泣きたい時って・・・ありますよね。

人生いろいろありますもの。

そんなときは今回僕が紹介する作品を見て泣いて下さい。

どれもささやかな幸せを伴う素敵な涙を流すことが出来ますよ。

 

 

泣ける感動のアニメランキング17位~4位

泣ける。

ただ単に「泣ける」という表現でも、そのトリガーとなる感情は多々存在します。

 

切なさに胸が苦しめられて泣ける。

男気に泣ける。

嬉しさのあまり泣ける。

 

いろんな感情がきっかけで涙は出てきますね。

しかし、共通している部分は「感情が大きく揺さぶられている」ということ。

 

今回ご紹介する作品達はいずれも僕が泣いた作品ですが、やはりそのトリガーとなる感情は様々。

是非ともいろんな作品を視聴し、たくさんの感情に溢れる毎日を送って下さいね。

 

 

第17位:劇場版ポケットモンスター「ミュウツーの逆襲」

(C)Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku (C)Pokemon (C)1998 ピカチュウプロジェクト
劇場アニメ「ミュウツーの逆襲」より引用

心の叫びに泣ける。

 

ポケモンの劇場版第一作目、「クローン」をテーマにした作品です。

当時、クローン羊のドリーが話題になりましたね。元々の生物と全く同じ細胞を持つ生物を生み出す技術クローン。

自分のクローンを医療に用いれば、拒絶反応ゼロで移植手術が可能となるわけです。

 

しかし、クローンとは何なのでしょうか。

臓器移植のためだけに生み出された「本物を生かすための道具」?それとも本物の存在を脅かす「偽物」?

 

幻のポケモン「ミュウ」のクローンとして作られた遺伝子ポケモン「ミュウツー」彼は次々とクローンポケモンを生み出し、本物のポケモンたちに反旗を翻します。

ミュウツーが度々問う「私は誰だ。何のために生まれてきたのだ。」という言葉には、自分は偽物なんかじゃない、一つの生命として自分を見てくれ・・・という思いが込められているように感じられます。

 

クローンポケモンと本物のポケモンたちが涙を流しながら戦う姿には、科学の進歩によって人間の犠牲となっている自然界の生き物たちの叫びが込められているような印象を受けます。

初期のポケモンって、劇場版に限らず様々なメッセージ性がありましたよね。

 

 

第16位:金色のガッシュベル!!

(C)雷句誠/東映アニメーション
アニメ「金色のガッシュベル」より引用

友情・努力・勝利
その王道に泣ける。

 

友情・努力・勝利、そして出会いと別れ。その全てが詰まったアニメです。

 

一つ一つの言葉が胸に刺さります。主人公は天才高校生の高嶺清麿は、天才故に周りから浮き、疎まれていました。

それでもよしとしていた清磨の前に魔物の子ガッシュが現れてから、彼に明るさが取り戻されていきます。

「清磨なんか学校に来なくても良い」とあざ笑うクラスメイトにガッシュが「学校に来なくていいのはお前の方だ。

 

清磨は何も変わっていない。変わったのは清磨を見る周りの目だ」と堂々と言い切る姿に、清磨が隠れて涙する第一話。

そんな感動場面が、作品全体に散りばめられています。

全て見終わった後にOP曲の「カサブタ」を聞くと、歌詞の深さにまた涙します。

 

 

第15位:このはな綺譚

©天乃咲哉・幻冬舎コミックス/このはな綺譚製作委員会
アニメ「このはな綺譚」より引用

最高の爽やかさに泣ける。

 

基本、辛いシーンばかりのお涙頂戴ストーリではなく、むしろ、ハッピーエンドのアニメですが、だからこそのすがすがしい感動を味わえます。

といっても全十二話、けっこうギャグぽいシーンもあるのですが。

 

この世とあの世の挟間にある宿屋、八百万の神々も泊まりに来る異界の温泉宿。

といえばジブリアニメにも似たような舞台装置がありましたが、こちらは人の形をしたかわいい狐たちが宿の仲居として日々奮闘している物語です。

 

前半早々で狐の仲居さんたちに加わる新キャラに「お菊人形」さんがいます。

気味が悪いからと土蔵に押し込めらている内に、髪が伸びてくる、勝手に歩き回るという怪談話定番の「お菊」は人を恨みツンデレキャラ全開ではありますが、この宿の住人たちと一緒に仕事をしながら、心を解きほぐしていきます。

