうです。

 

それが日本でも当たり前に使われているのですからスゴイ話。

ロリコンって、世界的に見ると非常に長い歴史があるよう・・・。

まあお金持ちってある程度道楽をし尽くしますから・・・最終的に行き着くのが「幼女」だったり「ニューハーフ」だったり「同性」だったり・・・というのは良くある話。

 

個人的にはロリコンの嗜好はあまり良く分かりませんが、どこか清い、真っさらなものを自分の手で汚したい・・・的な感じなのかな?

今後も一貫してロリコンの方は確実に出現します。

皆様、犯罪・・・として取り締まられない範囲でお楽しみ下さい。笑

 

 

ロリコンアニメキャラ日本代表

さてさて、そんなロリコンの男性はアニメにも登場します。

ココで取り上げているキャラクターは、露骨に自分自身をロリコンだと言ってはいません。

しかし、皆さんどうしようもなくロリコンだと思いますのでご紹介していきます。笑

 

 

「ブラックジャック」ブラックジャックとピノコ

年の差コンビと言えば、外せないのがこの二人。

手塚治虫先生の名作マンガ「ブラックジャック」が原作。

主人公は天才的な腕を持ちながら、無免許医師のブラックジャックこと、間黒男。

そして彼と同居している幼女が、ピノコです。

 


手塚治虫/手塚プロダクション
アニメ「ブラックジャック」より引用

 

しかしこのピノコちゃん、見た目通りの普通の子供ではありません。

彼女は双子の姉の体内で18年間生きていた、バラバラの脳や内臓、髪の毛でした。

つまり、一種の奇形。

 

ブラックジャック先生の手で姉の身体から摘出され、作り物の皮膚や骨と合わせて、一人の人間として生まれたピノコ。

家族から拒絶されたピノコを先生は引き取り、一緒に暮らし始めます。

 

「自称18歳」だけど、ピノコとしてはまだ、この世に生まれたばかりの彼女。

実際言うこともやることも幼いし、見た目も幼女にしか見えません。

 

しかしピノコ自身は自分を「レディ」と言い、先生の奥さんのつもりでいます。

失敗しながら家事をこなし、帰った先生に「キスしてあげゆ」とチューをする姿に、先生も苦笑い。

 

しかし先生も、なんだかんだ言ってピノコに優しいです。

見た目は完全に父娘ですし……OVA版は笑が劇画タッチなので、なおさら。

テレビ版は絵柄が可愛いけれど、二人が並んだところはやっぱり、夫婦ではなく父娘です。

 

ブラックジャック先生にとって裏表がなく、真っ直ぐ自分を慕ってくれるピノコは可愛いし、かけがえのない存在なのかもしれません。

子供の頃の大事故が原因で母を亡くし、父が去り、自分も重症を負った先生。

 

その時の傷跡を気味悪がられ、人に距離をおかれることも多いです。

今は法外な治療費をとる無免許医師ということで、色眼鏡で見られがちですし……。

そんな天涯孤独な先生にとって、ピノコはもうかけがえの無い家族なのでしょう。

 

ちなみに声の担当は大塚明夫さんなので、メチャクチャ渋いです、先生。

お父さん度が20%アップしています。

そしてピノコの声は、水谷優子さんが担当していたのですが、残念ながら2016年に亡くなってしまいました。

次に映像化する時は、違う方が担当するのでしょうけれど……それを思うと、何とも寂しいです。

 

 

「うさぎドロップ」大吉とりん

「うさぎドロップ」からは、この二人を。

主人公の大吉(30歳)は祖父の葬儀で、祖父の隠し子である少女・りん(6歳)と出会います。

 


宇仁田ゆみ/祥伝社・Production I.G
アニメ「うさぎドロップ」より引用

 

つまり、二人は年下の甥と、年上の叔母という不思議な関係。

りんを施設に入れようとする親戚に反発し、彼女を引き取ることを決めた大吉。

 

独身男性の大吉にとって、幼女のりんは未知の存在。

戸惑いながらもアレコレ工夫し、二人は距離を縮めていきます。

りんの為に煙草をやめたり、残業がない部署に移動したり(給料は下がりますが)、彼女の為を想い行動する、偉い大吉。

 

イケメンではないけれど、優しく思慮深いし、誠実な性格なのでしょう。

部下に「なぜ先輩が犠牲にならなきゃいけないのか」と言われた大吉は、自分は犠牲を強いられているのか?と自問します。

 

 

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その答えは、否。

 

自分が選んでいることだし、何より、りんが良い子で可愛いから。

確かに変えなきゃいけない部分もあるし、子供を育てるのはお金も手間も時間もかかる。

綺麗ごとではありません。

 

でも、それを受け入れられるのが大吉の凄いところであり、そうさせるりんの凄さなのでしょう。

「りんの髪を上手く結えない」など地味な場所で苦戦しつつ、ママ友や家族に助けられ、色々なスキルや知識を身に付けていきます。

 

