その場にいるだけで、場の空気を明るくしてくれる……そんな、いわゆる「ムードメーカー」なキャラクターが存在します。

深刻な時ほど、笑わせてくれ、皆の気持ちをほぐしてくれるような……今回は、そんな人達をテーマに、お話をさせて頂きます。

 

 
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アニメのムードメーカーキャラ

「BLEACH」コン


久保帯人/集英社・テレビ東京、電通、studioぴえろ
アニメ「BLEACH」より引用

 

まず挙げたいのは、スタイリッシュ死神アニメ「BLEACH」(ブリーチ)に登場する、ライオンのぬいぐるみ。そう、「コン」です。

正確には、ぬいぐるみの中に入った丸薬「モッド・ソウル」が、コンの正体。

本来は虚(ホロウ)という悪霊に対抗する為に作られた、兵器の一部でした。作り物の身体を動かす為、製造された人造の魂……それが、モッド・ソウルです。

しかしコンはもともと、粗悪品として廃棄される予定だった商品。

それが手違いで買われてしまい、主人公・一護(の身体)と出会うことに。

 

必要な時は一護の肉体に入り、彼の代わりに体を動かす役割ですが……普段はおおむね、彼の妹のぬいぐるみに入って、好き勝手に行動しています。

 

見た目は可愛いぬいぐるみでも、中身はスケベで軽薄なコン。

女性や大きなパストが大好きで、美人を見ると一目散に突進します。

お喋りでテンションが高く、主人公の一護と口喧嘩をすることもしばしば。

反面、命を救ってくれた一護の相棒・ルキアを慕い、彼女には従順な一面も……。

 

とにかく欲望に忠実なコンは、美人を見つける度に喜び勇んでダイブし、ハイテンションで大喜びします。

もっとも、大体キツイお仕置きをされてしまうのですが……。

それでもめげないのが、彼の凄いところ。

実験体として、マッドサイエンティストの涅(くろつち)マユリに囚われても、美人を見ると元気いっぱいに。

 

そんなオチ要員のコンですが、シリアスな場面でも元気を忘れず、笑いを提供してくれることも多いです。

初期の、一護の母の死の真相解明と、その仇と遭遇する、重要なエピソードのこと。

仲違いしかけた一護とルキアの会話に割って入り、一護を挑発しながらも場の空気をかきまぜ、深刻な雰囲気を払拭しました。

根が真面目で、つい深刻になってしまいがちな一護とルキア。そんな彼らには、時にコンのように、場を明るくする存在が不可欠なのかも……。

 

映画第三弾では、皆がルキアを忘れてしまうという大事件が……そんな時もコンと一護だけは、彼女の記憶を失いませんでした(コンの場合は、恐らく持って生まれた機能の為)。

一護と共にソウル・ソサエティまで乗り込み、大好きな「ルキア姐さん」を取り戻す為に奮闘します。

皆は一護の記憶も失っているので、行く先々でバトルが勃発するのですが……そんな時も、コンが何かと笑いを提供してくれました。

 

何より、全てが解決した後……エンドロールが終わった後、皆に忘れ去られたままのコンが、氷漬けになって泣いている場面がありました。

「酷いよー、俺頑張ったのに~……!!」と、涙を流して訴えるコン。シリアスなテーマの本編の後で、くすっと笑わせてくれるのがいかにも彼らしかったです。

 

 

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「キルラキル」満艦飾マコ

また、「キルラキル」に登場する主人公の親友・満艦飾(まんかんしょく)マコちゃんも、忘れてはいけません。

主人公の流子(りゅうこ)は、生徒会や学園の猛者ども、そして実の母親など、数多くの敵と激しいバトルを繰り広げています。

そんな彼女を時に励まし、時に脱力させ、何かと笑顔にするのが、元気少女のマコちゃん。

 

明るくポジティブで天然な彼女は、お得意のボディランゲージとマシンガントークで、敵を煙に巻き、深刻なバトルに風穴を開ける存在です。

その早口と独特のトークには、流子はもちろん、敵も思わずポカンとしてしまうほど。

毎度お馴染みの「マコちゃんショータイム」として、名物コーナー的存在でした。

 


©TRIGGER・中島かずき/キルラキル製作委員会
アニメ「キルラキル」より引用

 

そしてそれが、時として勝利の糸口となることも……。

ただのギャグ要因ではない、流子にとっても物語にとっても、欠かせない存在です。

 

また重傷を負ってもすぐに回復する、シリアスな場面で、目から噴水のような涙を噴き出すなど、昭和のギャグマンガ的リアクションも多いマコちゃん。

だからこそ、出てくる時には力を抜いて、くすっと笑わせてくれる……そんな貴重な存在だと思います。ちなみに彼女の両親や弟・飼い犬のガッツも、なかなかの逸材揃いです。

 

 

「十二国記」楽俊

最後に、オマケを。

「十二国記」に登場する楽俊(らくしゅん)は、ギャグキャラではないものの、そこにいるだけで空気を和ませてくれる、貴重な存在です。

それはノンビリした口調だけではなく、彼の外見が巨大なネズミだから。

フカフカな毛並みに、大きな目。なぜかスカーフ一丁の姿。そんな大きなネズミが喋っているだけで、見ている方は顔が緩むというものです。

 

実際の彼は聡明で博識、国家試験を首席で突破するほどの秀才なのですが……。

人間の姿だと成人男子ですが、ネズミの姿の時は、大きな着ぐるみを見ているよう。

過酷でシリアスな物語の中で、楽俊が登場すると、ほっとさせられることが多いです。

主人公の陽子にとっても、視聴者にとっても欠かせない、救いの神のような存在なのです。

 
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