「匠の作った一級品の人形なのに」と文句をいいつつも周囲に振り回せれ、馴染んでいく様子がなんとも見ていて癒されます。

 

涙腺崩壊の神回はなんといっても迷い込んだ少年「カイト」のエピソードでしょう。

 

©天乃咲哉・幻冬舎コミックス/このはな綺譚製作委員会
アニメ「このはな綺譚」より引用

 

この世とあの世の狭間にあるはざの「此花亭」ですが、たまに現世の生きている者たちが迷い込んで来てしまいます。

現世では家族に囲まれ幸せそうだったのに、本当は実の親ではなかったパパ、ママと引き離され施設に送られる「カイト」。

 

また、現実では交通事故を起こし病院のベッドで意識不明の運送会社社長も「此花亭」に迷い込んでいました。

いじけまくりのこの二人が現実の世界でクロスするラストシーンにはもう涙ダクダク。

これが、短い時間にそうまとめたかと感心する見事なオチで、涙ダクダクも決して、救われない悲しさからくるものではなく、私の心の洗濯をしてくれるものでした。

 

最終話も印象深いです。

この作品、登場する神々も眷属も擬人化されて、結構ギャグっぽく扱われてもいたりするのですが、どのキャラにも作者の愛情が感じられます。

 

最終話は稲荷神社の御祭神や眷属たちが登場し、お参りに来た人たちの願い事をかなえるために奮闘します。

そこに、「此花亭」のおかみさんの過去が合わさり、またも迷子になるどんくさ狐の「柚」とおかみさんのお互いを想う気持ちが交錯。

 

初詣でごった返す拝殿の裏で「お賽銭入れない奴の願いは却下だ。二礼二拍手一礼できていない奴も無視しろ」と後輩に指示する眷属が母親の病を心配する子の願いにはそそくさと妙薬の用意をします。

「お賽銭入れてませんけどね」と小声で突っ込む後輩たちもまんざらではない表情で。

 

なにやら、ひたすら要求するばかりの最近の神々と人との関係を軽く皮肉っているようです。

パワースポットなる言葉が流行り、もらうことばかり望む人間に一刺ししつつ、それでいて優しい気分にしてくれるアニメ。

今はこの「このはな奇譚」が私の涙活筆頭アニメとして、ときどき見返しては精神の洗濯をしてもらっています。

 

 

第14位:銀魂

©空知英秋/集英社・テレビ東京・電通・BNP
アニメ「銀魂」より引用

バカだからこそ泣ける。

 

涙活アニメオタクの僕は「銀魂」でも泣いたことがあります。

っていうか「銀魂」ファンなら泣くよね?笑

 

アニメ第二期延長戦「傾城逆転」のシリーズです。

そもそもギャグ漫画。(しかも、かなり下品な方の)

 

登場で即、志村けんばりの死にかけ芸で笑いをとった、自称現役の花魁おばあさん。

ストーリーはおばあさんがずっと思い続ける男を探し、会わせてやろうとするところから、まずは、その男は江戸城で権力を握る卑劣漢だとわかり、怒涛のギャグとアクションに巻き込まれていきます。

むしろ、ギャグがちりばめられてからこそ、ラストの巡り合いにほろっと来てしまいます。

 

それはもう、ずるいと言っていいくらいで、「銀魂」ではもう一つ 、「将軍暗殺編」での将軍茂茂の最期でも涙腺崩壊させてしまいました。

それまで、あるときはブリーフで、またある時は全裸でお下品もやっていたキャラにこんな最期とらせるんじゃないよ、と思ったものです。

 

 

第13位:時をかける少女

「時をかける少女」制作委員会2006
劇場版アニメ「時をかける少女」より引用

切なさに泣ける。未来への希望に泣ける。

 

続いては細田守作品の「時をかける少女」。

俗に言う「時かけ」。

 

この作品を見て「ずいぶんアホな高校生だなあ・・・」と感じる人も確かにいるかもしれません。

僕が以前お付き合いをさせて頂いていた女の子はそのような感想を抱いていました。

 

でも、僕は言いたい・・・。

アホで良いじゃない!

