マスコットキャラクター。

それは作品に癒しと和みを与え、時に笑いまで提供してくれる……そんな存在です。

メインではないけれど、居ないと寂しいし、時には話が進まないことさえある。

そんな大切なマスコットキャラクター。

何名(匹)か厳選して、ご紹介させて頂きます。

 

 

なにやら可愛いマスコットキャラクターのランキングがウェブ上のアンケート調査によって明らかになりましたが、

そこには「キュウベえ」の名が・・・。(;´Д`)

キュウベえとか、マジ悪魔なのに、どこか可愛いじゃぼけええええええええええええええ

と言うことで、正当な可愛いマスコットキャラクターランキングを発表したいと思います。笑

 

 

アニメに登場する可愛いマスコットキャラクターランキング

第11位:「美少女戦士セーラームーン」ルナ


武内直子/講談社・東映動画
アニメ「セーラームーン」より引用

 

少し毛色が違いますが、「美少女戦士セーラームーン」に登場する、黒猫のルナもマスコットキャラクターと言えるかもしれません。

もっとも、主人公のうさぎよりシッカリしているので、ある意味、姉御的存在でもありますが……。

 

ドジでのんびり屋のうさぎの尻を叩き、知識や力を授けてきたルナ……彼女ナシでは、この作品は成立しません。

額に三日月模様がある以外、外見は普通の黒いメス猫のルナ。

しかし、その正体は「マウ星」という惑星出身の異星人であり、人型に変化するも出来ます。

ちなみに額の三日月は力の源で、塞がれると、言葉が喋れなくなるのだとか。

 

同じくマウ星人の白猫・アルテミスとの間に、ダイアナという娘まで儲けたダイアナ。

可愛い上に有能、そしてリア充という、三拍子揃ったマスコットキャラです。

 

 

第10位:「メイドインアビス」ナナチ


© 2017 つくしあきひと・竹書房/メイドインアビス製作委員会
アニメ「メイドインアビス」より引用

 

2017年7月から9月にかけて放送されたファンタジーアニメ。

ある日「リコ」は探窟の最中にロボットの男の子と出会います。

 

その出会いをきっかけに、それまで抱いていたアビスへの憧れ、探窟家であった母を求め、アビスへ行く決心を固めました。

未知の生物との遭遇やアビス内に住む探窟家との出会いなど、多くのことを体験しながら奥深くへと潜り続ける「リコ」と「レグ」。

そんな2人の冒険の様子を描いた作品。

 

本作はとにかく背景が綺麗。

漫画で緻密に書かれていたアビスが色をつけ、鮮やかに映像化されました。

そのクオリティは本当に幻想的で美しいとしか表現ができないほどです。

 

その中でなんとも言えない可愛らしさを爆発させたのが「ナナチ」。

「ナナチ」は探窟家で言うところの「成れの果て」。過去に上昇負荷実験の実験体にされ、半獣のような姿になってしまいました。

実験後しばらくは、その施設内にて保護されていましたが、友達の「ミーティ」を救うために脱出、アビス内の第4層で暮らしていたのです。

 

という暗い過去を持っているわけですが、とにかく可愛いです。

わたしもあの身体にモフモフしたくて溜まりません。そして「んなぁぁぁぁ!!!!」と顔を赤くして叫ばれたいものです。

最後に「ナナチ」の過去について触れていましたが、「ミーティ」が殺されたときの「ナナチ」の泣き声は胸が締め付けられる思いでした。

一番印象が残っているシーン。

 

 

第9位:「たまこまーけっと」デラ・モチマッヅィ


うさぎ山商店街
アニメ「たまこまーけっと」より引用

 

京都アニメーション制作のオリジナルアニメ。

餅屋の娘「北白川たまこ」は、学校からの帰宅途中、話す鳥「デラ・モチマッヅィ」と出会いました。

なんでも、とある国の王子の妃を探しているのだそうです。

そんなこんな「北白川たまこの家に住み着いてしまい…。

 

一方洋菓子店の息子・大路もち蔵は幼馴染の北白川たまこに恋心を寄せていました。

一向に気付いてくれない北白川たまこですが、果たしてその思いは届くのでしょうか。

他にも友達との学校生活を描いたり、商店街の人たちとの温かい関りを描いている、ハートフルラブストーリです。

 

