アニメの原作は漫画やライトノベルが多いです。
原作のストックは十分あるのに、アニメの続編が制作されない・・・ということ、ありませんか?
アニメファンとしては、原作に手を付けない人も多いでしょう。
だからこそ、アニメの続編を強く望んでいるわけですが・・・その望みは薄い・・・。
そんな作品を6つ用意しましたのでご覧ください。
マンガやライトノベルで人気がある作品はアニメ化されるのが当たり前な時代。
そしてアニメでも人気か出れば続編である2期が作られ、それでもまだ人気があれば3期が作られ・・・
日本の漫画、アニメ文化は一大エンターテイメントと化し、大きな賑わいをもったコンテンツと化しました。
かつてのように毎週必ず放送しなければならないというしがらみがなくなったため、「安易な引き延ばし」や「オリジナル展開」がなくなり、原作のファンを失望させるという負のループが起きにくくなったとはいえ、
人気が一定以上でないとアニメが1期で終わってしまうというは大きなデメリットですよね。
まあ、結局制作費がかかるわけですから、発売されたDVDが売れなければその続編を製作したってしょうがない・・・という結論に至るわけです。
好きな作品で2期が作られないというのは寂しい限りです。
今回はマンガやライトノベルが原作のアニメで、2期または3期以降を作ってほしいけど望み薄だな・・・・・・・・
と絶望を抱えざるを得ない作品を紹介したいと思います。
目次
続きがアニメ化されて欲しい作品
1.涼宮ハルヒの憂鬱(原作:ライトノベル)
(C)2006 谷川 流・いとうのいぢ/SOS団 (C)2007,2008,2009 谷川 流・いとうのいぢ/SOS団
アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」より引用
10年ほど前に大ブレイクしたライトノベル、涼宮ハルヒシリーズをアニメ化したものです。
びみょーに非日常系ストーリーと言われ、これまでにはなかった新ジャンルを切り開いたと当時は絶賛されていました。
アニメのエンディングを飾るダンスはファンたちが実際に踊って動画をアップする動きが世界的に流行し、ライトノベル、アニメだけではなく、一大コンテンツへと成長しました。
原作がある時点ピタッと刊行されなくなってしまいました。
今でも続きを読みたいというファンの声があるようですが、今のところその気配はありません。
その影響なのか・・・原作はまだストックがあるにもかかわらずアニメの続きは作られていません。
「涼宮ハルヒの憂鬱」がアニメ化され、「涼宮ハルヒの消失」が映画化され・・・そのクオリティの高さから是非とも続きを見たくなる作品ですよね。
続きが作られない理由は、アニメが中途半端に終わってしまうことを危惧してなのか・・・ほかに理由があるのかはわかりませんが、なんとも寂しいことです。
原作にしても、あまりに人気が上がりすぎて作者にプレッシャーがかかってしまったのが原因なのか。汗
ただ、最終的な落としどころが無くても成立する作品ですのでこれはこれで良い・・・とも言えます。(;´Д`)
2.キングダム(原作:マンガ)
いま最も熱いマンガの一つ。
キングダムは2度アニメ化されましたね。
1期の何でもかんでもCG化したのはさすがに気に入りませんでしたが、2期はCGも少なめになっていてとても楽しめました。
そのため、3期を強く望んでいます。
個人的に、古代中国の歴史にはすごく興味があることも理由の一つです。
アニメの2期もこれから大きなことが起こるなと匂わせているところで終わっているため、3期を作らないほうがむしろすっきりしないと思うのですが、なんで作られないんでしょうか。汗