 

この作品が言いたいことは、そういうことじゃないんです。

青春まっただ中で、たくさんのことに悩み、自分に素直になれず、何が大切なことなのかが分からない中で、

1つのきっかけによって1人の少女が自分に向き合うお話。

 

それは自分が気付いていないだけで既に少女の中にあったものなのかもしれません。

しかし、大切な物を大切だと言えることはなかなか難しいことなのです。

 

あなたも大切な何かに目を背け、見ないようにしてはいませんか?

 

僕が特に好きなシーンはやはり主人公の少女がもう1度「時をかける」ことが出来ると気付き走り出すシーン。

何も躊躇なく、1点の曇りなく少女はその選択を下しました。

この純粋な思いって実はスゴいことで・・・人はみな、色んな損得を知らず知らず計算してしまう生き物なのだから。

 

そのシーンで流れる楽曲「変わらないもの」は、本来は「時をかける少女」のテーマソングとして書き下ろされたもの。

しかし、若干ニュアンスが違うと言うことで挿入歌に回されました。

 

それが結果的に素晴らしい演出を生んでいます。

1人の少女が思春期にありがちな悶々とした感情を1つも見せずにただただ前に進むシーンに実に良く当てはまっています。

 

青春の情動を思い出したい人。

大切なモノを思い出したいと思っている人。

切ない思いに浸りたい人。

爽やかな涙を流したい人。

 

そんな方々に是非見て欲しい作品です。

地方の劇場で放映されていた作品が、口コミによって一気に全国放映されることになったという背景があります。

それほどパワーを持った珠玉の作品・・・堪能下さい。

 

 

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第12位:バクマン。BUKUMAN

©大場つぐみ・小畑健・集英社/NHK・NEP・ShoPro
アニメ「バクマン。」より引用

夢を追い続ける情熱に泣ける。
共に夢を追える人、思い続ける人がいることの
大きさに泣ける。

 

続いてご紹介するのは「バクマン。」。

中学で成績優秀の高木と、漫画家の叔父を持つ真城がコンビを組んで漫画家を目指すという作品。

 

「デスノート」原作者が再びコンビを組んで描いた作品がアニメ化された作品ですね。

中学生から大学卒業あたりまでを描いたまさに「青春が詰め込まれた作品」となっています。

 

漫画家になるという夢と共に、真城の恋人である亜豆との夢を叶えるためにも前に進んでいきます。

その大きな夢が叶う瞬間は・・・どうせ叶うのだろうと思っていても涙無しには見ることが出来ません。

号泣です。

 

僕はこの作品を見て一生青春宣言をしました。笑

青春に年齢は関係ありません。

失敗は「失敗」だと思うから失敗なのです。

 

前に突き進んでいたらどこかにぶち当たります。

まずはそれを目指してとにかく前進していけばいいのです。

28歳のおじさんでもそんなことを感じさせてくれる素敵な作品。

 

必ず何かの感情を揺さぶってくれるはず。

最近、心が動いていないなあ・・・と思う人には是非おすすめ。

 

 

第11位:プラスティック・メモリーズ

©MAGES./Project PM
アニメ「プラスティック・メモリーズ」より引用

王道だからこそ泣ける。
「愛」という思いの深さに泣ける。

 

続いて紹介するのは「プラスティック・メモリーズ」。

これは今回紹介する作品の中で、1番王道中の王道かもしれません。

 

あらすじを聞いただけでラストが想像できるので、あらすじは言わないでおきます。笑

それくらい王道。

1話見た人はほぼ全ての人がラストを想像できるでしょう。

 

しかし、どうでしょう・・・たまには王道で泣いてみませんか?

