色々とお洒落な要素ばかりの作品「BLEACH」。

その中でも斬魄刀は特に格好良い要素が沢山詰まっています。

斬魄刀そのものの形だったり、解号であったり…。なんというか男の人が好きそうな感じがバンバン詰まっていると思うんですよね。

 

BLEACHの中では欠かせない死神たちの魂とも言える斬魄刀。

その中から、個人的に好きなものをTOP10方式でご紹介したいと思います。

 

 

BLEACH(ブリーチ)の専門用語

まずは簡単な用語解説を載せておきますね。

 

斬魄刀

死神が持つ特殊な刀。所持者自身の魂を元に作られることから、形状や能力は全て異なります。

通常時は一般的な日本刀の形状で扱われています。

 

始解

斬魄刀の能力の開放には2段階あり、その1段階目。

解放に伴い形状が変化、斬魄刀ごとの特殊能力が扱えるようになります。

護廷十三隊の席官クラスはほとんどが始解を習得しており、斬魄刀を扱う上での基本となる技術です。

 

卍解

斬魄刀の能力解放の2段階目。斬魄刀本体の具象化と屈服が条件となります。

基本的に始解の能力と特性を強化したものが多く、戦闘能力は始解の5倍から10倍。

護廷十三隊の隊長となる条件に卍解習得が必須とされています。

 

解号

斬魄刀の能力を開放する、ある特定の語句。

斬魄刀によって解号は異なり、基本的には能力を象徴する命令語+斬魄刀の名前の組合せとなっています。

 

 

BLEACH(ブリーチ)で好きな斬魄刀ランキング

さて、それでは前置きが長くなりましたがいってみましょう!

TOP10から6までです。

 

10位:神剣・八鏡剣/伊勢七緒

久保帯人/集英社
漫画「BLEACH」より引用

 

出番がほんの一瞬だった七緒ちゃんの斬魄刀、神剣・八鏡剣。

なんで10位にランクインしたかと言いますと、これまで戦闘シーンが皆無であった七緒ちゃんが、ついに斬魄刀を手にしている姿を見ることができたからということと、この斬魄刀、刃のない形状をしているんですが、その形が結構好みだったからです。

 

伊勢家は代々神官の家系であり、伊勢家の死神は個人の斬魄刀を持たないということでした。

なので家長が代々、斬魄刀を受け継いできたみたいです。

 

祭事に用いる剣だから刃がないのかは定かではありませんが、神と対峙するという意味ではピッタリですよね。

腰を落として八鏡剣を構えていた七緒ちゃんの姿は凛々しくて良く印象に残っています。

 

ちなみに斬魄刀の能力は神と対峙し、神の力をその身に受け、八方へと振り撒くというもの。

なんとも神々しい能力。

これを女の子が持つのですから格好良い。解号は不明。もしかしたら常時開放型なのかもしれません。

 

 

9位:氷輪丸/日番谷冬獅郎

久保帯人/集英社
漫画「BLEACH」より引用

 

ネタとして有名な氷輪丸、僕は好きです。

ということで9位です。

 

氷雪系最強の斬魄刀の氷輪丸。

氷と龍という、格好良いものが掛け合わさった斬魄刀です。

 

その能力は氷雪系最強と謳われるだけのもの。

半径12kmに及ぶ天候までも支配します。

 

そして触れるものは全て凍らせてしまい、大気中に水分がある限り氷に変えることができるという優れもの。

また、傷口を凍らせて止血するなどの用途としても使用できます。

 

この斬魄刀、何が格好良いってまず解号ですね。

「霜天に坐せ『氷輪丸』」。坐せというのが良いですよね。

空を支配している感じが出ていて。

 

次に見た目。

卍解の大紅蓮氷輪丸では日番谷の背中に翼が生えたように、氷の龍を纏った姿になります。

その迫力たるや、圧巻です。

 

そしてその後ろに浮かぶ花の結晶もお洒落で好きなとこです。

1枚1枚散っていくときの描写も何故かお洒落に見えてしまう不思議…。

 

