皆さんの経験した高校生活はどのようなものでしたか?
交際したり、勉学に勤しんだり、人それぞれの青春を謳歌してきたことと思います。
そんな皆さんの高校時代を彷彿させるアニメが今回の話題である「ハイキュー!!」。
ここに恋愛沙汰はありませんが、男子高校生の部活に対する姿勢がガチなので、見ている私達も熱くなれる作品です。
そんな彼らの中で私の好きなキャラクター、見所を紹介します。
目次
アニメ「ハイキュー!!」の見所は?
『ハイキュー!!』少年ジャンプ公式PV
©古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会・MBS
アニメ「ハイキュー!!」より引用
この作品はバレー部が、以前は全国大会にも出場していた強豪校が、監督が変わり衰退してしまったところに、新進気鋭の一年生が部内を活気あふれるものにしていく話です。
ここで見所なのは、新進気鋭の一年生。
全員が衰退して弱腰だった部活を変えようとしていたわけではありません。
中には、やはり「たかが部活」と切り捨て、常に八割程度の力しか出さず、がむしゃらにボールを追わない部員もいます。
これが十人十色。
「部活」とは学生時代にしかしないであろう活動。
プロになっていくのは、その「部活」をしている中からほんの一握りの存在です。
その「部活」を一生懸命やることと、力を温存し残すこと、どちらが不正解ということでもないでしょう。
しかし、そこで本気で部活に臨む一年生同士のぶつかり合い。
「本気ですることに、理由がいるのか」
なんとド直球で、単純明快な答えなのでしょう。
これには胸を打たれるものがあります。
皆さんは、部活をガチで、がむしゃにやってこれたでしょうか?
アニメ「ハイキュー!!」はキャラクターに感情移入しやすい!
「ハイキュー!!」に出てくるキャラクターは個性あふれる人たちばかりで、十人十色の考え方や感性があります。
具体的に言うと、先ほど解説した「部活」の是非。
一年生が入部してくる前は、覇気がない状況・・・。
先輩方は各々それでも「勝ちたい!」という気落ちを燻らせているその表情は、どこか志半ばの侍のようにも見えます。
それが新入部員の登場で、燻っていた先輩方の野心を開花させることになります。
仲間との一致団結とはまさにこのこと。
一度落ちぶれた部活が、また全国へと羽ばたくのには、一度や二度の挫折だけでは行けないそのリアルな段階が僕達の心に響いてきます。
きっと感情移入してしまうのは、
- 先輩方の志半ばの表情
- 新入部員の最初に見た部活の乾ききった雰囲気にただただ圧倒されている表情
どれもが実際に自分もするであろう表情だからなのでしょう。
そんな十人十色のキャラクター達。
その中でも僕が好きなキャラクターをご紹介します。
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「ハイキュー!!」の好きなキャラクターランキング
週刊少年ジャンプにて連載されている大人気スポーツ漫画、ハイキュー!!。
男子高校生がバレーボールに青春を捧げる、汗と友情に溢れた、胸を滾らせる展開をみせてくれる作品。
アニメは2014年から現在まで、第3期にわたり放送されました。個性溢れる登場人物が多く、どの話を見ていても面白さが詰っています。
そんなハイキュー!!から、個人的に良いキャラだと思う好きなキャラを5人紹介したいと思います。
第5位:及川徹
©古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会・MBS
アニメ「ハイキュー!!」より引用
青葉城西高校3年の主将。
作中で1番イケメンそうなキャラです。
普段はのらりくらりとしており、非常に高いコミュニケーション能力を有した少しチャラそうな男の子。
烏野高校のマネージャー、清水潔子に対してもナンパまがいの声のかけ方をしていました。
女の子だけでなく男に対しても誰とでも気軽に接することができるみたいです。
しかしバレーのときはまるで別人のように変化します。
高い洞察力と鋭い観察眼からチームを牽引し、ときにカリスマ性をも有した試合運びを展開していきます。
超攻撃型セッターで、鋭く正確、そして強烈なサーブを武器に持っている及川。
そのサーブには烏野の天才リベロ西谷も散々苦しめられていました。