 

この作品はやっぱり王道の破壊力はすごいなあ・・・と改めて感じさせてくれる作品です。

号泣します・・・それは、もう、号泣します。

 

ディスっている様に聞こえるかもしれませんが、ちゃんとストーリーも作り込まれていますし、ヒロインも超可愛い作品です。

だってあの雨宮天さんですから。

彼女は実に多彩な声優さんですね。

「このすば」から「プラスティック・メモリーズ」まで色んなタイプのヒロインを演じ分ける事が出来ます。

 

 

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第10位:一週間フレンズ。

©葉月抹茶/スクウェアエニックス・「一週間フレンズ。」製作委員会
アニメ「一週間フレンズ。」より引用

純粋な思いに泣ける。

互いに思い合うことの大きなパワーに泣ける。

 

続いて紹介するのは「一週間フレンズ。」。

この作品もまた、実写映画などが放映されましたのでご存じの方も多いでしょう。

 

小学生の頃に友人との間に強烈な嫌な出来事があり「友人との記憶」だけが1週間しかもたない女の子と、そんな女の子に好意を寄せる男の子の恋愛ストーリーです。

これも「プラスティック・メモリーズ」のようにかなりラストが想像しやすい作品かもしれません。

 

しかし、なんというか・・・ラストに向かうまでのピュアで不器用な2人の物語が泣けます。

特に、「特殊な記憶力」を持つ女の子にまっすぐに思いを寄せる男の子がいい!

「好き」という思いは本当にものすごいエネルギーを生むなあ・・・と感じます。

 

恋愛って何なんですかね、ホント。

絶対他の人には出来ないことでも「好きな人」相手だったら出来てしまうことがあるんですよね。

 

この作品は、そんなピュアな恋する気持ちを思い出させてくれる作品。

僕は普段、こういったド直球な恋愛物は見ないのですが、この作品に関しては見れました。

 

きっと2人がとてもピュアで不器用で、まっすぐなのが良かったのかな・・・。

だから、普段恋愛物を毛嫌いしている非リア充の仲間達も安心して見ておくれ!笑

 

 

第9位:四月は君の嘘

(C)新川直司・講談社/「四月は君の嘘」製作委員会
アニメ「四月は君の嘘」より引用

人を想うことの素晴らしさに泣ける。
感情が溶け合った音楽の壮大さに泣ける。

 

漫画も実写映画も人気だったため、知っている人はとても多い作品だと思います、

音楽を通して1人の高校生が挫折と再生をしていくことが大まかなストーリー。

 

今、ありきたりだと思いましたね?

そう、ありきたりなんです。

 

良くあるパターンです。

何か夢中になっていたものに大きな壁が立ちはだかり、目を背けたくなってしまったのですが、「何か」や「誰か」をきっかけに再びその道を歩もうと決心をするストーリー。

 

「四月は君の嘘」の場合は「ピアノ」に対して挫折感を味わい、「誰か」によって救われるという物語です。

しかし、この作品の素晴らしいところはストーリーに沿った音楽。

音楽家を目指す学生達が物語の軸となるのですが、そのキャラクター達が要所要所にある演奏会のシーンでそれぞれの楽器を演奏します。

 

その旋律がやばい。

 

僕は特に音楽に詳しいと言うわけではなく、クラシックなんてもってのほかなのですが、知らなくてもこの楽曲達が丁寧にキャラクターの心情を表わすように弾かれていることが分かります。

マジです。

嘘だと思うなら1回見てみて下さい。

 

僕は完全に流し見をしようと決め込んだ作品だったのですが、演奏のシーンで見とれてしまって全ての話数をしっかり見てしまいました。笑

 

その演奏と物語の進行が実に素晴らしい。

ラストなんかはわかりきっているのですが、それでも泣いてしまうというものすごいパワーを持った作品です。

特にヒロインの子が心に思う強さと、それに触発される主人公の演奏。

これが胸を打ちます。

 

 

第8位:シュタインズ・ゲート

(C)2011 5pb./Nitroplus 未来ガジェット研究所
アニメ「STEINS;GATE」より引用

打ちのめされても立ち上がった
その先の景色に泣ける。

 

主人公、岡部倫太郎の痛々しいほどの中二病っぷりに初めは苦手意識を持つ人もいるかもしれませんが、そこをこらえて見てみてください。

絶対後悔はさせません。

 

ヒロイン牧瀬紅莉栖の死を目の当たりにしたその日から岡部は世界線を移動しても記憶が引き継がれる特別な力(リーディングシュタイナー)を手に入れます。

詳しいことは是非とも本編を見てください。

そして本編を見た方はこの記事をご覧下さい。

 

 

何度タイムリープを繰り返しても死の運命を避けられない。

その現実に苦しみ奮闘する中で、岡部の心が崩れて自分の中二病設定を全て否定する場面は、胸が締め付けられます。

 