最後に技名がイチイチ格好良いんですよね。

どれも「氷」とか「龍」がつく技名なんですけれど、スタイリッシュで強さも迫力もある感じが好みです。

 

人気は高いけれど、日番谷本人がまだ未熟なためにその実力を発揮しきれていない氷輪丸。

そのため卍解しても負けるシーンが多く、ネタとして扱われることも多かったのですが、それでも僕は好きですね。

本当の卍解の完成時に日番谷が「少し老ける」というネタはさすがに笑ってしまいましたが…。

 

 

8位:侘助/吉良イヅル

久保帯人/集英社
漫画「BLEACH」より引用

 

3番隊副隊長、吉良イヅルの斬魄刀、侘助。

これは侘助の名前の由来がとても好きなのでランクインです。

 

能力は攻撃を加えた分だけ対象の重さを倍にするというものです。

1度切れば倍、2度切れば更に倍、3度切ればそのまた倍…と。

 

そして「相手が重さに耐えかね、詫びるように自らの頭を差し出す」というのが侘助の名前の由来となっています。

多少冷酷な印象は受けますが、この台詞を放ったときの吉良の訥々とした物言いが凄く好きでした。

 

そしてさらに形状にも注目。

コの字型のような凄く不思議な形をしていますが、これも侘助の能力にドンピシャな形なんですね。

 

重さに耐えかねて頭を差し出した相手を、その鉤状の刀で首を引っ掛け切り落とします。

残酷なまでに非道で冷徹な斬魄刀です。

 

しかし解号では「面を上げろ」となっています。

相反する解号ですが、それすらも格好良さを備えているようで、地味ながらにお気に入りな斬魄刀でした。

 

 

7位:流刃若火/山本元柳斎重國

久保帯人/集英社
漫画「BLEACH」より引用

 

護廷十三隊元総隊長である山本元柳斎重國の斬魄刀が7位です。

炎熱系最強であり、最古の斬魄刀としてとてつもない強さを備えた、総隊長の山じいにピッタリな斬魄刀。

 

解号は「万象一切灰燼と為せ『流刃若火』」。

この解号、炎熱系最強を誇示しているようですよね。

全て灰にしてやれと言っているのですから。

おじいちゃんの癖に恐ろしいこと言っています。

 

この斬魄刀はとにかく強いですよ。

卍解「残火の太刀」ではその灼熱の炎から、大気中の水分全てを蒸発させてしまいます。

 

しかもそれだけでなく、尸魂界中をも滅ぼしてしまうというのです。

そして卍解の攻撃形体は全4種あり、どれも対面したら絶望しか見出せないようなものばかり。

個人的には火火十万億死大葬陣が印象的。

 

今までに山じいが切り捨ててきた者たちを亡者として一時的に蘇らせ、骸骨の大軍を出現させるものなのですが、その絵面のインパクトが強烈…。

地獄絵図とはこのことかと思ってしまうようなものでしたね。

最強を体現したような斬魄刀で、強さをこれでもかと表してくれた斬魄刀でした。

その最強さが凄く伝わってきたので、好きになりました。

 

 

6位:飛梅/雛森桃

久保帯人/集英社
漫画「BLEACH」より引用

 

斬魄刀を使うシーンはほとんど見られませんでしたが、個人的に好きな斬魄刀。

5番隊副隊長、雛森桃ちゃんの斬魄刀は飛梅です。炎熱系の斬魄刀で、解放すると七支刀のような形状に変化します。

刀身から火炎球を放つ能力を持っており、解号は「弾け『飛梅』」。

 

僕が気に入ったポイントは、この子がこんな斬魄刀を持つのかというアンマッチさ。

雛森は非常に優しい女の子らしい女の子です。小柄で可憐な容姿から人気も高いキャラ。

そんな子が爆発する火炎球を出す斬魄刀を使いこなしているというのが意外に思ったんです。

 

こういう可愛らしく優しい子ならば攻撃系ではなく鬼道系の斬魄刀の方がイメージに合っているとは思うんですが、敢えての攻撃系、そして割とインパクトのある技を放つ斬魄刀、そのアンマッチさが気に入りました。