さて、話す鳥デラ・モチマッヅィですが、ある国の王家の使い。

見た目はずんぐりとした大福のような丸々としたフォルムをしています。

常に大きな態度をとっていますが、人の心情には非常に聡い一面を持っています。

 

そのためハッとさせられる台詞を言うことも。

しかし王子のお付きの少女「チョイ・モチマッヅィ」には全く頭が上がらない様子。

物凄い頭を下げていましたね。

 

特別派手な山があるわけではないのですが、心地よさを感じられる作品で。

どこか懐かしさも感じられるのですが、それは作中に登場する銭湯通い、糸電話といったものの影響でしょうか。

どこか羨ましさまで抱いてしまいます。そんな温かい作品でした。

 

 

第8位:「七つの大罪」ホーク


© 鈴木央・講談社/「七つの大罪」製作委員会・MBS
アニメ「七つの大罪」より引用

 

次にご紹介するのは、「七つの大罪」に登場する子豚・ホークちゃんです。

巨大な母豚「ホークママ」の息子で、酒場「豚の帽子亭」の看板豚である、彼。

主人公メリオダスの相棒であり、仲間達のムードメーカーでもあります。

 

ピンクの体に、黒くつぶらな目。

お尻にある、クローバー形の模様。

出荷タグに似たピアス(?)が特徴です。

 

見た目は可愛い子豚ですが、言葉を喋るし、口が達者なホーク。

皆への突っ込み要員であり、時には解説要員までこなすしっかり者です。

普段は食べることが大好きで、「残飯処理班」として、残りご飯を片付けるのがお仕事。

料理担当のバンは、店主のメリオダスとは違い凄腕。

彼の作り出す料理は絶品で、ホークに「神々の口から零れし残飯」と言わせるほど。

 

また、ホークには、食べた相手の能力を取り込むという特技があります。

赤色魔神や暴龍を食べ、炎を吐いたり、砂の中を移動できるようになったり。

ただし、食べた相手を排泄すると、得た能力も消えてしまうのですが……。

 

基本的には和み担当ですが、時には「スーパー・ロース・イリュージョン!」と叫びながら、敵に攻撃をしかけることも。

まあ、その実態は高速アタックなのですが……。

 

可愛いし、解説からお笑いまでこなしてくれるホーク。

しかし仲間のバンが、恋人を救う為にメリオダスと敵対した時には、怒りをあらわにして止めようとしました。

なぜかバンに「師匠」と呼ばれ、信頼関係を築いているホーク。

また、強敵のヘンドリクセンと対峙した時には、仲間を庇って攻撃を受け、黒焦げになるという壮絶な活躍をしました。

「許せねえ、あんなに良いヤツを……!」と、涙を流して悲しんだ仲間達。

 

しかしその直後、焦げた外側を脱ぎ捨て、華麗に復活を遂げるという離れ業を見せました。

時に皆のド肝を抜く彼は、実は単なるマスコットキャラではない、凄い存在なのかもしれません。

なにげに、謎が多いですし……。

 

 

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第7位:「家庭教師ヒットマンREBORN!」ヒバード

懐かしの「家庭教師(かてきょー)ヒットマンREBORN!」にも、可愛いマスコットキャラが登場します。

それは、恐怖の風紀委員長・雲雀恭弥(ひばりきょうや)の飼い鳥、ヒバードです。

 

元は、敵が飼う膨大な鳥の群れでした。

そのうちの一羽が恭弥になついたのが、ヒバードです。

黄色い、真ん丸で可愛い小鳥。

ヒヨコのような外見ですが、成鳥で空も飛べます。

 

頭が良く、言葉を喋るのが特徴のヒバード。

恭弥に教わったのか、並盛中学校の校歌を歌うのですが、それがとても可愛いくて印象に残っています。

「大なく 小なく 中がいい♪」と歌うヒバードの姿は、なかなかのインパクト。

ストーリーの中心になるキャラクターではありませんが、人気がありました。

やっぱり、その可愛いさの故でしょうか。

キャラクターグッズも、たくさん発売されていました。

 

 

第6位:「境界のRINNE」六文


©高橋留美子・小学館/NHK・NEP・ShoPro
アニメ「境界のRINNE」より引用

 