一方りんにとって、大吉は亡き父親(大吉の祖父・宗一)によく似た人物。

周りの大人を警戒していた時も、大吉には心を開いていました。

二人で暮らすようになってからも、不器用ながら誠実に自分と接する大吉に、深い信頼を寄せています。

 

大吉とりんは実際には叔母と甥で、でも一見して父娘か兄妹みたいで。

そして本人達は、どちらでもない「大吉とりん」と認識しています。

不思議な、でも確かな関係。

 

一緒に寝て、起きて、ご飯を食べて。

年よりしっかりして賢い、りんの健気さも大きいでしょう。

りんの実母・正子の存在や名字の問題など、二人は一つずつ向き合っていきます。

 

可愛いくて暖かい、大吉とりんの関係。

アニメではりんの幼児期までしか描きませんでしたが、原作では美しく成長したりんと中年になった大吉の、少しずつ変わりゆく関係についても描かれています。

こちらもとても素敵なので、ぜひ映像化して欲しいです。

まあ、この二人・・・結婚してしまうらしいのですが・・・。笑

 

ちなみに実写映画にもなり、松山ケンイチさんと芦田愛菜ちゃんが、可愛い二人を演じていました。

 

 

「コードギアス 」星刻と天子

「コードギアス 反逆のルルーシュR2」からは、主従でもあるこの二人を。

 


大河内一楼、谷口悟朗/毎日放送、サンライズ、コードギアス製作委員会
アニメ「コードギアス」より引用

 

天子さまは中華連邦という国の、名ばかりのトップを務める少女です。

いわゆる、傀儡。

 

そして星刻は、天子さまに絶対の忠節を誓う彼女の武官。

二十代前半と十代前半、年齢差がある二人ですが、強い信頼で結ばれています。

 

もともと、下級官吏の子に生まれた星刻。

しかし天子に命を救われて以来、彼女と「永続調和の契り」を交わしました。

 

そして天子も、星刻を慕っています。

城から出たことの無い彼女に、外の世界を見せてあげることが、天子と交わした星刻の約束。

 

知略に優れ、高い身体能力を持つ星刻青年ですが、不治の病に侵されており余命僅か。

戦闘中、何度も喀血しながらも、囚われた天子さまを救う為に力を振り絞る星刻。

政略結婚を阻止し、大宦官達を倒したものの、星刻のその後は描かれていません。

 

限界を迎え命尽きたのか、それともまだ生きているのか……。
天子さまを悲しませない為にも、星刻には何とか生き延びて欲しいものです。

黒髪の星刻と白髪の天子さまは、絵的にもとてもバランスの良いコンビ。

 

普通ならば「ロリコン」と言われてしまいそうな組み合わせですが、二人は清らかな信頼関係で結ばれています。

何とか幸せになって欲しい二人です。

 

 

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「物語シリーズ」暦と忍


©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト
アニメ「物語シリーズ」より引用

 

「化物語」(バケモノガタリ)を始めとする「物語シリーズ」からは、主人公暦くんと、その相棒吸血鬼である忍ちゃんを。

そもそもこの作品は、暦くんが忍ちゃんと出会い、血を吸われたことから始まりました。

 

高校最後の春休み、暦くんは重症を負い死にかけた、美しい吸血鬼と遭遇します。

彼女の名は、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード。

この時は成人女性の姿でしたが……。

 

©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト
アニメ「物語シリーズ」より引用

 

彼女を救う為に、自分の血を吸わせた暦くん。

この時から暦くんは半分吸血鬼な体質になり、力が半減したキスショットは、童女の姿になります。

なし崩し的に、運命を共有する主従となった二人。

 

それから色々あり対立したものの、最終的にまたキスショットは、8歳ぐらいの童女の姿に逆戻り。

「忍野忍」(おしのしのぶ)という名前を与えられました。

 

そして暦くんは完全な人間でも吸血鬼でもない、「半吸血鬼」として生きていくことになりました。

(このあたりの経緯は、映画「傷物語」と、テレビ「偽物語」あたりをご覧下さい)

忍ちゃんは暦くんの影の中に住み、力や命、感情まで共有しています。

 

最初は不本意な状況に絶望していた忍ちゃんですが、やがて暦くんと過ごすうちに彼の性格に惹かれ、パートナーとして受け入れます。

そして24時間、365日一緒という生活を始めた二人。

 

普段は姿を隠していても、忍は常に暦くんと共に居ます。

暦くんがケシカランこと(女子中学生と二人きり)をしそうになったら、瞬時に飛び出して「吸血鬼キック!」で止めたり。

また怪異(迷い猫)に殺されそうになったら、相手をぶっ飛ばして主(暦くん)を救ったり。

 

仲良くなった中盤からは、大好きなドーナツに惹かれてホイホイ飛び出してきたり。

「ぱないの!」という名言付き。

 

©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト
アニメ「物語シリーズ」より引用

 

嬉々として、毒味という名目でドーナツの味見をしていました。

そう、忍ちゃんはミ〇ドが大好物。

 

何かあるごとに、暦くんは忍ちゃんにドーナツを奢る羽目になります。

近くに一店舗だけあるミ○タードーナツに、二人で連れ立って出掛けたことも。

金髪の美幼女と並んで歩く高校生は、端からどう見えているのか……。

 