そして雛森は鬼道の達人。

独自で組み合わせた鬼道に飛梅の能力を合わせての戦闘もしていました。

 

大人しい顔してやるな、ということで好きなんです。

斬魄刀は持ち主の魂を元に作られますから、もしかしたら雛森の中には熱い何かが潜んでいるのかもしれません。

彼女の本来の姿が垣間見れるような斬魄刀でした。

 

 

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5位:風死/檜佐木修兵

久保帯人/集英社
漫画「BLEACH」より引用

 

5位は風死。

解放すると二枚の互い違いの刃のついた鎌に変化します。

2本ある鎌は一連の鎖で繋がっており、鎖部分を持って本体を回転させ敵に投げて攻撃します。

 

風を切るようなスタイリッシュな攻撃が特徴的。

 

檜佐木自身はこの斬魄刀を気に入っていないみたいなんですよね。

形状を「命を刈り奪う形をしている」としているからです。

確かにブーメランみたいに風死が飛んできたら、「殺される」というより「刈り奪られる」という方が適切かもしれません。

 

しかし、この「命を刈り奪う形をしているだろ」と言っているときの檜佐木の顔が凄く好きなのでこの順位にしました。

「いやいや、貴方それ刈る目じゃないですか」と思わず突っ込みを入れたくなるくらい冷たい瞳で言っていたんですよね。

 

目つきは悪いですし、この台詞を言ったときの表情もそうですし、刀を振るうのが怖いという本心とのギャップが見られるようです。

その印象が強く残っていて、同時に格好良いなと思いました。

 

ちなみに物語終盤で卍解を習得したと言っていましたが、結局見ることは出来ずに終わってしまいました。

命を刈り奪る形をした風死の卍解の形状と能力が気になります。

解号も「刈れ『風死』」ですから、やはり刈る形なんでしょうか…。見たかったです。

 

 

4位:雀蜂/砕蜂

久保帯人/集英社
漫画「BLEACH」より引用

 

2番隊隊長及び隠密機動総司令官、隠密機動第一分隊「刑軍」総括軍団長の砕蜂。

何やら物凄い肩書を持っていますが、要は隠密機動のトップということ。

 

攻撃的ながらも小柄で実は忠誠心の強いツンデレ砕蜂の斬魄刀は雀蜂。

これは何が好きかって、始解時の形状が1番好きなんです。

「尽敵螫殺『雀蜂』」という解号で解放されたその形状は、アーマーリングのようなもの。

 

右手中指につけ、「弐撃決殺」を能力として相手に傷を与えていきます。

このスタイリッシュを極めたような洗練された見た目が本当に大好き。

隠密機動なのに弐撃決殺という能力は少し疑問を抱いてしまいますけれど…。

 

また、一撃目を加えたことにより刻まれる死の刻印「蜂紋華」も美しい。

もしかしたら対戦相手の夜一さんに刻まれたから余計美しく見えたのかもしれませんがね。

 

卍解も個人的には好みです。

「雀蜂雷公鞭」という巨大な砲台のような形状で、ミサイルを発射するというもの。

隠密機動とは真逆のような派手としか言いようのない卍解ですが、豪快すぎて好きなんですよね。

 

小さな砕蜂があんなに大きな卍解を使いこなしているというのも好きなポイントかもしれません。

しかしやっぱり、キリっとした顔で「弐撃決殺!」と言って雀蜂を構えていた砕蜂の姿が良いですよねぇ。

本当、このスタイリッシュな形状はドツボでした。

 

 

3位:袖白雪/朽木ルキア

久保帯人/集英社
漫画「BLEACH」より引用

 

氷雪系の斬魄刀で、尸魂界で最も美しいと言われる斬魄刀、袖白雪。

ヒロインの1人である朽木ルキアの斬魄刀です。

 

刀身も鍔も柄も、その全てが純白で、柄の先には同じく純白の帯がついている形状をしています。

能力は所有者自身の体温を氷点下以下に下げることです。

自らの体温を下げ、自身に触れたものを凍てつかせることが真の能力であり、始解時で繰り出される技は「初の舞」と「次の舞」。

 