相手を翻弄するように、コート上に舞う球を縦横無尽に操り、ゲームそのものを支配する力を有している天才のようなプレイヤー。
県内ではトッププレイヤーとして名が挙がりますが、あくまで平凡を主張し、天才を嫌っているのが印象的です。
非情なまでに自分を冷静に分析していることが分かる一面が、チャラそうな印象を帳消しにしてくれます。
素直にそこは格好良いなと思いました。
掴みどころもないところも魅力的。
第4位:田中冴子
©古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会・MBS
アニメ「ハイキュー!!」より引用
烏野高校2年、田中龍之介の姉です。
金髪ショートカットで、黒のタンクトップが特徴的なキャラ。
烏野高校バレー部のOBというわけでもなく、ただメンバーの姉というだけなのですが、その存在感が弟同様強いです。
烏野の試合には必ず駆けつけ、応援席から誰より大きな声で応援をしています。
特に弟の応援をしており「りゅうー!!」と大声で応援を送っているシーンが印象的。
バレーに関しては素人ですがメンバーの立ち居地や役割は理解しているようで、波乱万丈の試合展開を楽しんでいます。
ただ、烏野高校にかつていた「小さな巨人」の同級生で、当時のバレー部を知っているという貴重な存在。
残念ながら「小さな巨人」と面識はなかったそうですが、それでもうっすらと印象には残っているらしく個人的な印象を述べていました。
メンバーを影から応援して、ときには助っ人のような行動も見せ、監督たちとお酒を飲み交わすという、ちょっと楽しそうな立ち居地にいるキャラ。
ヤンキーっぽい見た目も強烈なので印象に強く残りますね。ちなみに最近の悩みは弟の格好良さを分かる女がいないことだそうです。
所謂ブラコンですね。
第3位:黒尾鉄朗
©古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会・MBS
アニメ「ハイキュー!!」より引用
東京の高校、音駒高校3年の主将です。ポジションはミドルブロッカー。
鳥頭のような髪型をしています。
怪しげな笑みを浮かべたり、無表情になったり、なんでもないことで爆笑したりとなんだか掴みどころのない印象を抱きやすいキャラ。
しかしかなりの頭脳派で冷静。
バレーに対して非常に真面目な姿勢で取り組み、メンバーの司令塔として活躍しています。
スパイクだけでなくレシーブに関しても評価が高いそう。
メンバーからの信頼も厚く、主将としての役割もきちんとこなしているんです。
ときには部のメンバーや他校のバカキャラたちとバカ騒ぎをしていますが、その裏に隠された実直さがチラチラ見られて、真摯な姿勢が素敵だなーと思えてきます。
他校との合同合宿のときには無理やり引き込んだ烏野の月島に対してブロックの私見を説き、月島の成長に大きな影響を与えていましたね。
さすが3年、さすが主将という格好良さを見せてくれました。
そういった経緯から、どこか優しさとクールさも見られるようで人気は低くないと思っています。
少しミステリアスな雰囲気も好み。
色んな面を持っているところが魅力的な人物なんですよ。
第2位:西ノ谷夕
「ハイキュー!!」で私が一番気に入っているキャラクターがいます。
それは、二年生、リベロの西ノ谷夕(にしのや ゆう)。
©古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会・MBS
アニメ「ハイキュー!!」より引用
烏野高校2年のリベロ担当。
「ノヤさん」の愛称で慕われ、メッシュを入れた前髪が特徴的な元気男。
レシーブ能力が非常に高く、「烏野の守護神」とも呼ばれています。
彼は低身長でしたが、中学の頃からレシーバーとしての名を覇せていて、一年生の間でも知る人ぞ知る人物。
反射神経が恐ろしく優れていて、天才リベロとして活躍。
体型が小柄ですが、そんなこと微塵も感じさせない存在感満点の西谷。
同じく2年の田中と同じくらいバカで無鉄砲、そしてひた向きで明るい性格をしています。
その弾けるような笑顔が見ていて元気になれるようで好きなポイント。
バレーボールに対しての情熱は熱く、どんな球の拾うという熱意を見せています。
しかし、彼のリベロというポジションは、レシーブ以外のサポートはできません。