ご近所での暦くんの評判が、心配になってきますね。

暦くん自身も時々、気にしています。

 

暦くんの恋人・戦場ヶ原ひたぎさんも、忍ちゃんのことは「彼の金髪のロリ奴隷」として、許容しています。

「私はどうでもいいんだけど、あの子は彼の宝物なのよ」とは、ひたぎさんの発言。

ある意味、そんな存在を許容できるひたぎさんも、只者ではありませんが……。

 

恋人とも家族とも異なる、でもある意味、誰よりも一番近くにいる暦と忍。

半吸血鬼なので、普通の人間より長生きするであろう暦くん。

最後まで彼の傍にいるのは、間違いなく忍ちゃんなのです。

 

まさに、魂の伴侶。

 

「傾物語」(カブキモノガタリ)では、タイムスリップに失敗した二人が、パラレルワールドへ飛んでしまったことも。

そこは暦くんが死に、絶望した忍(キスショット)が滅ぼした、ゾンビが跋扈するデストピアでした。

元の世界に戻る為、この世界の忍と対決することを決めた二人。

 

「死ぬ時は一緒だから、生きる時はなおのこと一緒だな」・・・そう笑い合う二人。

一度は対立し殺し合った二人が、ここまで言える仲になったのか……と、感慨深く思いました。

 

結局、「並び立つ二人」を見たことがこの世界の忍に「自分が失くしたものの、かけがえの無さ」を思い知らせ、戦わずして勝利します。

 

この世界の忍が、別れ際に暦くんに頼んだのは「儂の頭を撫でて欲しい」という、ささやかなもの。

快く承知した暦くんの掌を感じながら、この世界の忍は静かに命を終えました。

互いにとってかけがえの無い、不可欠な二人。

恋人でも家族でもないけれど、凄く暖かい、素敵な主従です。

 

始まってずいぶん経つけれど、満を持してコミカライズも始まった本作。

もちろん忍ちゃんも、一話目から登場します。

物語シリーズから、ますます目が離せません。

 

 

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「ふしぎの海のナディア」サンソンとマリー

ジュール・ヴェルヌ/東宝・KORAD・NHK
アニメ「ふしぎの海のナディア」より引用

 

僕が初めて触れた「お兄さんとロリのコンビ」は、「ふしぎの海のナディア」の彼らかもしれません。

主人公ナディアと行動を共にする、幼い少女マリー。

最初はナディア達と敵対していた、グランディス一味のサンソン。

 

二人はいつの間にか意気投合し、何かとコンビを組むようになります。

 

悪の組織「ネオアトランティス」に両親を殺され、孤児になったマリー。

彼女はナディアやジャンと出会い、共に過ごす妹のような存在になります。

 

一方、ナディアの持つ不思議な宝石「ブルーウォーター」を狙うのが、グランディス一味です。

色っぽい悪女だけど、どこか人の良いグランディス。

彼女に従うのが、太っちょで頭脳明晰なハンソンと、長身マッチョで肉体労働専門のサンソン。

彼らはナディア達の前に表れ、最初は何かと妨害してきます。

 

しかし、ネオアトランティスとの戦いに巻き込まれ、無人島に漂着したりもあって、途中から和解します。

親しくなると、グランディス一味は皆どこか憎めない人ばかり。

特にサンソンとハンソンは、ジャンやマリーにとって、兄貴のような存在になっていきます。

 

また小さいマリーを気にして、敵の襲撃から逃げる時は彼女を抱えたり、なかなか良いお兄さんぶりのサンソン。

マリーも彼になつき、可愛いコンビぶりにほっこりしました。

なお、ここからは最終回のネタバレになりますが……。

 

なんと、最終回のラスト。

 

美しく成長したマリーは、サンソンと結婚していました!

 

歳を経ても相変わらず逞しいサンソンと、年頃の娘になったマリー。

しかも彼女は妊娠中で、大きなお腹を抱えていました。

 

並んで空を見上げる姿は、すっかり夫婦です。

確かに良いコンビだったけど、まさか長じて結婚するとは……。

なんとなくビックリしました。

 

でもちゃんとマリーは成長してるし、別にサンソンはロリコンじゃありませんよね。

歳の差23歳ですけど。

彼の名誉の為に、ついフォローしたくなります……(汗)。

 


 

以上がロリコンおじさん・お兄さん達日本代表。

中国人と、「ブラックジャック」とかいう何人か分からない感じの名前の人も入っていますが、日本代表。笑

特に大吉先生は極めてますね。笑

まあ、りんに詰め寄られて折れた格好でしたが・・・。

 

年上のお兄さんと、かなり年下の女の子。

一見して、ロリコン?

それとも、家族なの?

 

そんな不思議な関係の二人が、妙に可愛いく思えることがあります。

歳の差コンビをぜひ一度視聴してみて下さい。

 

今後もロリコンおじさんがいたらこちらに通報をお願い致します。

随時、追加していきます。