可愛いマスコットと言えば、「境界のRINNE」の黒猫・六文(ろくもん)も欠かせません。

主人公の死神高校生、六道(ろくどう)りんねの契約黒猫である六文。

主人公達には、着ぐるみを着た少年に見える六文ですが、他の人には普通の子猫に見えています。

緑色の目の、元気な黒猫です。

 

しんねの祖母・魂子(たまこ)にリストラされ、りんねに再雇用された彼。

ただし、赤貧にあえぐりんねなので、「エサ代は自分持ち」という過酷な条件ですが……。

 

まだまだ未熟ですが、基本的に真面目で礼儀正しい性格だし、懸命に主人の仕事を手伝っています。

主人と共に貧乏に耐え、死者を浄霊する仕事に精を出す毎日。

意外とちゃっかりしており、ヒロイン・桜の部屋へ出没して、食べ物を貰うことも。

 

なかなか進展しない、りんねと桜の仲を取り持つ役割も果たしている六文。

巨大な化け猫姿になって主人を乗せたり、今日も頑張っています。

しかし行動が裏目に出て、りんねの足を引っ張ってしまうことも……。

第三シリーズが終了したばかりのりんねですが、ぜひまた続編で、皆の活躍を見たいものです。

りんねと桜、それに六文のトリオは可愛いく、息もぴったりですから。

 

 

第5位:「ONE PIECE」トニートニー・チョッパー


尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
アニメ「ONE PIECE」より引用

 

週刊少年ジャンプにて連載されている大人気海賊漫画。

長年に渡り幅広い層のファンから愛されており、今なおアニメ、映画、舞台など、多くの展開がされています。

 

海賊王を目指す「モンキー・D・ルフィ」が「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を探して冒険していく物語。

麦わらの一味がグランドラインで立ち寄った冬島、「ドラム王国」で出会ったのが「トニートニー・チョッパー」です。

ヒトヒトの味を食べてしまった青鼻の人間トナカイの彼。

 

まだ小さい頃に仲間から化け物扱いされ、群れを追い出された痛々しい過去を持ちます。

そのときの心の傷を抱えての「麦わらの一味」との出会いでしたが、故郷の敵との戦いを経て心を許し、「麦わらの一味」の仲間入りとなりました。

 

人獣、人型、獣型の3パターンに変身でき、自身開発のランブルボールにより7パターンにまで変形することが可能な凄いキャラ。

可愛らしい見た目をしており、大きな帽子がトレードマーク。

褒められると調子に乗るなど、なんとも愛らしく、マスコットのような存在となっています。

過去の苦しい経験を経て、命の尊さを深く理解している心優しい船医。仲間のためなら本物の化け物にだってなるとの決意を見せる、5人目の仲間なのです。

 

ちなみに懸賞金は100ベリーという、本当に可愛らしい額の「トニートニー・チョッパー」でした。

 

 

第4位:「Re;ゼロから始める異世界生活」パック


© 長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
アニメ「Re;ゼロから始める異世界生活」より引用

 

続いてご紹介するのは「リゼロ」からパック。

エミリヤたんを常に守り、エミリヤたんのニオイを常に嗅ぎ、むしろエミリヤたんなパック。

なんてうらやましいヤツなんだ・・・と感じますが、パック自体が既に可愛いので許してしまう・・・。

 

あのもふもふした毛は是非とも1度触ってみたいものです。

ただ、マジで怒らせたら世界が崩壊しかねないのでご注意下さい。

 

 

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第3位:「日常」坂本


あらゐけいいち/KADOKAWA・東雲研究所
アニメ「日常」より引用

 

続いてはアニメ「日常」から坂本をランクイン。

「日常」はあらゐけいいち原作のギャグ漫画のアニメ化作品。

軽快なギャグ作品であり、女子高生の相生祐子、長野原みお、水上麻衣の3人をメインにした物語と、東雲なの、はかせ、阪本の2人と1匹をメインにした物語の2つの側面を持っています。

 

阪本は、はかせが道端で拾ってきた黒猫。

勿論ただの猫なので話せませんが、「はかせ」が作った「しゃべれる首輪」というアイテムで人間語を話せるようになりました。

首に巻かれている赤いスカーフがそれ。

 

1回このスカーフをカラスに取られ、本気で抗議していましたね。

話せないながらに…。

 