原作も大人気ですし、ゲーム化もされたりして経済効果も期待できそうなものだと思うのですが・・・。
原作もあれからだいぶ進んでストックは十分ありますし、ここらでアニメ続編決定!と代替的に宣伝が流れることを期待しています。
3.六畳間の侵略者!?(原作:ライトノベル)
1期だけじゃダメだろ!と強く思うのがこの作品です。
ライトノベルが原作で、アニメ1期は原作では7巻までの内容となっています。
原作は現在26巻まで出ているのでストックは十分すぎるほどあります。
なぜこの作品のアニメ化が1期だけじゃだめだと思うかというと、1期までの内容は導入部分だからです。
プロローグなのです。
ようやく各キャラクターたちの立ち位置や舞台背景が大まかに整い、ここから物語が大きく動き出すぞというところで終わっているのです。
(C)2006 健速・SILVER LINK./ころな荘管理組合
アニメ「六畳間の侵略者!?」より引用
原作でいうところの7.5巻からがこの作品の本当のスタートなのです。
ですが、アニメはその直前で終わってしまっている。
これでは原作の魅力をアニメで何一つ表現できてないといっても過言ではありません。
7巻もかけて準備を整えるという形態がライトノベルの中でも特殊なためアニメ化もいろいろ大変なんだろうとは思いますが、このままでは原作組としては消化不良もいいところです。
せめてもう1期、ストーリーが大きく盛り上がるところまではアニメ化してほしいと思います。
あえてなのかなあ・・・(;´Д`)
あえて、日常系を強く押し出した作品としてアニメ化したのかなあ(;´Д`)
でも、それじゃ原作ファンが黙ってはいませんぜ?
4.信長協奏曲(原作:マンガ)
CGアニメは個人的には好きではないのですが、この作品はCGであってもすごく楽しめた数少ないアニメです。
あまりに面白かったのでアニメを見終わった後原作を読んでしまったほどです。
実写映画化もされた作品ですし、知名度はそこそこあるようですね。
テーマが信長ですし、タイムスリップもので入れ替わりものというなんともありきたりな内容なのに、主人公のキャラクターがあまりに面白く魅力的なためについつい続きが読みたくなってしまう、不思議な魅力がある作品です。
できればCGではなく普通に、無理ならCGでもいいからなんとか2期を作ってほしいと思います。
5.ちはやふる(原作:マンガ)
文科系と見せかけて、バリバリのスポコン系漫画「ちはやふる」。
青春に泣いて、青春に歓喜して、1つの事に全力を捧げる若者たちの汗と共に、嫉妬や妬みという裏側の「嫌な思い」も演出しながら、全員が確実に前に進んでいくというなかなか他では出会えない素晴らしい作品です。
バリバリ三角関係なのにもかかわらず、少女漫画特有のドロドロ感を前面に出し過ぎず、それさえも爽やかな香りを付けて描けているのが「ちはやふる」という作品の不思議な魅力ですね。
©末次由紀/講談社・VAP・NTV
アニメ「ちはやふる」より引用
アニメ作品は2期まで制作されています。
主人公のちはや達が2年生になって全国大会が終了し、強豪校の合宿に参加するところで終わっています。
ちょうど、ここから3年生の大会へ勢いをつけていく・・・というところです。
正直、めちゃくちゃ・・・続き見たい・・・。笑
合宿に参加することでちはやが何かをつかむことは目に見えていますし、
それに太一が抱える恋心のモヤモヤがどうなっていくのかも気になります!
3年生になって迎える全国大会では新が団体チームを作ってくるのかも気になります!
わたし、気になります!