岡部が中二病設定を自分に課した経緯には、思わずグッとやられました。

「All for one」すべては一人のために。

純粋で一途な主人公、必見です。

 

「エル・プサイ・コングルウ」この言葉の意味は鳥肌ものです。

 

 

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第7位:コードギアス

©SUNRISE/PROJECT GEASS Character Design ©2006 CLAMP・ST
アニメ「コードギアス」より引用

「命をかける」という想いの強さに泣ける。
1人の男の生き様に泣ける。

 

続いて紹介するのは「コードギアス」。

この作品は、世界のほとんどを牛耳っているブリタニアという国を、本気で滅ぼすことを考えている1人の高校生の話。

 

1行で書いてしまいましたが、これはそんな簡単な話ではありません。

大きな大きな権力に背くと言うことは、高校生ながら時には人の命を背負い、人の人生を背負い、友人を裏切り、家族を欺かなければいけません。

それら全てをたった1人の高校生が担うのです。

 

よほどの覚悟がなければ出来ないこと。

そんな彼は1話目から名言を残します。

「撃って良い奴は撃たれる覚悟があるヤツだけだ。」

 

彼はまさにこの言葉通りのことを実践し続け、壮絶なラストを迎えます。

そこには欺いた家族がいて、裏切った友人や仲間がいて・・・関わった全ての人がその時にやっと彼の全てを悟ります。

 

ただの権力に逆らうような作品ではなく、逆らう過程やその結果にものすごいストーリーとメッセージが込められた素晴らしい作品。

ちょっとシリーズは長いですが、見て後悔するような作品ではありません。

人生の彩りを増やすためにも是非ご覧下さい。

 

 

第6位:REゼロから始める異世界生活

©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」より引用

全ての絶望を払拭する
愛と勇気に泣ける。

 

タイムリープものの主人公の辛いところは、自分だけがその先の記憶がある、というところですよね。

皆が笑っていても、その先に危険が待ち構えていることを自分だけは知っている。

しかし伝えようにも信じてもらえず、一人孤独に戦うしかない。タイムリープものには珍しい設定として、主人公スバルは死ぬとある一定の場所まで時間を遡って生き返ります(セーブポイントみたいですね)。

 

魔法が溢れる異世界に飛ばされたにも拘らず、死んだら戻ること以外に特別な力は何もありません。

目の前で殺されようとしている人を救うために、死んでは対策を立て、また死んでは手段を変えて臨み、ということをスバルは何度も繰り返していきます。

 

ヒロインのレムを助けようと何度タイムリープを繰り返しても救うことができない。

気が狂いそうになったスバルはとうとう諦め、逃げだすことを提案します。

 

そこでレムがスバルにかけた言葉は、荒んだ心にグッときて思わず泣いてしまいます。

アニメは第1期しか放送されていませんが、その中には怒濤の鬱・絶望的展開が詰め込まれています。

その全てを救ったのがレムの言葉。

それまでエミリヤ推しだった人も、あの言葉を聞いたらレム推しにならざるを得ない。

日本国民を味方に付けた儚い告白をどうかご覧下さい。

 

こんな言葉をかけられたら、どんなに過酷な運命が待ち受けていても逃げ出すわけにはいきませんね。

スバルの奮闘をぜひご覧ください。

 

 

第5位:蛍火の杜

©緑川ゆき・白泉社/「蛍火の杜へ」製作委員会
劇場アニメ「蛍火の杜へ」より引用

純粋すぎる「恋」という感情に泣ける。
切ないのに幸せすぎる感情に満たされて泣ける。

 

続いて紹介するのは「蛍火の杜」。

人に触れられたら消えてしまうと言う掟を課せられている妖怪と、1人の女の子の感動ストーリー。

 

この作品は短編の映画なのですが、淡々と進むストーリーながらもどこか落ち着く雰囲気を漂わせ、温かいもので視聴者を包んでくれる易しい作品です。

これもまたオチが見えてしまっているかもしれませんが泣ける作品。

 

ラストを迎える際には、誰もが切ない恋心・・・「消えたいけど、消えたくない・・・でも良かった」という思いに共感できます。

いやあ、ホント「誰かを思う」って素敵なこと。

そして同時に人を大きく成長させてくれる感情ですね。

 

非常にシンプルで、尺自体も短いので見やすいので是非ご覧下さい。

かといって軽い気持ちで見たら号泣しちゃうので気をつけて下さい。笑

 

 

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第4位:とらドラ!