名前は拾われたときに「阪本」が入っていた箱に描いてあった、「阪本製薬」からとられるという安直な決め方をされました。

本人は不服そうです。

猫の癖に偉そうな態度をとり、はかせに対して高圧的な態度で接することが多いですが、はかせの奇天烈な発明の餌食にされたりと損な役回りばかり回ってくるのでそこまで偉い立場ではないのが実のところ。

なんというか、イマイチ不遇なことが多いのですが、その挙動がイチイチ可愛いキャラなのです。

 

可愛らしい黒猫の姿なのにおっさんみたいな声を出すというなんともギャップの激しい存在ですが、

人間を下に見つつも猫の習性に逆らえずにはかせに良いように遊ばれる姿は可愛いの極み。

 

はかせとなのの2人暮らしでは少々心許ないため、坂本の存在は何気に「日常」という作品の肝。

ゆっこたちとの絡みが始まっても遊ばれて良い味が出ています。笑

 

 

第2位:「夏目友人帳」にゃんこ先生


緑川ゆき/白泉社・「夏目友人帳」製作委員会
アニメ「夏目友人帳」より引用

 

第2位は「夏目友人帳」からにゃんこ先生。

このキャラクターはマスコットキャラクターを語る上で外すことが出来ません。

漫画もアニメも歴史が長く、数多くのファンを獲得している理由の1つに「にゃんこ先生」は確実に関わっていると思います。

 

現在アニメシリーズが第6期まで放送、2018年には劇場上映も決定している大人気作品が。

「夏目貴志」は小さい頃から妖怪が見える体質のために友達ができないでいました。

高校生のあるとき、妖怪「斑」の封印を解いてしまい、友人帳と呼ばれる妖怪たちの名を連ねた祖母の遺品をかけて「斑」と取引を交わすことになりました。

 

「斑」を用心棒に、友人帳を巡った妖怪との交流により、「夏目貴志」の心の氷が溶けていく過程を描いたハートフルストーリー。

「ニャンコ先生」は妖怪「斑」の仮の姿のときの呼び名を指します。

依代が招き猫だったことからこの名になったそうです。

 

丸々としたフォルムをしており、「夏目貴志」の友人からはデブネコなどと称されてもいます。

とはいえマスコットのような存在なのでやはり可愛らしいです。

自称「夏目貴志」の用心棒であるらしいのですが、その仕事ぶりはかなり気まぐれ。適当な性格をしているのが丸わかりですね。

物語が進むにつれて、段々と「夏目貴志」との距離感が縮まっていき、2人で寄り添うシーンが増えてきています。

 

「夏目友人帳」というゆるく、しなやかな日常を描く作品の中で良い味をだしつつ、

どんな怪しものが出てきても「にゃんこ先生」がいれば大丈夫だろう・・・という絶対的な安心感をもたらしてくれます。

その過程にこそ味がある作品。

 

可愛いフォルムにおっさんのような声は、意外にも坂本との共通点。

 

 

第1位:「みなみけ」藤岡


桜場コハル/講談社・みなみけ製作委員会
アニメ「みなみけ」より引用

 

「みなみけ」には藤岡が2人登場しますが、ここで紹介するのはもちろんぬいぐるみの方の藤岡。

何を隠そう番長・藤岡サンタからもらったぬいぐるみこそ藤岡。笑

ぬいぐるみであるのにも関わらず、事あるごとにスポットライトが当てられ、何だかんだキャラクター達にしっかりと知られている存在。

 

なによりも千秋に抱っこされているのが可愛い・・・。

誰よりも藤岡に愛着があるはずの千秋が、色違いの藤岡に気付かずに普通に抱っこしちゃうシーンには驚きましたが、

表面の「色」なんか気にせず、常に本質しか興味がない千秋らしいなあ・・・とも思いました。笑

 

マスコットキャラクターとしては、喋らないし、動かないし、他のマスコットキャラクターよりかは存在感が薄いような気がしますが、

藤岡は「みなみけ」という作品には既に無くてはならない存在だと僕は思ってますので、

あえて1位に上げさせて頂きました。

 

まあ、普通に可愛いしね。笑

 

 

可愛いかったり、有能だったり、癒しをくれたり……そんな、作品に欠かせないマスコットキャラクター達。

彼(彼女)らがいるからこそ、より物語が楽しく、魅力的になる……。

小さいけれど、そんな大切な存在だと思います。