今回注目していくアニメは遊戯王シリーズです。

皆さんも一度は聞いたことがるのではないでしょうか。

2000年の遊戯王デュエルモンスターズから、GX、5ds、ZEXAL、ARK-V、そして最新作のVLAINSに至るまで、17年間もアニメシリーズが続いている長寿シリーズです。

 

 
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遊戯王シリーズの凄いところは、いわゆるホビーアニメなのですが、そのジャンルにおいては他を一切寄せ付けないほどの大成功を上げている事です。

しかも、アニメの中に登場するカードゲーム、いわゆるOCG(オフィシャルカードゲーム)は、メーカーが発案したものではなく、漫画原作者が一晩で考えて、漫画に登場させたものがきっかけとなっているのだから、驚きの限りです。

 

そのカードゲームが読者に人気になって、漫画の主流として取り扱っていたところにメーカーが絡んでいき、アニメまで作って登場するカードゲームを実際に販売したことろ、世界中でバカ売れしたのです。

このような経歴を持つカードゲーム、それどころかホビーアニメは他には存在しないでしょう。

大抵の場合、まず初めにメーカーが売りたいホビーを作ってから、アニメとして売り込むからです。

 

遊戯王のように高々一人の漫画家が考えたカードゲームが、メーカーによって実際に販売されてアニメにまでなるのは本当に異端の経歴と言えます。

 


高橋和希/集英社・ぎゃろっぷ・テレビ東京、NAS
アニメ「遊戯王」シリーズより引用

 

しかし、その異端こそが世界で最も売れたカードゲームなのです。

既に251億枚以上売れており、最盛期にはメーカーが紙幣を刷っているようだと言ったとされるほどの、売り上げを記録しました。

高々ホビーアニメが、17年間も途切れることなくシリーズを続けているのには、こういった背景が存在しているのです。

これほどまでに続くホビーアニメは他に例がありませんし、アニメシリーズそのもので見ても、これより長く連続して続いているシリーズは、片手で数えられる程度しか存在しないでしょう。

 

無論、この遊戯王シリーズはカードゲームの売り上げや人気によって続いてきたわけではありません。

アニメのストーリーやキャラクター、それらの魅力とファンの応援によって17年間も続いてきたのです。

アニメの世界を見ても他に類を見ないほどにぶっ飛んだ設定と、ハチャメチャなキャラクターたち、冷静な大人の目線から見ればどれだけ凄まじいかが改めて分かると思います。

 

 

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カードゲームで全ての事が片付く、それは他のアニメでも同じかもしれませんが、あまりにもその流れが自然すぎて逆に違和感を微塵も感じさせないのが凄いです。

その癖に、話の流れによってはカードゲームフル無視で殴り合い、いわゆるリアルファイトを始めるキャラクターも多数存在しています。

その影響もあって、登場するキャラクターの大半が、カードゲームアニメどころか、バトルアニメでも活躍できそうなほどの身体能力と戦闘力を保有しています。

そういったカードゲームの枠にとらわれない斬新さこそが、遊戯王シリーズの魅力なのです。

 

アニメが原作に追いつきそうになったので、ネタの宝庫とされるアニメオリジナルシリーズを2年近くにわたって放送したり、第一シリーズが終わって漫画の連載も終わったら、世界観は同じですが舞台設定が全く異なる続編を作り出したり、バイクに乗ってカードゲームをしだしたりと、本当にめちゃくちゃな設定とそれを最大限に生かし切るストーリーは大変素晴らしいです。

特にアニメのストーリーを進行させるために、実際に発売すればゲームバランスが崩壊するほどのカードたちを、どんどんとアニメに登場させるスタッフの思い切りの良さには、逆に賞賛を送りたくなります。

その為にホビーアニメでありながら、実際に販売されるカードはアニメに登場したものと、効果が全く異なっているなどもしょっちゅう発生していますが、それもまた遊戯王シリーズのお約束の流れとして認識されているような部分があります。

 

何よりも見ていて楽しいのは、ふと思い返せばめちゃくちゃなことを言ったりやったりしているのに、それを作っている側はいたって真面目であるということが、ひしひしと伝わってくることです。

無論そういったネタ的な部分のみならず、幅広いジャンルの声優を起用する懐の広さや、登場するモンスターのデザインと質の高い作画、そしてそれを作中のカードゲームの動きに合わせて、最大限魅力的にかっこよく見せてくれるのがたまりません。

カッコイイドラゴンもいれば、ロボットアニメと見間違うほどに見事な合体を見せるロボットもいる。

その癖にいわゆる萌えに走るようなキャラクターや、やたらと作画のいい女性キャラクターしかも大体が巨乳が登場したりもしますので、幅広いジャンルの視聴者にお勧めできます。

 

そういった一見めちゃくちゃなような要素を全て合わせた後でも、最終的にはこのシリーズは遊戯王であると、そう結論が出ると納得してしまえる。

それこそが遊戯王シリーズの魅力であると思います。

 
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