日本刀が似合う女の子は、イイ!
類似例としては「銃と女の子」もありますが、ゴツく鋭い武器と、柔らかく可愛い女の子……そのミスマッチさには、不思議な良さがあります。
懐かしの作品では「セーラー服と機関銃」というのも、ありましたっけ(アニメではありませんが……最近リメイクされましたし)。
今回はそんな、日本刀が似合う女の子達をご紹介させて頂きます。
強く凛々しく勇ましく、そして可愛い。
ぜひ視聴して、その魅力を感じてみて下さい。
日本刀が似合う女の子キャラクターまとめ
「灼眼のシャナ」シャナ
(C)高橋弥七郎/アスキー・メディアワークス/『灼眼のシャナ』製作委員会
アニメ「灼眼のシャナ」より引用
「灼眼(しゃくがん)のシャナ」からは、ヒーロー兼ヒロインの、シャナ嬢を。
「炎髪灼眼の討ち手」として戦う、凛々しい系のヒロインです。
ちなみに原作は同名のライトノベルで、そちらもかなりオススメ。
イラスト担当はかのいとうのいぢさんで、かなり可愛いですし。
もちろん、アニメシリーズの絵柄もとてもキュートです!
物語の舞台は、とある街。
そして主人公は、坂井悠二(さかいゆうじ)という高校生の少年です。
ごく普通の学生だった彼の日常は、ある日突然破られます。
それは異界の住人「紅世の徒」(ぐぜのともがら)と、それと戦う異能者「フレイムヘイズ」の戦いに巻き込まれたから。
その「フレイムヘイズ」側の戦士が、後にシャナと呼ばれる、名無しの少女でした。
長い黒髪に、小柄な身体。
そして、凛々しく意思の強い顔立ち。
普段は黒い髪と目は、戦う時は真っ赤に染まります。
二つ名の通りに……。
悠二は彼女によって人間の存在を奪い、密かに消し去る「紅世の徒」の存在を知ります。
そして他ならぬ自分自身が、既に存在を奪われ、静かに消え行く途中の「トーチ」であることも……。
完全に消えれば、後は最初から存在しなかったことになるだけです。
ショックを受ける悠二ですが、行き掛かり上「囮」として、シャナに協力することに……。
こうしてシャナと悠二、二人の奇妙なバディ関係が始まりました。
元人間ですが、「アラストール」に育てられ契約したことで、不老不死になったシャナ。
その為外見は幼く、一般常識や人間の感情の機微に疎い面があります。
名前もありませんでしたが、愛用の大太刀「贄殿遮那」(にえとののしゃな)から、悠二にシャナという名前を与えられました。
最初は使命のことしか頭にありませんでしたが、悠二やその家族、友人と触れ合ううちに、徐々に年相応の人間として、感情を知っていきます。
母のような悠二のお母さん、ライバルにして友人の、クラスメイト女子。
そして、父や兄のように彼女を見守る、パートナーのアラストール。
何より、シャナに名前を始め色々なモノを与えた、悠二。
今まで戦いの為だけに生きてきたシャナは、自分の中に芽生えた感情が何か分からずに悩みます。
それは、悠二への淡い恋心なのですが……。
戦う際の凛々しい姿と、日常生活の年相応な可愛さ。
そのギャップが堪らない、大太刀振り回しヒロインです。
また実は大の甘党で、買い物する時は甘味を大量にカゴに入れます。
好物はメロンパン。
しかも果汁無しの、「非本格派」好き。
そんなシャナの姿を、ぜひアニメで確認してみて下さい。
テレビシリーズにOVAと、色々ありますので……。
「緋弾のアリア」星伽白雪
(C)2011 赤松中学・株式会社KADOKAWA メディアファクトリー刊/東京武偵高校
アニメ「緋弾のアリア」より引用
「緋弾(ひだん)のアリア」からは、メインヒロインの一人、星研白雪(ほとぎしらゆき)を。
主人公の遠山(とおやま)キンジの幼なじみであり、彼を一途に慕う乙女でもある白雪。
武力を行使する探偵、通称武偵(ぶてい)であり、その中でも珍しい超能力者「ステルス」の一人。
ちなみにこちらも原作は同名のライトノベルで、イラストはこぶいちさんです(メチャメチャ可愛い絵です)。
白雪は由緒正しい「星研神社」の巫女であり、高校では手芸部、園芸部、女子バレー部の部長に加え、生徒会長までこなすスーパーウーマン。
容姿は長い黒髪にグラマーな肢体を持つ、美少女です。
童顔でスレンダーなアリアとは、好対照な白雪。
またアリアとは、キンジを巡るライバルでもあります。
そう、白雪はとにかく「キンちゃん命!」な女の子。
幼い頃からキンちゃん(キンジ)のお嫁さんになり、幸せな家庭を築くことを夢見ています。
その為家事全般をバンバンこなし、料理も上手な白雪。
彼に手料理を振る舞ったり、アピールも欠かしません。
鈍感なキンジには、いまいち伝わっていませんが……。
しかし白雪は同時に、恋仇には容赦しません。
実力行使でアリアをやっつけようとしたり、アリアのご飯だけ白飯オンリー(箸立て)にしたり、かなり露骨です。
まあ、対するアリアも実力行使上等な子なので、良いライバルと言えるかも……?
