クールなキャラクターも良いけれど、ワイルドで荒々しい、好戦的なキャラクターも良いモノです。

今回はそんな、野性味溢れるキャラクターをご紹介します。

知らない方は、ぜひ一度視聴してみて下さいね。

 

 

ワイルドで、野性味溢れるアニメのキャラクターまとめ

「BLEACH」阿散井恋次


久保帯人/集英社・テレビ東京、電通、studioぴえろ
アニメ「BLEACH」より引用

 

オシャレ死神アニメ「BLEACH」(ブリーチ)からは、熱い死神・阿散井恋次(あばらい れんじ)を。

逞しい体躯に長身、真っ赤に逆立てた髪。

 

そして顔と全身に入れた、黒いトライバル模様の刺青。

メチャクチャ尖っています。

鋭い目付きも相まって……。

 

しかしこの恋次、実は意外と人情に篤く、仲間想いの性格。

 

奇抜な格好とは裏腹に気配りがあり、先輩、同輩、後輩に信頼されています。

孤高の貴族・朽木白哉(くちき びゃくや)が上官なので、近付き難い彼と部下の、橋渡しもしています。

実は甘党で、たい焼きが好物というギャップも可愛いですし。(白哉が辛党なので、バランスの良いコンビです)

 

しかし何と言っても彼の魅力は、ストレートで、熱い性格にあります。

怒り、喜び、悲しみ。

その時々で感情を素直に、顔や表情に出し、叫ぶ恋次。

 

根は熱くても、感情を極力顔に出すまいとする白哉とは、これまた好対象ですね。

初めて主人公の一護(いちご)と出会った時も、その後も、恋次はいつも感情を露にしています。

 

幼馴染みのルキアが、罪人として捕縛されてしまったこと。

彼女が処刑されるのを見ていられず、救おうと立ち上がったこと。

彼女を連れて、逃亡したこと……。

 

決して敵わない上官を前にしても、恋次は諦めません。

「必ず、助けるって誓ったんだ……ただ俺の、魂にだ!!」

自分を鼓舞するかのように、想いを言葉にし、叫ぶ恋次。

 

荒々しく、そして熱い。

 

「雄」のワイルドさと、普段の面倒みの良いお兄ちゃんとのギャップ。

クールで端正な白哉と正反対だからこそ、お互いに無いものを補え合えるのでしょう。

 

そして、友情に篤い男でもある恋次。

特に共にルキアを救出した一護には、強い恩義と、親しみを感じているようです。

同級生の織姫(おりひめ)が敵に拉致された時、ルキアと共にすぐ、動揺する一護の許へ駆けつけました。

 

そのまま、織姫救出に向かった仲間達。

実年齢はともかく、見た目の年齢や性格が近い為、何かと張り合う恋次と一護。

二人とも負けず嫌いですし、良きライバルのような関係なのでしょうね。

 

同期を気遣ったり、優しさと頼もしさを併せ持つ恋次。

彼は意外と「良い上司・同輩・部下」なのかもしれません。

 

 

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「ドリフターズ」菅野直


平野耕太/少年画報社・DRIFTERS製作委員会
アニメ「ドリフターズ」より引用

 

「ドリフターズ」からは、菅野直(かんの なおし)氏をご紹介します。

漂流者(ドリフターズ)と、廃棄物(エンズ)が、異世界を舞台に戦う……誰もが知る偉人達が協力し、または敵対し、知力の限りを尽くして戦う。

そんな夢のような作品が、本作「ドリフターズ」なのです。

 

菅野直は、その中では「漂流者」側です。

他のキャラクターと同じく、実在の人物を本人として登場させています。

海軍の戦闘機パイロットだった彼。

愛機の「紫電改」と共に、原作漫画とアニメに登場しています。

 

史実では戦闘中に、突如行方不明になったと言われる彼。

本作では失踪の理由が、異世界に召喚されたから、とされています。

 

なんて大胆な設定なのでしょうか……。

ちなみに史実では銃が暴発し、そのまま死亡したと考えられているようです。

 

愛用の戦闘機ごと異世界に飛ばされた彼は、折り悪く黒王率いる「廃棄物」とオルテ国の戦闘の、真上に現れました。

攻撃を受け燃える街を見た菅野は、空襲で燃える街を思い出し激怒します。

決意するが早いか、あっという間に敵軍のドラゴンを襲撃。

苦戦していたオルテや、安倍晴明(あべのせいめい)達の窮地を救いました。

 

「菅野デストロイヤー直」というあだ名がつく(史実)程に喧嘩っ早く、血の気の多い菅野氏。

口癖は「バカヤロウ、コノヤロウ」だし、気に入らない相手には秒で喧嘩を売り、ボコボコにします。

 

戦闘機の調子が悪い時は、ガンガン殴って直すし……古いテレビじゃないんですから。

そのメンタルの強さ、凶暴さ、短気さには、犬顔の亜人達もビビる程。

着陸した山の中で出会った、現地住民達も腕力でボコボコに。

言葉が通じないながら、王様のように君臨し、崇められていました。

 

仲間とはぐれたスキピオ・アフリカヌス(ローマの偉人)が密林で出会ったのは、犬顔の亜人達が担ぐ神輿に乗って登場した、「空の神様」こと菅野。

もちろん、いきなり尋問調で「お前は誰だ!?」と問い詰めます。

 

言葉が分からないながら、亜人達は「おい、また空の神様が暴れてるぞ……」「あの神様怖い……」とブルブル、ゲンナリ。

 

初対面のスキピオにもいきなり国籍を問い、敵国人じゃないと判断すると(戦争時代から来た人なので)、肩をバンバン叩いて友好モードに。

その後に出会ったワイルドバンチ強盗団は、機転を利かせて「ボリビア人」と名乗り、「オー!ボリビア!!」「イエス!ボリビーア!!」と、事なきを得ました。

素直にアメリカ人と名乗っていたら、速攻で喧嘩になったでしょうから。

 

その前に主人公の島津豊久(しまづ とよひさ)にも会っていた為、ワイルドバンチは「東洋人って、皆あんななのか……」という、アレなイメージがついてしまった模様。

東洋人としては「違うから!あれは一部だから!!」と、全力で否定したいところです。

 

しかし、そんな風に直情型ですが、菅野は決して、凶暴なだけの人物ではありません。

正義感が強く、曲がったことは大嫌い。

軍隊では友情に篤く部下思いで、仲間に慕われていたという逸話が残っています。

 

また軍隊に入る前は、ドイツ文学に傾倒した文学青年だったとか。

中学生時代の日記や詩を集めた本も、出版されています。

 

異世界で出会った者達と、なんだかんだと協力し、黒王軍と果敢に戦っている彼。

「敵には容赦ないけど、仲間思い」という性格なのかもしれないですね。

 

無邪気で暴れん坊な、少年のような菅野直。

戦う時以外は子供みたいで、仲間に「あいつ、幼児より目が離せん」と言われる豊久と、どこか近いモノを感じます。

 

ちなみに、声の担当は鈴木達央さん。

おっかないけど、不思議と魅力的な人物です。

 


 

以上がワイルドで、野性味溢れるアニメのキャラクターまとめ。