って事で6つ目の作品として紹介したいのは「氷菓」です。
6.氷菓(原作:ライトノベル)
©米澤穂信/角川文庫・京都アニメーション/神山高校古典部OB会
アニメ「氷菓」より引用
氷菓はライトノベルと小説の中間というか何というか・・・小説よりですかね。
ものすごくち密に描かれた設定から導き出されるやや強引かともいえるような「答え」。
その「答え」を導き出すある高校の古典部を中心に物語が進んでいきます。
青春ミステリー・・・みたいなカテゴリですかね。
淡々と物語が進んでいくのですが、大きな驚きが突然やってきます。
不思議な魅力を持った作品ですね。
アニメ作品はとても丁寧に作りこまれており、原作が持つ魅力を動画で見後に表現しています。
この作品の続編に関してはたくさんの人が待ち望んでいますが・・・
アニメで26話一気に放送された内容が、10年かけて原作で描かれた内容だったため、
アニメの続編は10年後説が流れています。笑
原作はガチ物のミステリー作品とは一線を画している存在かもしれませんが、めちゃくちゃ丁寧に作りこまれています。
そのため、制作にはさぞかし時間がかかるのだと思います。
ただ・・・ただ・・・いちファンとしては是非ともこの世界観をもっと楽しみたいですね。
10年後でもいいので、ぜひとも続きを製作してもらいたいものです。
7.BLEACH(原作:漫画)
久保帯人/集英社・テレビ東京、電通、studioぴえろ
アニメ「BLEACH」より引用
ほとんどのエピソードは映像化済み、更にオリジナルストーリーと映画まであるのに、なぜか最終章だけがアニメ化させていない本作。
思いがけないラストを迎えたこともあり、映像化を熱望する人は多いみたいです。
特に、「最終回をアニメで見たい!」という。
ネタバレになるので、そのあたりは詳しく説明出来ないのですが……。
ドイツ風のキャラクターやスタイリッシュな軍服、雪と氷の宮殿など、アニメ映えしそうなポイントが多いです。
個人的には最終回より、むしろその手前を映像で見たいです。
最強の敵、「見えざる帝国」(ヴァンデンライヒ)の侵攻。
倒れていく仲間達、死の淵からの生還。
そして、死神達の反撃開始……。
特に、今まで最強だった朽木白哉(くちきびゃくや)と更木剣八(ざらきけんぱち)の敗北と、そこからのパワーアップは必見エピソードです。
そして、初期からの謎だった、剣八が尊敬する「八千流」(やちる)の正体と二人の対峙は、ぜひ声付き、音付き、動き付きで見たいです。
何せ、八千流の正体は……いえ、これ以上はネタバレになりますね……割愛します。
他にも、八番隊の隊長・京楽春水(きょうらくしゅんすい)と副官・伊勢七緒(いせななお)の、意外な因縁なども(本当に意外でした)。
十二番隊ツートップ、クロツチ父娘の知られざる過去と絆も……(かなりグッときます)。
最終章最大のポイントは、主人公・一護(いちご)の友人兼ライバル・石田雨竜(いしだうりゅう)くんが、なんと敵の陣営「見えざる帝国」に加わってしまったこと。
まさか裏切りか!?と、ファンをヒヤヒヤさせました。
実はそこにも、深い理由があるのですが……。
初めて明かされる、一護の父と雨竜の父、そして一護の母の出逢い。
ようやく初披露する、副主人公・朽木ルキアの奥義・卍解とは。
敵側の新キャラクター、ハッシュヴァルトにバズビー、ジジ。
何より、敵の親玉ユーハバッハと、死神のトップ、山本元柳斎の関わり……。
今まで登場したキャラクターのほとんどにスポットが当たるので、長年のファンには嬉しいです。
本当に一瞬しか登場しない人もいますが……。
あのカッコいいオープニング、エンディング映像を含めて、ぜひ新作を作って欲しいです。
8.魔術士オーフェン(原作:ライトノベル)
秋田禎信/富士見書房・J.C.STAFF
アニメ「魔術士オーフェン」より引用
「オーフェン」のテレビシリーズは、良くも悪くも原作とまるで異なる、オリジナルストーリーでした。
なので続編だけ、原作に忠実に映像化しても、アニメ版しか知らない方は戸惑うかもしれません。
しかし、近年刊行された続編特装版には、なんと完全録り下ろしのCDドラマが封入されていました!