ちなみにすぐ妄想に耽る傾向があり、しかもどんどん暴走しています。
「既成事実」を作ろうと、彼を押し倒したこともある程です。
キンジとの甘い結婚生活を夢見る白雪。
果たして、その夢は叶うのか、否か……?
そんな白雪ですが、大和撫子風な外見とは裏腹に、腕っぷしは確かです。
鎖鎌に機関銃、日本刀を使いこなし、更に超能力という切り札まで……。
彼女の秘密の名は、「緋巫女(ひみこ)」。
愛刀の「色金殺女」(いろかねあやめ)に炎を纏わせ、ジャンヌ(ジャンヌ・ダルク30世)を始めとする、強敵達と渡り合ってきました。
ちなみに、白雪の別名には「火焔(かえん)の魔女」というモノも。
おしとやかな外見ながら日本刀を振りかぶり、炎を操る。
冷たい雪と、熱い炎。
大和撫子と、過激なヤンデレ。
その二つを兼ね備えた、稀有な存在です。
白雪もまた、魅力的な刀使いガールの一人なのです。
「HELLSING ヘルシング」由美江
平野耕太/少年画報社・Hellsing製作委員会
アニメ「HELLSING」より引用
「HELLSING ヘルシング」からは、目隠し刀遣いシスターの「由美江」(ゆみえ)をご紹介します。
ちなみに彼女、テレビシリーズには登場しません。
原作とOVA版のみの登場です、残念なことに……。
主人公側と敵対する組織、「イスカリオテ」のメンバーである由美江。
シスター服に長いウェーブの黒髪。
前髪で目元を隠したスタイル。
普段はとても無口ですが、いざという時は感情を剥き出しにして、敵に躍りかかります。
上司であるアンデルセン牧師が人を捨てて怪物になり、因縁の敵アーカードとの闘いに命を燃やした後……。
突然現れた男・ウォルターがアンデルセンの死体を踏みにじり、侮辱する行為をしました。
命を賭けて戦った上司を「ゴミ」と呼ぶウォルターに激怒した由美江は、日本刀を抜いて彼に斬りかかります。
「居合術・縮地」で背後をとり、必殺の剣をお見舞いした由美江……。
しかしウォルターの鋼線に全身をバラバラにされ、呆気なく命を落としてしまいました。
それを見た相棒のハインケルは、ウォルターへの復讐を決意し、最後まで彼を追い続けます。
ちなみにハインケルと由美江、そして上司のマクスウェルは、ともにアンデルセン牧師の孤児院出身です。
彼らにとってアンデルセンは単なる上司ではなく、育ての父親のような存在だったのかもしれません。
あっという間に退場してしまいましたが、「シスターの格好をした殺し屋/狂信者」ということで、やたらとキャラが立っていた由美江。
登場時間の短さの割に、印象に残る日本刀ガールでした。
なお原作漫画の1~3巻には、本編と少々異なる設定の読み切り「CROSS FIRE」が掲載されており、そちらでは由美江とハインケルの活躍がたっぷり拝めます。
OVAと併せてチェックすると、面白いかもしれません。
以上が日本刀が似合う女性キャラクター。