なので、サーブもできなければアタックを打つこともできず、レシーブする役目のある後衛が前衛にローテーションすると、前衛の仲間とバトンタッチしなければなりません。
観戦するときでも、みなさんが目に止まるのは、リベロという存在より、バシッと決められるアタッカーではないでしょうか。
しかし彼は、自分のポジションに誇りを持っています。
彼が後衛で構えているだけで、チームに安心感を与え、時に厳しい状況に置かれても、彼の前傾姿勢の姿に、どれだけ仲間が心強く感じるか。
これはメンバーも十分に理解しており、烏野の主将、澤村も「コートの後ろにいてくれると安心する」と言うほど。
そして他校のリベロからも能力を評価されていて、烏野高校の勝利に欠かせない存在となっています。
普段お調子者キャラを炸裂させて東峰を筆頭にメンバーを振り回していますが、試合時とのギャップが大きくてついついその魅力にハマッてしまいます。
拾えない鋭いスパイクがあると心底悔しそうに、「次は拾う!」と断固固持する西谷。
目に見えて分かる情熱さ加減と、存在感の強さが癖になるキャラですね。
直接的に得点に関わりはしないけれど、縁の下の力持ち的な存在の西之谷。
ボールを落とさなければ負けることはない、そんな気迫をビシバシと感じる彼のプレイがすごいです。
何と言っても、ひとつひとつのレシーブ力の高さだけではない、彼の順応力の高さ。
これは実際に見て、彼の本番の強さから卓越したプレーの数々を知ってもらいたいです。
きっと、背の低さも感じられないほど、存在感の大きさを目の当たりにすることでしょう。
第1位:菅原孝支
©古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会・MBS
アニメ「ハイキュー!!」より引用
烏野高校3年、副主将を務めるセッター。
太目の眉毛と泣き黒子が特徴の爽やか男児です。
飛雄が入部するまでは正セッターとして烏野高校バレー部を澤村と共に牽引していた存在です。
セッターとしての能力は平凡ですが、メンバーへの気配りが細かくでき、荒くれ者のメンバーたちを宥めることができる重要な人物。
丁寧なトスをあげ、その実直な性格から非常に慕われています。
正セッターを飛雄に奪われましたが、卑屈になることもなく「影山を選ぶべきだ」と自分の実力を客観的に図った上での発言をしていました。
悔しさを滲ませながらも烏野高校が勝つことを第一に考え、影から主将の澤村、メンバーたちを支える心優しき少年です。
そんな彼ですが、優しい爽やか少年というだけでなく、お茶目な一面が顔を覗かせます。
烏野高校バレー部の面々は個性が強すぎるキャラが多いので少し影が薄くなりがちですが、ニカっとはにかむ表情に彼の個性も現れています。
また、少し辛辣な面もあり、主将の澤村に説教をできる唯一の人物でもあります。
普段は温厚だけれど怒ると怖いんですね。笑顔ながらも少々厳しい言葉を吐いていたりします。
爽やかな見た目が非常に好みなんですが、控えから大声を出してメンバーを応援し、ときには冷静に客観的視点から物言いをする情熱とクールの2面を持っており、それが良いキャラしているなと思います。
優男なイメージが強い菅原ですが、ちょこちょこ見せるくしゃくしゃにした表情がツボ。
©古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会・MBS
アニメ「ハイキュー!!」より引用
最後に・・・
最後に「ハイキュー!!」を通して・・・青春とは部活一筋の高校生活に言えるということが、「ハイキュー!!」でより明確になった気がします。
何かに一生懸命に取り組む姿は、何にも変えられない良い経験であり、自分の中の宝にもなります。
これから高校生活を謳歌する人も、終えて社会人として活躍されている方も、高校生活にどれだけ「ガチ」になれたか。
これが今後の生活にも影響していくのではありませんか?
たかが部活、されど部活。
「ハイキュー!!」で、大好きなことに熱心に打ち込むことの難しさも痛感しつつ、高校生特有の価値観のずれですれ違う仲間たちに共感を呼ぶことは間違いないでしょう。
観たものにしかわからない、汗を流す男たちの眩しさをみなさんも是非、感じてほしいと思っています。
本気の部活!それも青春!これが「ハイキュー!!」。
感じたことのない凄絶なバレーボールゲームを楽しんでみてくださいね。