つまり、声優さんだけはバッチリ配役済み、しかも皆さん既に、役にすっかり慣れておられるのです。
主人公のオーフェンは、アニメ版と同じく森久保さん。
ヒロインのクリーオウ役も、同じく飯塚さん。
新作から初登場の主人公の甥・マヨールくんは梶裕貴さんで、イメージにピッタリですし。
素人考えかもしれませんが、声の配役が準備万端なら、ゼロから企画を作るよりは、話が早いのではないか……と。
いや、そんなに簡単ではありませんよね。
それでも、良い感じに年齢を重ねたキャラクターや、主人公とヒロインの娘達、次世代メンバーなど、美麗な作画とイキイキした声で、ア
ニメになって欲しいな……と、つい願ってしまいます。
2019年は、シリーズ開始から25周年らしいですし……駄目ですかね……?
9.物語シリーズ(原作:小説)
©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト
アニメ「物語シリーズ」より引用
2017年夏に「終物語」(オワリモノガタリ)が放送され、ひとまず区切りがついた本作。
主人公の暦くん達もめでたく高校を卒業し、キリが良い部分で止まっています。
しかし原作小説は、その後もどんどん続きが刊行されています。
卒業後の春休みの出来事を描いた作品や、吸血鬼・忍ちゃんの過去を描いた作品。
更に未来の、社会人になった彼らを描いた作品……。
個人的にはパラレルワールド的な味わいのある「続・終物語」のアニメ版が見たいなあ……と思っていたら、なんと2018年の夏に放送が決
定したとのこと。
約一年ぶりの新作、メチャクチャ楽しみです!
「あの方」のデレ姿が、早く見たい……。
10.らんま1⁄2(原作:漫画)
高橋留美子/小学館、スタジオ・ディーン
アニメ「らんま1/2」より引用
やっぱり途中までしかアニメ化していないのが、「らんま」です。
乱馬(らんま)のライバル・良牙(りょうが)の彼女・あかりちゃんも、まだアニメでは登場していませんし。
訳あって離れて暮らしている母・のどかさんとの再会も、まだ果たされていませんし……。
何より、主人公乱馬とヒロインあかねちゃんの、恋の決着もついていません……。
明らかに両想いなのに、なかなか素直になれない二人。
終盤ではかなり進展するので、そこをぜひ、声と動き付きで見てみたいです。
個人的に大好きな、バレンタイン話も合わせて……。
やっぱり山口勝平さん、日高のり子さんの声じゃないとね!
11.犬夜叉(原作:漫画)
©高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2000
アニメ「犬夜叉」より引用
犬夜叉は「完結編」で、最後までアニメ化したでしょ?と思われるかもしれません。
確かにその通りなのですが、実はまだ映像化していないエピソードがあります。
それは読み切り短編「あれから」です!
東日本大震災のチャリティー本に掲載されましたが、これは最終回の半年後を描いたお話なのです。
とても素晴らしい一作でした。
敵以外のレギュラーキャラが、故人を含め一通り登場しますし、皆が相変わらず元気な姿を拝めて、とても満足できます。
テレビアニメとは言わず、ODAなどで発売してくれたら絶対買うのですが……。
以上の11つがとくにアニメの続編を希望する作品です。
残念ながら途中までしか映像化されてないけれど、原作ファンとしては、ぜひ続きもアニメ化して欲しい!という作品はたくさんあります。
ファンの方も未視聴の方も、ぜひこの機会に触れてみて下さい。
そして同じく続編を待ち遠しく思う人は、あわよくば、公式に要望を送って下さい(私欲)。
他にも「とあるシリーズ」や「進撃の巨人」、「血界戦線」なんかも続きが気になりますが、これらは続編の放送がほぼ決まっています。
今回紹介した作品はあくまでも「望み薄」な作品。
どれも非常に魅力的で、原作も大好きなのですがやっぱりアニメも見たいというのはアニメファンとしての気持ちです。
ともかく、望み薄と知りつつ続編をこれからも待つことにします。