(C)竹宮ゆゆこ/アスキー・メディアワークス/「とらドラ!」製作委員会
アニメ「とらドラ!」より引用

誰かを思うが故に抱く葛藤や切なさ。
誰かを思うが故に抱くずるさや駆け引き。

それでも最後に辿り着くのはより純粋な想い。

そんな感情の連鎖に泣ける。

 

続いてご紹介するのは「とらドラ!」。

5人の高校生を取り巻く実らない恋の連続を描いている作品です。

しかし、その中でそれぞれが選択していく道、葛藤する思い、ずるい気持ち、素直になれない態度・・・などなど、とても人間らしくて僕は好きです。

 

10年以上前に放送された作品ですが、今もなお語り継がれている伝説の作品。

特に2クール目のエンディングテーマ「オレンジ」。

この作品を見るならば、是非ともこれに注目して欲しいですね。

 

この曲は登場する3人の女の子がそれぞれソロで歌うパートがあります。

その歌詞がキャラそのものの心情過ぎて泣ける・・・。「あー、やっぱりそういう気持ちだったんだなー・・・」と切なくなってしまいます。

 

この女の子の声を努めた声優さん達は演じるに当たって、それぞれのキャラの心情、シーンなどについて相当話し合いをしたそうです。

それゆえに、声の演技がめちゃくちゃ素晴らしい。

是非声優さんの表現力にも注目してみて頂きたい作品です。

 

 

 

泣ける感動のアニメランキング3位~1位

さて、第4位までご紹介しました。

色んな感情を刺激してくれる素晴らしい作品ばかりですが、ここから紹介する作品も負けず劣らず素晴らしい作品。

アニメ史にも残る名作ばかりですので、是非ともチェックして下さい。

 

では、さっそく3位から紹介していきます!



第3位:あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

©ANOHANA PROJECT
アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」より引用

自分と向き合う心の強さに泣ける。
人を想う心の綺麗さに泣ける。

 

さあ、第3位は「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」・・・通称「あの花」です。

実写のスペシャルドラマでも反響がすごかったので、ご存じの方も多いと思いますが、めちゃくちゃ泣けます。

 

高校生でありながら引きこもりの主人公「じんたん」と彼のすぐ隣にいる女の子の幽霊「メンマ」。

昔、幼いころに事故で死んでしまった「メンマ」は「じんたん」にしか見えません。

今ではご無沙汰していた幼馴染たちが集まり、最初こそ見えない「メンマ」を信じませんでしたが、次第に「なぜメンマが成仏しないのか、何が心残りなのか」をみんなで手探りしていくことになります。

 

幼いころの屈託のない付き合いと比べ、高校生の彼らはずいぶんとぎくしゃくしつつ、「メンマ」の死がそれぞれに傷を残していることもわかってきます。

だからこそラストで「メンマ」との別れのシーンは感動しました。

 

アニメの総集編+αで構成されている劇場版があるのですが、本編を見た人ならばサクッと劇場版だけで泣けます。

僕は劇場版を6回以上見ていますが毎回泣いてます。

サクッと泣きたいときにおすすめ。笑

 

人のずるいところ、弱いところを思春期を迎えた高校生の男女が表現しており、そのずるさを受け入れ、弱さを共有したときに起こる奇跡。

 

そしてエンディングも鳥肌物ですね。

1昔目に流行った夏の名曲を登場キャラクターの女性声優さんがカバーしているのですが、あれ、見た人みんなブルッたでしょ?!笑

 

「それ流しちゃうかー・・・」っていう。

僕はリアルタイムで放送されていた当時にテレビで見ていました。

何の情報もなしに視聴していたのですが、もう1話目から神作品の臭いがすごかったです。笑

 

この作品はおそらく後世に語り継がれる作品になると思いますので、1度は見てみることをおすすめします。

 

「あの花」にはこんな感想も寄せられています!