解号は「舞え『袖白雪』」とされていて、刀身だけでなく技名、さらには解号まで美しさを象徴するようなものとなっています。

勝気で強気なルキアですが、実はこんなに美しい刀を備えていたということで、ルキア自身も美しく見えてきてしまうのだから不思議なものです。

 

しかし袖白雪を扱っているときの所作は確かに美しいですよね。

雪が静かに降るようなイメージがあって、そこが好きなとこです。

 

卍解は「白霞罸」。

ルキア自身も真っ白になり、雪の女王のような美しい着物姿に変身します。

その姿は純白すぎて穢れなど一切ないようなもの。

美しかったです。

 

自分の命を懸けた卍解ですが、素晴らしいの一言。

能力も見た目も綺麗で、流れるような所作から静かに相手を一瞬で凍てつかせるその一連の動作がお気に入りです。

 

 

2位:花天狂骨/京楽春水

久保帯人/集英社
漫画「BLEACH」より引用

 

全死神の中で1番の伊達男、京楽の斬魄刀、花天狂骨が第2位です。

これはもう群を抜いてお洒落度MAXの斬魄刀ではないでしょうか。

 

花天狂骨は尸魂界で2振りしか存在しない、二刀一対の斬魄刀です。

始解時の形状は青龍刀のようなもので、花天狂骨の霊圧領域にいる相手は、花天狂骨が提示する遊びのルールに従わなければなりません。

その遊びが和風な印象を持った京楽に合っている古風なものばかりなんですよね。

 

例えばだるまさんがころんだや、色鬼、影鬼など。

誰もが小さい頃に1度は遊んだことのある、馴染みある遊びばかり。

 

しかし戦闘ですから、やはり命懸けの大人な遊びに変化しています。

それを楽しみながら戦う京楽は格好良かったですね。

 

さて、この斬魄刀のお洒落さは卍解時に発揮されます。

それが「花天狂骨枯松心中」。

卍解すると地面に松の模様が浮かび上がってきます。

 

それは次第に闇となり、周囲全体を覆うのですが、その松の描写のお洒落さといったら…。

わたしはあの渋い和風な感じが凄くグッときました。

どこまでも京楽に合っていると思います。

 

技自体は割と残虐な感じのものが多いのですが、卍解発動時の松模様だけで2位に君臨してしまいました。

とにかくあの描写は絶対見てほしいですね。

全体的にお洒落度が高い作品ですが、その中でもトップクラスにお洒落だと思っています。

 

 

1位:千本桜/朽木白哉

久保帯人/集英社
漫画「BLEACH」より引用

 

第1位は千本桜です。日本人といえば桜ですし。

上でもご紹介しましたが、尸魂界で最も美しいとされている斬魄刀は袖白雪です。

しかし個人的には千本桜の方が美しいと思うんですよね。舞う桜がとにかく美しい。

 

千本桜は解放すると刀身が目に見えない細かい刃に変形し、その無数の刃が敵を切り刻みます。

その無数に別れた刃が桜のように見えるんですね。そして卍解は「千本桜景厳」。

卍解すると千本の刀身が辺りをぐるりと取り囲み、一斉に舞い散る桜の如く降りかかってきます。

 

その数なんと数億枚。

さらに白哉が手で刃を操ることもできるので、避けられる訳もなく、相手はただそのおびただしい量の刃に成すすべもなく膝を落とします。

 

凛とした白哉に良く合った美しく、気高い斬魄刀だと思います。

そして強い。

 

アニメだとその美しさが際立っていましたね。

襲ってきているのは刃なのに、淡いピンクの花弁が辺り一面を覆っていました。

 

敵も恐怖というより、綺麗という感情を抱きながらその光景を見ていたかもしれません。

一護と恋次はどんな思いであの舞い散る桜の光景を眺めていたのでしょうか…。

ともあれ、強さ、美しさ、艶やかさ、迫力、色んな要素を備えている千本桜が1番好きですね。

 

見ていて綺麗だなと思える斬魄刀でした。