「WORKING!!」は高津カリノ先生による4コマ漫画が原作のアニメ作品。

A-1 Picturesにより制作され、アニメは第3期まで放送されました。

さらに、WEB版として順次単行本化されていた、同じ舞台背景をした作品も2016年にアニメ放送されました。

その人気は高く、長い期間に渡り多くのファンが存在します。

本作は北海道を舞台に、架空のファミリーレストラン「ワグナリア」で働く若者の様子を描いた作品となっています。

バイト風景、恋愛模様などが含まれており、3期に渡り登場人物全員の成長と関係の進展が描かれています。

 

 

WORKING!!の感想


高津カリノ/スクウェアエニックス・「WORKING!!」製作委員会
アニメ「WORKING!!」より引用

 

最初はただののほほんとした学生のバイト生活の作品だろうと、正直高をくくっていました。

しかし第1期を見て、その考えは覆されました。

「なんて面白い作品なのだろう」と・・・。

 

非常に軽快なテンポで話が進み、気軽に視聴できることが嬉しかったです。

1話30分があっという間に過ぎていきました。

 

また、オリジナルのOPはどれも頭に残り、それだけで見ていて楽しさを感じられます。

だんだんと進んでいく登場人物の恋模様からは目が離せません。

本当に少しずつですが、自分の思いを胸に歩んでいくさまが全員健気で、応援したくなってしまいます。

 

また、バイトを通して人間としての成長も描かれており、ただ面白いだけのアニメではないのです。

そのバイト風景も個性豊かなメンバーのおかげで常に楽しそうであり、つい羨ましく思ってしまいます。

最後にはそれぞれの恋に決着が着き、みんな自分の道を歩むべく決断を下していきます。

そのときには感無量とでも言うのでしょうか、心にくるものがありました。

 

そしてこれで本当に終わってしまうのか、と寂しくなりました。

以下、3期あるこの作品について、それぞれの個人的な感想を述べていきます。

 

 

WORKING!!第1期感想~2010年~

第1期では主人公の「小鳥遊宗太」がファミリーレストラン「ワグナリア」で働くことになることから始まります。

家事に勉強になんでもこなす彼ですが、「ワグナリア」の個性的な面々には振り回されてばかり。

 

可愛い先輩、横暴でやる気のないような店長、常に帯刀している女性、男性恐怖症で会うたびに殴ってくる女の子、寡黙なキッチンの先輩、悪戯大好きな同じくキッチンの先輩、途中から参入してきた家出少女。

個性が光っています。

 

その中に身を置いた自称常識人である「小鳥遊宗太」は、日々バイトに明け暮れながらもだんだんと「ワグナリア」での身の置き方を身に付けていきます。

第1期ではそれぞれの恋愛はまだほとんど動きを見せません。

キッチン担当の「佐藤潤」はフロアチーフの帯刀女性「轟八千代」に片思いをしていますが、その思いを言えずにいるまま。

 

一方で「轟八千代」は恋愛音痴に加え、「白藤杏子」が大好きなので恋愛が眼中にない模様。

 

「伊波まひる」は「小鳥遊宗太」に男性恐怖症克服のために協力をしてもらいますが、暫くは不信感しか抱いていないようでした。

 

しかし最後に「伊波まひる」の心境は変わり、恋に落ち、最後にデートして終わりを迎えました。

主なカップルはこの2組ですが、それぞれ芽が出た状態から、どのように進展していくのかと続きを期待させつつ幕を引きました。

 

 

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WORKING!!第2期感想~2011年~

1年の充電期間を設けて帰ってきました、第2期です。

1期と変わらずテンポが良く、楽しい作品。

OPも変わらずのオリジナル曲で頭に残るものでした。

 

第2期では、みんなの恋模様が少し変化していた印象を受けました。

1期の最後で「小鳥遊宗太」に対し、好意を抱いた「伊波まひる」はゾッコンになっていましたね。

意識をしたら相手しか見えなくなるタイプなのでしょうか。

それはもう恋する乙女モード全開でお送りしていました。

 

一方「小鳥遊宗太」はというと、恋を自覚してはいないようでしたが、確実に意識している様子が見られました。

恋愛に疎いのかもしれませんが、それでも確実な変化が生まれたのです。

嫉妬するシーンなども描写されていたので確実でしょう。

 

もう1つのカップルの男「佐藤潤」は遂に具体的な行動を起こそうというところまで踏み切っていました。

そして「轟八千代」は彼に対し、少し友達と違った感情を抱き始めるようになりました。

 

みんなそれまでとは少し違った違和感のようなものを感じるまでに進展。

これらが続きでどうなるのかが、視聴者は気になるところで第2期は終わりです。

それぞれの恋が上手くいくといいな、と思わずにはいられない展開になってきました。

 

 

WORKING!!第3期感想~2015年~

あれだけ今後が気になる終わり方をしておいて4年の歳月が過ぎました。

そしてやっとのことで放送された待望の第3期です。

2つのカップルは果たしてどうなるのでしょうか。

そこだけが気になります。

 

「佐藤潤」「轟八千代」ペアは結構早い段階でくっつきました。

 


高津カリノ/スクウェアエニックス・「WORKING!!3」製作委員会
アニメ「WORKING!!3」より引用

 

本当におめでとう、と心から思ってしまいました。

ヘタレだった「佐藤潤」からの一緒に居てほしいに対しての「轟八千代」の満面の笑顔が可愛すぎ。

本当に幸せそうな「轟八千代」の顔は、こちらまで嬉しくなるようでした。

 

そして展開は進み、なんだかんだお泊りもしていました。

天然な彼女を持った故の苦悩に、生殺しのような状況を耐えた「佐藤潤」、胃痛になるのも頷けます。

 

そして「小鳥遊宗太」と「伊波まひる」は、最後の最後にやっとくっつきました。

本当に長い道のりを辿ったと思います。

やっとのことで両思いになったので、ほっとしました。

 

第2期から時間が空いたために、全体的に〆の雰囲気満々でしたが、今までと変わらずのクオリティであり、個々人の成長にもちゃんと焦点を当てていて、最終的にみんな少し大きくなって終わった感じでした。

全て綺麗にすっきりと終わったからとても良い印象を持てました。

終わってしまうことが寂しかったです。

個人的には「佐藤潤×轟八千代」カップルのいちゃつきシーンをもっと見たかったです。

何故なら可愛すぎるからです。

 

 

さいごに

ただのバイトアニメだと思う無かれ、アニメが第3期まで放送された理由を痛感できるほどに楽しいアニメ。

登場人物全員が個性的なため、恋愛要素を抜かしても十分楽しめるくらいの内容でした。是非見て欲しいです。