男1

小学生時代にいつも一緒にいた仲の良い6人グループ「超平和バスターズ」。
小学生時代に不慮の事故ヒロインの本間芽衣子(めんま)が死亡してしまい、それ以降残された5人は徐々に関わりが薄くなってゆく。
物語は主人公、宿見仁太(じんたん)の前に死んだはずのめんまが幽霊として現れたところから、始まります。
幽霊のめんまのすがたは、仁太にしか見えず、超平和バスターズはまた少しずつ関わりをもつようになりますが、めんまの死が5人に落とした影は大きく、めんまの存在を伝えきれない仁田と、めんまが見えない仲間たちのもどかしさ、それぞれの感情が渦巻き、過去のトラウマに向き合っていきます。
5人がそれぞれ苦悩し、対立し、関係が崩れていく場面もあります。
しかし、その場面があったからこそ最後に全てを吐き出して、全員がめんまの存在を感じられるようになった瞬間は視聴者に大きな感動を生みます。最終回は涙必須です。

 

 

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第2位:宇宙よりも遠い場所

©YORIMOI PARTNERS
アニメ「宇宙よりも遠い場所」より引用

駆け引きのない純粋に思い合う友情に泣ける。
ド青春の真ん中に泣ける。

 

第2位に紹介するのは「よりもい」の愛称で親しまれている「宇宙よりも遠い場所」。

「女子校生 ✕ 南極」のテーマを描いた作品です。

「ノーゲームノーライフ」を制作したスタッフが送る完全オリジナル作品とのことでしたが、正直放送前にはあまり期待していませんでした。

 

しかし、放送されるやいなやほぼ毎話泣いてた気がする・・・。

それくらい毎話心が動かされていました。

 

出演していた声優さんがラジオで語っていましたが、台詞や構成に一切の無駄がないのがこの作品の特徴。

13話という短い構成の中に、制作陣が語りたい全てのことを詰め込み、それを伝えるためだけの台詞だけで成り立っています。

だから1話の中にギュッ、ギュッとあらゆる要素が詰め込まれているんですよね。

 

それでいてごちゃごちゃ感が一切なく、物語に引き込まれていきます。

 

そしてその無駄のない台詞を表現するプロフェッショナル達の面々がすごい。笑

主要キャラを始め、脇役達にも凄腕の声優さんが散りばめられています。

 

あとはBGMもスゴイし、演出も・・・とか話し出すとキリがないんですが。(^_^;)

とにかく本気で作り上げた感がもの凄く伝わる珠玉の名作。

 

是非、一切の駆け引きがない純粋なド青春物語を1度ご覧下さい。

もう既に見た人はコチラの記事で振り返って見て下さい。

 

 

第1位:CLANNAD(クラナド)

(C)VisualArt’s/Key/光坂高校演劇部
アニメ「CLANNAD」より引用

人生の深さに泣ける。
それに尽きる。

 

はい、せーのっ!

「CLANNADは人生!」

 

ありがとうございます。

人生いろいろありますよね・・・。

 

恋人と喧嘩した?

親と上手くいかない?

親友と殴り合いをした?

絶対に守りたい人が出来た?

叶わない夢を見ている?

救えない命があった?

 

CLANNADは、その全てを現していると言っても過言ではない作品です。

だから泣ける。だから神作品。

 

絵に対して好き嫌いがはっきり分かれる部分かもしれませんが、見た方がいい。

そんな障壁はいくらでもぶちこわせる。

とりあえず見てみて下さい。

 

この作品に関しては多くを語らない方が良いかな・・・。

とにかくスゴイ奥深い素敵な作品。

アニメ史に深く深く名を残している名作ですね。

 


 

以上が僕が勧める泣けるアニメランキング。

 

年を取ると涙もろくなるといいます。

僕の場合若いころから結構涙もろいんです。

この間なんか「ゲゲゲの鬼太郎」で泣いてしまいました。

日曜の朝から。(ちなみに”厄運のすねこすり”の回です。)

 

一言に感動して涙を流すといっても、様々な種類があります。

悲しみに共感する涙、心温まり思わず流れる涙、自信の人生を振り返り、こうであったらよかったなあと流す涙。

今回紹介したアニメが、皆さんの感動の琴線に少しでも触れることができたらと思います。

 

泣きたいときに、ビールのお供にでもどうぞご覧下さい!